2024年2月16日に発売された Nintendo Switch 版「マリオ vs. ドンキーコング」をおすそわけプレイしてみました。本記事では、大人 2 人で遊んでみての率直な感想をご紹介しています。
この記事で紹介するゲーム
難易度 調整が絶妙
「マリオ vs.ドンキーコング」は、ドンキーコングに奪われた人気のおもちゃ「ミニマリオ」を奪い返すべく、マリオが仕掛けいっぱいのステージに挑む謎解きアクションゲーム。
各ステージは「前半」と「後半」の 2 部構成になっています。前半ではカギを入手し扉を開け、後半ではミニマリオを奪取します。
1 人プレイだと、ステージ前半で扉を開けるために必要なカギは 1 つだけですが、2 人プレイにすると 2 つに増え、扉が 2 重でロックされます。
扉のロックを解除するために、ステージ上に散らばっている「銀」と「金」のカギを集め、順番にロックを解除していきます。ステージの地形やギミックは 1 人プレイのときと大きな変化はないものの、この 2 つのカギの配置が絶妙なので難易度が一気に上がります。
難易度が上ると言っても、難解なパズルや複雑なギミックを解くような難しさではありません。必要なのは、ステージをよく観察して、「どうすればそこにあるカギを入手して、扉まで到達できるか」といった答えを導き出す力。なぞなぞを解く感覚に近いものがあり、頭の良さというよりも柔軟な考え方が求められるので、子供でも大人でも程よく楽しめます。
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子どもと気軽に遊べる
ステージをクリアするのに必要なアクションは、「移動」や「ジャンプ」といったシンプルな操作が基本。横スクロールのマリオと同じくらいに簡単なので、難しくはありません。
ただし、ときには子どもでは先に進むのが難しい場面もあります。そんなときは、「リトライシャボン」の出番。「L」+「R」を同時に押せば、もう 1 人のプレイヤーの近くまでシャボン状態で移動できます。これがあるので、アクションが苦手な子どもでも挫折することがありません。
ステージクリア型でサクッとプレイできるのも良いです。
ステージごとに制限時間が設けられていて、1 ステージあたり 200 秒くらい。1 ~ 3 分ほどでクリアできるので気軽にプレイできます。子どもと一緒にあそぶなら、「次のステージをクリアしたらお終いにしようか」と声掛けができるのも良いなと思いました。
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強制的に「時間制限あり」になるのは惜しい
1 つだけ残念だったのが、2 人プレイにすると難易度が強制的に「時間制限あり」になってしまうこと。
本作では難易度を「カジュアル」「クラシック」の 2 種類から選ぶことができ、「カジュアル」にすれば、ステージごとに設けられた制限時間が無制限になります。この難易度 選択は 2 人プレイだと無効になり、どのステージでも時間制限ありになってしまいます。親子やカップルで遊ぶなら、2 人でじっくりと相談しながら謎解きを楽しみたいので、この仕様は少し残念に思いました。
ただ、「ステージビュー」という機能を活用すれば、タイマーを止めてステージ全体をじっくり見渡すことができるので、時間制限があることはそれほど大きな支障にはならないかもしれません。ステージビューは、「R」ボタン(おすそわけプレイでは「SR」)を押している間、使用できます。
もし、子どものペースにあわせて時間をかけて 1 ステージずつクリアしていきたいのであれば、ステージビューを活用してみると良いでしょう。
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総評:
ゲームボーイアドバンス版のリメイク作である本作は、原作にはない新要素として 2 人プレイに対応しています。単純に 2P を追加しただけではなく、扉を開けるために必要なカギを 2 つにする、というひと工夫があるので、2 人プレイでも程よく楽しめる難易度に仕上がっています。
2 人プレイでは後半のステージの難易度がさらに上がり、大人でも手応えを感じるほどに。それだけに、クリアしたときの達成感は一塩です。謎解きが好きな人はぜひプレイしてみてください。
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