PlayStation 純正のワイヤレスオーディオ「PULSE Explore」と「PULSE Elite」は、ゲーム向けにチューニングされているプレーナーマグネティックドライバーが搭載されているため、そのままでも十分に高音質。ですが、設定を変えることでさらにゲームへの没入感を高めることができます。
ここでは、「PULSE Explore」と「PULSE Elite」の音質を劇的に変える設定を 3 つご紹介しています。いずれも簡単に設定できるので、この記事を参考に、ぜひ調整してみてください。
「PULSE Explore」と「PULSE Elite」の違い徹底比較|どっちがおすすめ?
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1. EQ(イコライザー)を調整する
EQ を調整することで、ゲームに適した音質、あるいは自分の好みの音質に変えられます。[コントロールメニュー]>[サウンド]>[EQプリセット]で調整できます。
EQ(イコライザー)とは
「EQ(イコライザー)」とは音質の補正のこと。
PS5 の EQ 設定では、「低域」「中低域」「中域」「中高域」「高域」の 5 つの周波数帯を調整し、自分 好みの音質にカスタマイズができます。たとえば、「高音を下げて重低音を強調し、迫力のある音に変える」といったことができます。
EQ の調整方法
まずは、PS5 と PULSE Explore / PULSE Elite を PS Link で接続します。
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接続すると、「誰がこの PULSE Explore を使いますか?」と表示がでるので、ユーザーを選択します。
PS ボタンを押してコントロールメニューを開き、「サウンド」を選択します。
サウンド設定の中の「EQプリセット」を選択します。
※ PULSE Explore / PULSE Elite のイコライザー設定は、2024年1月24日のアップデート(バージョン:24.01-08.60.00)で実装された機能です。各機器を最新版に アップデート してください。
EQ プリセットは、デフォルトで「標準」が選択されています。それ以外にも、「ベースブースト」と「シューター」の 2 つのプリセットが用意されています。ゲームに適したプリセットを選びましょう。
自分でプリセットを 3 つまで作成することもできます。スライダーを動かして、音域ごとに周波数レベルを調整してみましょう。
自作したプリセットは、右上の「…(点々)」で名前を付けられます。
EQ 調整のコツやおすすめの設定は コチラの記事 で紹介しているので、悩んだら参考にしてみてください。
PULSE Explore / PULSE Elite の EQ 調整方法とおすすめ設定
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2. 「3D オーディオ」を有効にする
3D オーディオを有効にすると、「PULSE Explore」や「PULSE Elite」から発生する音が立体的になります。[設定]>[サウンド]>[3Dオーディオ(ヘッドホン)]>[ヘッドホンで 3D オーディオを出力]で有効にできます。
3D オーディオとは
3D オーディオとは、ヘッドセットから流れる音を「ステレオ」から「3D オーディオ(3 次元の音)」へと変換し、ゲームへの没入感を高める機能のこと。平面的だった音が、無数のスピーカーに囲まれた部屋にいるような立体的な音になります。
3D オーディオの設定方法
3D オーディオを有効にする手順は次の通り。
- 設定
- サウンド
- 3Dオーディオ(ヘッドホン)
- ヘッドホンで 3D オーディオを出力
3D オーディオは、本体 設定の中の「サウンド」で有効にできます。PS5 で設定を開き、「サウンド」を選択してください。
※コントロールメニューの「サウンド」とは異なります。
サウンドメニューの中の「3Dオーディオ(ヘッドホン)」を選択後、「ヘッドホンで 3D オーディオを出力」を有効にします。
3D オーディオを有効にしたあと、メニューの中の「聴き比べる」を選択して、「ステレオ」と「3Dオーディオ」の聴こえ方を比べてみてください。
もし、「3Dオーディオの音が聞き取りにくい」と感じたら、「ステレオ」を選択して元の音に戻しましょう。
3. 個人用3Dオーディオプロファイルを作成する
「個人用3Dオーディオプロファイル」を作成すると、3D オーディオがパーソナライズされます。
[ヘッドホンで 3D オーディオを出力]を有効にしたあと、[個人用3Dオーディオプロファイルを作成]を選択し、測定後に適用されます。
個人用3Dオーディオプロファイルとは
「3Dオーディオ」を有効にしたら、あわせて設定しておきたいのが「個人用3Dオーディオプロファイル」です。
「個人用3Dオーディオプロファイル」とは、3D オーディオを、使う人にあわせてより立体的に聴こえるように微調整する機能。いくつかの測定を行うことで、より臨場感のあるサウンドに変化します。
個人用3Dオーディオプロファイルの作成方法
個人用3Dオーディオプロファイルの作成は、[ヘッドホンで 3D オーディオを出力]を有効にしたあと、[個人用3Dオーディオプロファイルを作成]の順に操作します。
画面の案内に沿って操作を進めると、測定がはじまります。聴こえてきた音に対し、「どの方向から音が聴こえるか」と「どこからどこへ音が移動しているか」をコントローラー操作で伝えます。
測定後、任意で追加の調整をすることもできます。
これらすべての測定に応えていくことで、その人に最適なオーディオプロファイルが作成され、PS5 本体に保存されます。
PS5「個人用3Dオーディオプロファイル」を作成する手順
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まとめ
「PULSE Explore」と「PULSE Elite」は、EQ(イコライザー)を調整することで、ゲームに適した音質、あるいは自分の好みの音質に変えられます。
あわせて「3D オーディオ」や「個人用3Dオーディオプロファイル」を有効にすることで、平面的な音を立体的な音に変えることもできます。
音の聴こえ方や好みは人それぞれなので、無理に設定を変える必要はありません。「EQ や 3D オーディオを調整してみたけど、何も変わらない(あるいは聞きにくくなった)」ということは十分にあり得ます。大切なのは、自分の聴こえ方にあった設定を選ぶことです。
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