PS5 純正のワイヤレスコントローラー「DualSense」が故障したので、PS サポートから修理依頼を申し込んでみました。
DualSense の故障内容は、「×(バツ)ボタンが埋まる」「スティックに触れていないのに勝手に入力される(ドリフト現象)」の 2 点です。
この記事では、PS サポートに修理を申し込む流れや DualSense を梱包・発送する方法、実際にかかった修理費用などを備忘録として記してあります。
筆者と同じように DualSense の修理依頼を検討している方は、ぜひご参考にしてください。
※この記事の内容は動画でもチェックできます。
DualSense の充電方法と充電できないときの対処法
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DualSense の修理の流れ
PlayStation 公式サポートから DualSense の修理依頼を申し込み、修理品が届くまでの一連の流れは次の通り。
- 修理を申し込む
- 故障した DualSense を梱包する
- 梱包した DualSense を発送する
- 入荷・出荷連絡を確認する
- 修理品を受け取る(自宅に届く)
それぞれの工程でやるべきことを詳しく解説していきます。
1. 修理を申し込もう
まずは、「PlayStation サポート」のオンライン修理受付サービスから DualSense の修理を申し込みます。
コチラのページ から[故障しているので修理を申し込みたい]>[修理を申し込む]>[PS5 / PS5周辺機器 / PS VR2の修理を申し込む]の順に選択。
次のページでメールアドレスを登録します。
登録したアドレス宛にメールが届きます。このメールを開き、記載の URL から申し込み専用ページへアクセスします。
ちなみに、筆者は「迷惑メールフォルダ」に届いていました。メールが見当たらない場合は、そちらもチェックしましょう。
オンライン修理申し込みページが表示されたら、了承・注意事項確認をよく読み、すべてにチェックを入れて、ページ下部の「同意して次へ」ボタンを押します。
以下のお客様情報を入力します。
- お名前(購入者の氏名)
- ご連絡先(スマホの電話番号)
- 修理品の返却先住所(自宅の住所)
保証期間内で修理をするなら、入力する名前は購入者と一致させておいた方が良いかと思います。
修理品を選択します。
今回は DualSense なので、[PlayStation5]>[周辺機器]>[DualSenseワイヤレスコントローラー]を選択。
不具合が起きている DualSense の症状を入力していきます。
不具合発生場面の説明文(「何をしているときに、どういった症状が発生しますか?」に対しての回答)は、以下のように記入します。
DualSense のバツボタンを押すと埋まってしまい、再入力できなくなることが多々 発生する。
DualSense の左スティックを操作していないのにも関わらず、勝手に入力されて左に動いてしまうことが稀に発生する。
「本体を起動してから不具合発生までの時間と頻度」に対しての回答は、以下のように記入します。
ボタンの不具合:ゲームプレイ中に5回に1回程度
左スティックの不具合:1時間に1回程度
上記の例文を参考に、修理に出す DualSense の症状を入力しましょう。
その他の項目は任意なので省略して構いません。
見積り・配送方法に関しての確認事項です。
各項目を選択しましょう。
最終確認で不備がないかをチェックし、問題なさそうなら「申し込む」ボタンを押します。
以上で、 DualSense の修理受付が完了です。
受付完了ページでは「修理の発送先」が表示されますが、引取(集荷)を依頼した場合は関係ありませんので無視してください。
2. 故障した DualSense を梱包しよう
修理依頼をしたら、発送または引取(集荷)までに DualSense を梱包します。
同梱する物
DualSense の修理の場合、同梱するものは次の 3 点。
- DualSense
- 受付番号案内メール
- 保証書
PS5 本体の送付は不要です。USB ケーブルも同梱する必要はありません。コントローラーと受付番号案内メール、保証書の 3 点をダンボールに詰めて発送します。
受付番号案内メールとは、QR コードの記載があるメールです。修理依頼後、数時間で届きます。これを印刷して同梱します。
なお、PlayStation 延長保証サービス に加入している場合、印刷した受付番号案内メールに番号を記入する必要があります。忘れずに記入しましょう。通常の保証(1年間)の場合は、記入は不要です。
保証書とは、購入日と店舗印の記入があるレシートなどです。
保証書を同梱することで、メーカー保証が適用されます。メーカー保証は、通常、購入から 1 年間です。
保証書がない場合、お買い上げ日 / 販売店名 / 製品名が記載された購入証明書(レシートなど原本に限る)を同梱します。
今回は Amazon で買った PS5 に付属されていた DualSense の修理依頼だったので、Amazon の購入履歴から PS5 本体の領収書を印刷しました。
梱包手順
まず、DualSense をプチプチで包みます。こうすることで、配送中に万が一 濡れてしまっても、中身まで水が浸透することがなくなります。
続いて、プチプチに包んだ DualSense をダンボール箱に入れます。着払いなので、用意するダンボール箱は大きくなっても大丈夫です。
ダンボール箱のすき間を、エアークッションなどで埋めます。新聞紙などを使っても構いません。
印刷した「受付番号案内メール」と「保証書」を同梱します。
DualSense の梱包作業は以上です。
3. 梱包した DualSense を発送しよう
修理してもらう DualSense は、全国のプレイステーションクリニック宛てに発送します。
自分で発送する場合、メールなどに記載の住所に送ります。発送先は、住んでいる地域や商品によって変わります。オンライン修理の申し込み後、メールにて送付先が案内されているので、そちらを確認しましょう。分からない場合は、サポートに問い合わせてください。
引取(集荷)を希望した場合、指定した日時まで待ちます。
集荷の当日になると、配送業者が自宅まで荷物を取りに来ます。集荷や発送にかかる手数料や送料は無料(PlayStation 側が負担)で、配送伝票なども用意する必要はありません。梱包しておいた DualSense を配送員に手渡ししましょう。
集荷の際、配送員から控えをもらうので、修理が完了するまで大切に保管しましょう。
4. 入荷・出荷連絡を確認しよう
発送した DualSense がプレイステーションクリニックに到着すると、メールで入荷連絡が届きます。筆者の場合、集荷の翌日には入荷連絡が来ました。修理が完了するまで待ちましょう。
修理前に確認しておきたいことがあると、プレイステーションクリニックからショートメッセージなどで連絡が届くことがあります。
たとえば、同梱する購入証明書を間違えてしまい、保証の対象外となった場合に、修理するかどうかを確認するための連絡が届きます。重要な内容なので、見逃さないように随時 確認しましょう。
修理が完了し発送されると、メールで出荷連絡が届きます。出荷連絡には修理料金や処置内容などが記載されているので一通り目を通しておきましょう。
5. 修理品を受け取ろう
出荷後、数日で修理品が届きます。修理費はその場で配送業者に支払います。
筆者の場合、出荷の翌日に自宅に配送されました。メーカー保証が適用されたので、修理費の支払はありませんでした。往復の送料も無料です。
修理品はダンボールで梱包された状態で届きます。
箱を開けてみると、上段には印刷物が 2 冊あります。
1 枚は、「アフターサービスレポート及びアフターサービス保証書」です。修理料金や処置内容などが記載されています。
もう 1 枚は、自分が同梱した領収書です。返送してくれました。
ダンボールの下段には、内箱が入っています。
内箱を開けてみると、プチプチで厳重に保護された DualSense が見えました。
DualSense はさらに透明のビニール袋に包まれています。
今回は保証内の修理だったので、DualSense の修理ではなく新品での交換となりました。新品なのでキレイですね。
念のため、すぐに PS5 とペアリングし、適当なゲームを遊んで動作に問題がないか確認しましょう。万が一、動作に不具合がある場合は「アフターサービスレポート及びアフターサービス保証書」に記載の連絡先に問い合わせましょう。
DualSense に問題がなかったら、修理依頼は以上で完了です。
DualSense の修理に関するよくある質問
DualSense を修理に出すにあたって「修理費用はいくらかかるのか」「保証内で対応してくれるのか」といった不安を抱えているのではないでしょうか。
ここでは、筆者が修理に出す前に疑問に思ったこと、実際に修理してみて分かったことをご紹介しています。
修理にかかった費用は?
今回は保証内での修理だったため、費用は発生しませんでした。
- 集荷料(自宅での引取):0 円
- 配送料:(自宅からの発送):0 円
- 修理費用:0 円(保証期間内)
- 返送料(修理品の到着):0 円
負担する費用と言えば梱包材くらいですが、これは自宅に余ったものを使用したため、コストは ほぼかかっていません。
保証の対象外となった場合は、次のような修理費がかかります。
- 外装部品の交換 11,000円(税込)
- 電源ブロックの交換 13,200円(税込)
- メイン基板の交換 36,300円(税込)
- ディスク読取 / 駆動ブロックの修理 / 交換 12,100円(税込)
- DualSense ワイヤレスコントローラーの修理 / 交換 7,480円(税込)
※オンライン修理の場合 / 2024年現在 / 詳細はコチラ
保証期間内の修理費用はいくら?
プレイステーションのメーカー保証は、通常、購入日から 1 年間です。有料の PlayStation 延長保証サービス 加入者であれば、購入日から 3 年間が保証期間内です。
メーカー保証が適用された場合(保証期間内の自然な故障)であれば、無料で修理をしてくれます。
PS5 の 3 年間延長保証サービスに申し込む方法
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修理品が返ってくるまでの日数は?
修理品を送ってから自宅に返ってくるまで、9 日かかりました。
筆者が実際に DualSense を修理に出したときのスケジュールはこんな感じでした。
- 1月29日に引取(集荷)
- 1月30日に入荷(修理品が向こうに到着)
- 2月 6日に出荷(修理品の発送)
- 2月 7日に受取(修理品が自宅に到着)
修理の混雑具合によっては、これ以上の日数がかかることもあります。
通販で買った場合の保証書は?
修理依頼した DualSense を発送する際、保証書を同梱することで、メーカー保証が適用されます。メーカー保証は、通常、購入日から 1 年間です。
店頭で買えば店舗印のある保証書を渡してくれますが、Amazon や楽天市場などの通販サイトで PS5(DualSense) を買うと保証書がありません。この場合は、通販サイトの購入履歴から PS5 本体の領収書を発行し、印刷して同梱しましょう。
修理をキャンセルした場合の返送料は?
修理をキャンセルした場合、返送料はかかりません。プレイステーションクリニック側が負担してくれます。
筆者は一度、同梱する DualSense を間違えてプレイステーションクリニックに送ってしまったことがあります。この場合、購入証明書は無効となるため、有料で対応するかどうかを問われました。これに対して「未修理返却を希望する」と回答しましたが、キャンセル料や往復の送料を請求されることはありませんでした。
まとめ
故障した DualSense は、「PlayStation サポート」のオンライン修理受付サービスから申し込めます。
申し込みが完了したら、DualSense を梱包して発送します。梱包する際は、印刷した「受付番号案内メール」と「保証書(領収書)」の同梱を忘れないようにしましょう。
修理品は、発送してから 1 週間~ 10 日前後で返送されます。返ってきたら、動作に問題がないかを確認しましょう。