自分の子どもが小学生になると、友達と Switch 本体を持ち寄って遊ぶ機会が増えます。
そんなときに注意したいのが、ゲームソフトの盗難や Joy-Con のすり替え。目を離したすきに、友達がパッケージ版ソフトを盗んだり、古い Joy-Con を自分のと交換することがあります。特に、人気のゲームソフトや新しい Joy-Con を持っていたりすると、周りには魅力的に映るため、そういった被害に遭う確率が高くなります。
中学生以上になるとそんな 浅はか な行為はしませんが、小学生だと軽い気持ちでやってしまうことがあります。
そこでこの記事では、ゲームソフトの盗難や Joy-Con のすり替えを防ぐ方法をご紹介します。。自分の子が被害に遭わないためにも、また、我が子が加害者にならないためにも、親としてしっかり対策をしておきましょう。
1. パッケージ版ソフトの盗難・紛失
1 つ目の注意点は、パッケージ版ソフトの盗難・紛失です。
Switchのパッケージ版ソフトは小さいので、友達に盗まれたり、どこかに紛失したりが起きやすいです。不用意にたくさんソフトを持ち歩かせないようにしましょう。盗難や紛失が心配なら、パッケージ版ではなくダウンロード版を買うと良いでしょう。
盗難・紛失が起きる原因
昔のゲーム機のソフトとは違い、Switch のソフトは軽くて非常に小さいです。ポケットに入れてもかさ張らないので、盗もうと思えばすぐに盗めます。
友達が同じゲームソフトを持っていれば盗難に遭う可能性はありませんが、持っていないソフトで、それがその子の遊びたい最新作だったりすると、目を離したすきに盗られてしまうことがあります。小さいので、盗まれてもすぐには気が付きません。
紛失の危険もあります。複数のゲームソフトを同時に持ち歩いていると、ゲームソフトを交換した際、本体から抜いたソフトをその辺に放置し、そのまま無くしてしまう、といった事態が発生します。
盗難・紛失の対策
盗難を防ぐには、不用意にたくさんのゲームソフトを持ち歩かせないこと。カードケースに大量のゲームソフトを収納して友達に見せびらかすと、標的になりやすいです。
遊ぶゲームソフトは出かける前に決めて、基本は本体からゲームカードは出さない、入れ替えないようにします。本体に挿しっぱなしにすれば、起動したときにすぐに抜かれたことに気付くので、盗もうとする子はいません。紛失も防げます。
ゲームカードに名前を書くのも効果的。ゲームカードはどれも同じ(セーブデータはゲームカードには保存されない)なので、名前が書いてないと、「これ、僕のソフトじゃない?」と指摘しても「同じの持ってるんだよ」と言い返されたら終わりだからです。こうなると、もう泣き寝入りするしかありません(ちなみに、ゲームカードには番号が記載されていますが、これはシリアルナンバーではありません。製造ラインなどをあらわす番号です)。
ゲームカードに直接 名前を書くのに抵抗がある場合は、テプラを貼ったり、目印となるシールを貼るのも良いでしょう。テプラの場合は、剥がすのが難しい強粘着タイプがおすすめです。
根本的な解決策としては、ダウンロード版ソフトを買うことが挙げられます。パッケージ版ソフトのように 遊び終わったあとに売ることはできません が、物理的に盗難することができなくなり、紛失の心配もなくなります。
Switchのダウンロード版のデメリットは?パッケージ版との違い比較
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ソフトの盗難・紛失対策まとめ
- 遊ばないソフトまで持ち歩かせない
- 自分のものと分かる目印を付ける
- パッケージ版ではなくダウンロード版を買う
2. Joy-Con の取り違い・すり替え
2 つ目の注意点は、Joy-Con との取り違い・すり替えです。
Joy-Con は他人の Switch 本体でも可動するので、同じ色の Joy-Con を持ってる人が集まると、取り違い・すり替えが起きます。これを防ぐには、シリアルナンバーを記録しておくこと。Joy-Con を外して代わりのコントローラーを持って行かせたり、Switch Lite を持たせる、定番カラー以外の Joy-Con を用意するといった根本的な解決策も挙げられます。
取り違い・すり替えが起きる原因
Joy-Con は、他人の持っている Switch 本体に装着しても可動します。そのため、我が子と友達がまったく同じ色の Joy-Con を持っていると、遊んでいるうちに混ざって取り違えてしまったり、すり替えられてしまうことがあります。Joy-Con は見た目だけでは他人のものとの区別が難しく、取り違いやすり替えがあっても、すぐには気が付きにくいです。
すり替えが起きる原因は、新しい Joy-Con が欲しいからです。Joy-Con は劣化しやすく、使用年数が長いとドリフト現象(スティックを傾けていないのにゲーム上のキャラクターが勝手に動く)などの不具合が起きます。そのため、我が子と友達が同じ色の Joy-Con を持っていて、我が子の Joy-Con の方が新しいと、友達が自分の古い Joy-Con とすり替えることがあります。
故意ではなくても、同じ色の Joy-Con を持っている人が集まると、間違えて自分のものではない Joy-Con を装着し、そのまましばらく気が付かない、という状況も発生します。
取り違い・すり替え対策
すり替えを防ぐには、Joy-Con の シリアルナンバー を記録しておくこと。
Joy-Con を Switch 本体にセットした状態で、HOME メニューの[設定]>[本体]>[シリアル情報]の順に操作すると、Joy-Con のシリアルナンバーを確認できます。この画面を Switch 本体にキャプチャーして、我が子に「友達と遊び終わった後に確認するように」と教えます。親は、スマホで撮影するなどしてすぐに確認できるようにしておきましょう。
Switch 本体と Joy-Con のシリアルナンバーを確認する 3 つの方法
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シリアルナンバーや名前を書いた剥がしにくいテプラを Joy-Con に貼っておくのも効果的。友達に「混ざるの対策」として周知しておけば、すり替えをしようとする子へのけん制にもなります。
ちなみに、Joy-Con のシリアルナンバーは開封時のビニールにも記載があります。すでにすり替えや取り違いの疑いがあるのなら、本体に表示されたシリアルナンバーと照らし合わせて確認すると良いでしょう。
根本的な解決策としては、友達と遊ぶときは、Joy-Con は本体から外して、プロコンなどを持って行かせることが挙げられます。プロコンだと高価なので、サードパーティ製の廉価なコントローラーでも良いでしょう。
金銭的な余裕があれば、外出用として、Switch Lite を持たせるのも良いかもしれません。コントローラー 一体型なので、物理的に盗難やすり替えが起きなくなります。Switch をまだ持っていなくて、これから我が子に買い与える予定なら、Switch Lite も選択肢に入れてみてください。
定番カラー以外の Joy-Con を用意するのも賢明です。色被りがなければ、パッと見で他人のものとの区別ができるので、すり替えや取り違いを防げます。定番カラーとは、「ネオンブルー・ネオンレッド(の組み合わせ)」「グレー」「ホワイト」です。Switch 本体に備わっている Joy-Con で、持っている人が多い色です。この色 以外の Joy-Con を用意しましょう。
Switch をまだ持っていなくて、これから我が子に買い与える予定なら、限定カラーの Switch もおすすめです。Joy-Con にも特別なデザインが施されているので、一目で他人のものと区別ができます。
Joy-Con の取り違い・すり替え対策まとめ
- シリアルナンバーを記録しておく
- Joy-Con を外し、プロコンなどを持たせる
- Switch Lite を持たせる
- 定番カラー以外の Joy-Con を用意する
まとめ
小学生の子どもが友達と Switch 本体を持ち寄って遊ぶときは、パッケージ版ソフトの盗難・紛失に注意。対策としては、ソフトを不用意にたくさん持って行かせないことです。ダウンロード版ソフトを購入することで、根本的な解決策にもなります。
Joy-Con のすり替えにも注意。Joy-Con にシリアルナンバーや名前など、目印になるものを書くと、すり替える子へけん制になりますし、故意でない取り違いも防げます。定番カラー以外の Joy-Con を用意するのも良いでしょう。Joy-Con を外してプロコンを持って行かせる、または Switch Lite を持って行かせる、といった根本的な解決策もあります。
一度 友達同士での盗難が起きてしまうと、子どもは悲しい気持ちになり、友達のことも信用できなくなります。親が子どもを守るためにも、できるだけの対策は早めにやっておきましょう。
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