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「PlayStation Portal」を買わない方がいい人の4つの特徴

2023年8月27日

「PlayStation Portal」を買わない方がいい人の特徴
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COUPLE GAME

7年目ブロガー|ゲーム歴25年超|基本オフ専|夫婦でTVゲーム、親子でボドゲが趣味|詳しいプロフィール

2023年11月15日に発売の「PlayStation Portal リモートプレーヤー(以下、PlayStation Portal)」は、家の好きな場所で好きな姿勢で PS5 のゲームをプレイできる周辺機器。こう聞くと便利なデバイスに思えますが、ユーザーの環境によっては快適に遊ぶことができず、買う価値のない製品に成り下がります。

買ってから「思ったのと違う」なんて後悔をしないよう、この記事では、PlayStation Portal を買わない方がいい人の特徴を 4 つご紹介しています。PlayStation Portal を買おうか迷っている方は、ぜひ、購入前の判断材料にしてください。

動画でわかりやすく説明してます。ぜひご視聴を!
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買わない方がいい人の特徴

次のような環境や遊び方を想定しているゲーマーは、PlayStation Portal を買うと後悔します。

  1. PS5 を持ってない
  2. Wi-Fi 環境が悪い
  3. 外出先で使おうと思っている
  4. 現状のリモートプレイで満足できる

自分の環境と PlayStation Portal に求める性能がマッチしているかどうかで判断してみましょう。

1. PS5 を持ってない

PS5を持っていない状態

PlayStation Portal は、商品名に「リモートプレーヤー」とある通り、リモートプレイ専用の携帯型デバイスです。

リモートプレイとは、ネットワークを利用してゲーム機本体を遠隔操作し、ゲーム画面は端末側に転送する機能のこと。PlayStation Portal の場合は、PS5 本体を遠隔操作し、出力されたゲーム画面を、手元のコントローラー端末に転送して遊べるようにしています。

そのため、PlayStation Portal を使うには、PS5 本体が必要になる、ということです。PS4 には対応していませんし、PlayStation Portal に直接 ゲームソフトをダウンロードさせることはできませんから、PS5 を持ってない、買う予定がない人には、PlayStation Portal は不要です。

2. Wi-Fi 環境が悪い

PlayStation Portalで遅延が発生するイメージ

PlayStation Portal は、PS5 とネットワーク接続をしての利用を前提としたリモートプレイ専用機です。ネットワーク接続には、Wi-Fi を利用します。Wi-Fi 経由で PS5 から出力された映像や音声を転送するわけですから、ユーザーの Wi-Fi 環境が良くないと、PlayStation Portal で遅延が発生します。

公式が発表する情報だと、推奨環境は 15 Mbps以上、最低でも 5 Mbps の通信速度が必要とされています。この数値は決して高くはないので、一般的な通信環境であれば、遅延を感じることはないかと思います。ただし、ルーターとの距離が離れていたり、ルーターとの間に壁などの障害物があったりすると、一気に通信速度は落ちます。

1 階に Wi-Fi ルーターがあり、2 階に PlayStation Portal があるイメージ

たとえば、1 階のリビングに Wi-Fi ルーターと PS5 本体があり、2 階の自室で PlayStation Portal でリモートプレイをすると、距離や障害物によって通信速度が下がり、推奨されている 15 Mbps はおろか、5 Mbps を下回ることがあります。PS5 が置いてある部屋の Wi-Fi 環境が良くても、 PlayStation Portal を遊ぼうと思ってる部屋の通信環境が悪いと、遅延が目立って快適なリモートプレイができない、ということです。

こういった場合は、周波数帯を変えたり、Wi-Fi 中継機 をつかうなどの工夫が必要ですが、改善されない場合もあります。ですので、PlayStation Portal を使おうと思っている部屋の Wi-Fi 環境が悪い方は、購入前にもう一度よく考える必要があります。

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3. 外出先で使おうと思っている

PlayStation Portalを外出先で遊ぶイメージ

PlayStation Portal は、PS5 本体と Wi-Fi 環境さえあれば、家の外でも遊ぶことはできます。ただし、外出先でのプレイは現実的ではありません。

先ほども説明した通り、PlayStation Portal でゲームをプレイするには Wi-Fi 接続が必須であり、仮に外出先で遊ぶとなると、安定かつ高速な通信環境を確保しなければなりません。公式が発表する情報だと、推奨環境は 15 Mbps以上です。

PlayStation Portalをテザリングで遊ぶイメージ

この数値は決して高いわけではありませんが、もしスマホのテザリングを使って PlayStation Portal を Wi-Fi 接続するなら、人によってはすぐに通信制限がかかってしまいます。

PlayStation Portalを公衆無線LANに接続するイメージ

スマホのテザリングを使わないのであれば、カフェなどがサービスのひとつとして提供している「公衆無線 LAN」を使用する方法もあります。ただ、公衆無線 LAN などのアクセスポイントをいちいち探すのは手間ですし、そこで高速な通信が確保できるかは微妙なところです。

快適にプレイするには、15Mbps以上の高速回線を推奨します。公共のWi-Fiをご利用の場合、インターネットの接続環境を制御できないため、ゲームプレイに影響する可能性があることにご注意ください。

出典:PlayStation Portal リモートプレイヤー

PlayStation Portalのサイズのイメージ

仮に通信環境が確保できるとしても、PlayStation Portal の持ち運びに苦労するでしょう。現時点では正式な発表はありませんが、予想では、本体の横幅は 30cm 以上、厚みは 7cm 近くになる可能性が高いです。DualSense を横に 2 台並べたくらいの大きさですので、かなりかさ張ります。このクラスのサイズ感のゲーム機だと、外出先に気軽に持っていくことはできません。

ちなみに専用ケースも売っていますが、かなりデカそう。

また、Bluetooth 接続ができないので、手持ちのワイヤレスイヤホンは使えません。PULSE Explore ワイヤレスイヤホンなら PlayStation Portal に接続はできますが、これは PS5 本体に専用ドングルを挿し、ドングルから音声を PlayStation Portal に送るため、本体から離れた場所、つまり外出先では使えないということになります。外に持ち運ぶ際は、有線イヤホンを使わなければならないのです。

そもそも、PlayStation Portal は家の中の好きな場所で、好きなスタイルで気軽に遊ぶためのゲーム機であり、外に持っていくことは想定していない、というのがソニーの考えだと思います。ですので、外出先で使うことをメインに考えている方は、考え直した方が良いかもしれません。

4. 現状のリモートプレイで満足できる

PlayStation Portalとスマホのリモートプレイの違いのイメージ

PlayStation Portal を使わなくても、スマホや PC からもリモートプレイができます。ただ、アプリの立ち上げやログインが面倒だったり、コントローラーの接続が煩わしいと感じることがありました。リモートプレイをしてからも、「画面が小さくて文字が見にくい」「姿勢が固定される」「通知や着信があってゲームに集中できない」といった遊びにくさに不満を感じることが多々ありました。

これらの不満をすべて解消するのが、PlayStation Portal です。ログインやコントローラー接続は不要で、大きな画面で、好きな姿勢でゲームをプレイできます。

逆に言えば、こういった手間や遊びにくさに不満を感じないなら、PlayStation Portal は不要、ということになります。スマホや PC からでもリモートプレイは可能ですし、わざわざ 3 万円を投資してまで快適なリモートプレイを求めないなら、PlayStation Portal を買う必要はありません。

PlayStation Portalとスマホのリモートプレイの違いのイメージ

もし、スマホや PC でのリモートプレイをしたことがないなら、いきなり PlayStation Portal を買わずに、スマホや PC をつかってのリモートプレイをしてみてください。その環境で遊びにくさを感じたら、PlayStation Portal の購入を検討してみると良いでしょう。

どんな人が買うべき?

PlayStation Portal は、「PS5 をすでに持っていて、家の中の好きな場所で、好きな姿勢でゲームをしたい人」に向けた周辺機器です。これから PS5 を買おうと思っている人、外で遊びたい人に向けたものではありません。

家族と同居している人だと、「テレビの取り合いから解放されたい」「家族にゲーム画面を見られたくない(見せたくない)」といった欲求があるかと思います。こういった場合は、スマホや PC からのリモートプレイを使えば解決できますし、さらに、「Backbone One – PlayStation Edition」といった周辺機器を使えば、PlayStation Portal に近いリモートプレイ環境が整えられます。

ただ、スマホのリモートプレイを実際にやってみると、画面の小ささや操作性が悪く、遊びにくさを痛感させられます。これは「Backbone One」を使ってもほぼ改善されません。PC であれば大画面でリモートプレイを楽しむことはできますが、それなりのスペックが要求されますし、アプリのインストールや立ち上げ、コントローラー接続が面倒に感じます。

「だったら 3 万円で自分専用のモニター買えば解決じゃん」という意見もありますが、やりたいのはモニターの前に座ってのゲームではなく、あくまで寝転がってのゲームです。

こういった不満や欲求に応えるのが PlayStation Portal です。ホームネットワークのような安定した通信環境さえあれば、携帯ゲーム機と引けを取らないくらいに快適にプレイできるはずです。あとは、リモートプレイ専用機に 3 万円を出す価値を見出せるかどうかが、購入の決め手になりそうです。あなたは、PlayStation Portal に 3 万円を出す価値があると思いますか?

私は3万円を出す価値があると思います。予約しました。

まとめ

「PlayStation Portal」を買わない方がいい人の特徴

PlayStation Portal は携帯型ゲーム機の見た目をしていますが、Nintendo Switch のように端末単体では遊べません。遊ぶには PS5 本体と安定した Wi-Fi 環境が必須となります。つまり、「PS5 本体を持っていない」「安定した Wi-Fi が確保できない」という環境にある人は買うべきではありません。

この条件を満たしているとしても、リモートプレイならスマホや PC でもできるので、現状のリモートプレイでも特に不便さを感じていないのなら、PlayStation Portal を買う必要はありません。

PlayStation Portal は決して安い周辺機器ではありませんので、「3 万円を出してまで、快適なリモートプレイ環境を手に入れる必要があるかどうか」をもう一度よく検討する必要がありそうです。

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