「ピクミン4」が 2023年7月21日 に Nintendo Switch 向けに発売されました。本作はオフライン2人プレイに対応しています。製品版をプレイして、ストーリーモードでの 2 人プレイの仕様が判明したので、この記事でやり方やレビューをご紹介します。
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Switchで2人プレイできるピクミンシリーズまとめ
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ピクミン4 とは
タイトル | ピクミン4 |
ジャンル | アクション |
プレイモード | TV / テーブル / 携帯 |
発売日 | 2023年7月21日 |
プレイ人数 | 1〜2人(オフライン) |
CERO | A(全年齢対象) |
「ピクミン」シリーズ最新作となる「ピクミン4」。
プレイヤーは新人レスキュー隊員となり、ピクミンと共に、遭難者の救助や故障した宇宙船の復旧のために惑星を探索します。ピクミンとは、惑星に生息する謎の生物で、地面から引っこ抜くと主人公に付いてきて、惑星での探索を手助けしてくれます。
本作には赤ピクミン、青ピクミン、黄ピクミンといった基本的なピクミンのほか、シリーズ初登場となる「氷ピクミン」「ヒカリピクミン」などが登場。また、ピクミンとは違うアクションで探索を手助けしてくれる宇宙犬「オッチン」も登場します。
「ピクミン4」はナンバリングタイトルでいうと4番目にあたる作品になりますが、前作以前からのストーリー的な続きはありません。操作方法もシンプルで、序盤にチュートリアルも用意されているため、シリーズ未プレイでも難なく遊べます。
2人プレイの特徴
ピクミン4は、ストーリーモードとダンドリバトルを2人プレイできます。
ストーリーでは、エンゴ射撃で1Pをサポートしての協力プレイが、ダンドリバトルでは画面分割での対戦・協力プレイができます。
いつでも参加・離脱が可能
ストーリーモードでは、2Pはいつでも参加・離脱ができるようになっています。
2Pは、タイトル画面で参加したり、途中から参加させたりができます。
2人プレイで始めた場合も、途中で2Pを離脱させ、1人プレイに切り替えることも可能です。
2人プレイをやめると、「協力ポイント」で入手したアイテムはすべて消えてしまうので、この点にだけ注意しましょう。
2Pはサポート役
ストーリーモードでは、2P はサポート役です。
1P は隊員を操作し、2Pはポインターで原生生物などに狙いを定めて「エンゴ射撃」したり、アイテムを使って1Pをサポートすることができます。
エンゴ射撃すると、小石を投げて原生生物にダメージを与えることができます。
協力プレイをすると、「協力ポイント」がたまります。協力ゲージがいっぱいになると、アイテムが手に入ります。
協力ポイントで得られるアイテムは、大爆発する岩や、凍らせるバクダンなどさまざま。
そのほか、エンゴ射撃で運搬中のものに当てると、いつもより早く運べたりします。
コントローラーに関しては、Joy-Conを2つに分ける「おすそわけプレイ」に対応しています。おすそわけプレイのときは、1P が横持ち、2P が縦持ちとなります。
画面分割はできない
ピクミン4のストーリーモードは、画面を分割しての協力プレイができません。
前作「ピクミン3 デラックス」では、2人とも隊員を操作して、画面分割で別行動をとれました。ですが、本作では2Pは完全にサポート役(サブ)です。隊員を操作することはできません。「エンゴ射撃」のみです。
ダンドリバトルも2人プレイできる
タイトルメニューから遊べるダンドリバトルでも、2人プレイが可能です。
ダンドリバトルとは、制限時間内にオタカラや原生生物を回収し、どちらがより多くのポイントを獲得できるかを競う対戦ゲーム。
2人プレイの場合、1P と 2P が対戦するモードか、1P と 2P が協力するモードが遊べます。
対戦モードでは、1Pが左画面、2Pが右画面にわかれて、ポイントを競い合います。相手の動きを画面で確認しながら、アイテムを使ったり邪魔をしたりができます。
協力モードでは、COM(コンピューター)を相手に、1Pと2Pが協力して対戦します。協力プレイのときは、ストーリーモードと同様に、1Pが隊員を操作し、2Pはエンゴ射撃で1Pをサポートします。
ハンディキャップを選択することができます。
ルール設定や対戦に使用するピクミンの変更も可能。
キャラクターの変更も可能。
2人プレイのやり方
ピクミン4のストーリーモードでは、2Pをはじめから参加させることも、途中から参加させることもできます。タイトルメニューから遊べるダンドリバトルでは、対戦や協力プレイが可能です。
ここでは、2人プレイのやり方についてご紹介します。
ストーリーをはじめから2人で遊ぶ
ストーリーを2人ではじめから遊ぶ場合、タイトル画面で「ストーリー」を選択。
プレイ人数の選択画面が表示されるので「ふたり」を選択。
2人プレイの説明が表示されるので「はじめる」を選択。
Joy-Conをおすそわけして、コントローラーを登録します。
Switch「おすそわけプレイ(2人プレイ)」のやり方【初心者向け】
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なお、2P はJoy-Con 横持ちではなく、縦持ちとなります。
会話シーンは操作できませんが、1Pが動けるようになると、2Pもエンゴ射撃ができるようになります。
離脱したい場合は、1P がコントローラーの「-(マイナス)」ボタンを 2 度押して、ポーズメニューの[ひとりで遊ぶ]を選択すると、2Pがいなくなります。
ストーリーを途中から2人で遊ぶ
1Pでストーリーを進め、途中から2Pを参加させることもできます。
1Pがコントローラーの「-(マイナス)」ボタンを押して、ポーズメニューの[ふたりで遊ぶ]を選択します。
※先に Joy-Con を切り離して「おすそわけ」するとコントローラーの持ち方が変わるので注意。
Joy-Conをおすそわけして、コントローラーを登録します。
Switch「おすそわけプレイ(2人プレイ)」のやり方【初心者向け】
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これで、2Pが参加できます。
ダンドリバトルを2人で遊ぶ
タイトルから「ダンドリバトル」を選択。
遊ぶ人数を選択します。
ストーリーの途中であそべるダンドリチャレンジのように、1P と 2P が協力して COM と戦うほか、1P と 2P が対戦することも可能です。
ステージを選択します。はじめは 1 ステージしか選択できません。ストーリーを進めると、新しいステージが解放されていきます。
ゲームをはじめる前に、「プレイヤー設定」「ルール設定」「ハンデ設定」などを好きなように変更していきます。
準備が整ったら「はじめる」を選択。
2人プレイがはじまります。
2人プレイのレビュー
2P は隊員を操作することができず、ポインターで照準を合わせてターゲットに小石を投げて攻撃を行う、いわば 1P のサポート役です。この立ち位置がかなり微妙で、退屈でしかありません。
2P のできることと言えば、原生生物を攻撃してダメージを与えたり、運搬中のものに小石をあててアイテムの運搬を早めること。あとは、たまにアイテムを出したり、1P にアドバイスするくらいです。やることは単調で、できることにも制限がかかっているので、次第に飽きます。
正直、別に 2P のサポートがなくても 1P は困ることはないので、2P は自然と傍観者(見るだけ)となってしまいます。逆に、2P が手を貸し過ぎると手強い敵も簡単に倒せてしまうので、2P は1P が楽しめるよう、加減しながらプレイしなければなりません(親子で遊ぶならそれで良いかもしれませんが)。
「ピクミン4」は、時間をかけてじっくり探索したくなるステージが多いだけに、2P も「ピクミン3 デラックス」のように自由に行動できるようにしてほしかったです。この不満は、自分だけでなく、多くのピクミンファンが抱いていることでしょう。
ただ、ゲームとしての完成度は素晴らしいです。「自分はサポート役(見てるだけ)でもいいから 2 人プレイしたい」と割り切れるなら、楽しめるはずです。
まとめ
ピクミン4はオフラインで2人プレイができます。
2人プレイでは、1P が隊員を、2Pは「エンゴ射撃」でサポートします。エンゴ射撃でサポートすると「協力ポイント」がたまるので、2人プレイでも楽しめるよう工夫がされているように感じました。
ただ、多くのシリーズファンが願っていたのは、こういったサポート役ではなく、画面分割で2人で一緒に探索プレイすることだと思います。この仕様になったのは、残念で仕方ありません。
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確かにピクミン4のオフライン協力プレイは画面分割はなく援護射撃のみであるという可能性は、これまでに発表された情報から私も薄々感じております。特に「ジョイコンおすそ分けプレイでは片方は縦持ちになる」という部分からは、その可能性は決定的と言ってもいいくらいにも感じました。
ただ、まだ確定ではありません。(よね?違ってたら失礼)
ジョイコン(片方)ではボタン数・スティック数が少ないのでそういう形にするしかないという可能性もあります。可能性というか、考えれば考えるほどこれはかなり合理的な話だと思います。
私は今でも画面分割プレイの可能性に期待しています。
他の会社よりもゲームを通じての家族・友人でのコミュニケーションを重視している任天堂が、前作をプレイした人の多くが期待するであろう要素の一つをそう簡単になくすでしょうか。これがあるかないかで特に家族で楽しむファンが増減するような要素を。宮本茂さんの代表作でこうした(言葉は悪いですが)手抜きをするでしょうか。特に前々から告知していた作品ではないという意味で開発期間はたっぷりあったはずです。画面分割の要素を入れるために発売を半年、1年遅らせたとしても、誰も文句言わないと思います。(発売日を発表する前であれば)
いずれにしても、6月29日の体験版でおおよそ答えは出るでしょう。
私は今でも画面分割に期待しているし、それで家族と遊ぶことを思い描いて楽しみにしていました。もし画面分割じゃなかったら、本当に残念です。なんで・・・って感じ。
P.S. でもやっぱり、画面分割プレイのプレイ映像(売りになる映像)を未だに公開していないという事実が、画面分割はないということを物語っているのかな。。。
Tさん、コメントありがとうございます。
自分も、ピクミン4をオフラインで画面分割協力プレイができることに期待していました。
多くのシリーズファンも、今作も「画面分割で2人プレイできる」と期待していたことでしょう。
ただ、今までの情報(公式サイトや公式トレーラー、任天堂のトピックス)から得られる情報を見る限りは、
「ピクミン3のときのような画面分割はない」と考えていますし、その可能性が高いと思います。
隊員が1人しかいないという時点で、2Pは隊員ではなく、他のキャラ(オッチンとか)を操作する可能性が高いと感じていましたが、
まさか2Pは操作キャラがいない、なんて思いもよらなかったです(泣
自分は妻と2人でゲームを遊ぶことが多く、ピクミンシリーズも好んで協力プレイしていました。
なので、今作はなぜ2人プレイの仕様がこうなったのか疑問というか、残念で仕方がないです。
まだ確定ではありませんが、もう自分は期待していません。「進め!キノピオ隊長(2Pは援護射撃のみ)」のようなプレイ感覚になると覚悟しています。
Tさんも体験版をプレイするとのことですが、自分も体験版で2人プレイの仕様を確かめて、詳しい内容を追記しますね。
追記:体験版プレイしました。やはり、2Pはエンゴ射撃のみですね。画面分割不可です。