100均ダイソーにて、完全ワイヤレスイヤホンが発売されました。価格は100円ではなく1,000円。
ダイソーの商品の中では高額ですが、ワイヤレスイヤホンが1,000円で手に入るのには驚き。
今回は、ダイソーの完全ワイヤレスイヤホンはNintendo Switchに接続できるのか?3モデル(有機ELモデル・従来モデル・Switch Lite)で実験してみました。
また、音質や音声遅延はどうなのか?Switchとペアリングしたときの感想などもご紹介していきます。
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音ズレが気持ち悪い!SwitchにBluetoothイヤホンを低遅延で接続する2つの方法
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ダイソーの完全ワイヤレスイヤホンの基本情報
ダイソーには、現在2種類のワイヤレスイヤホンが発売されています。
1つは、白い箱にワイヤレスイヤホンの画像と「TWS」の文字が大きく書かれたワイヤレスイヤホン。価格は1,000円。
輸入商品で、ダイソーのオリジナルワイヤレスイヤホンではないようです。
商品名 | True Wireless Earphone 完全ワイヤレスイヤホン |
通信方式 | Bluetooth標準規格 Ver5.0 |
出力 | Bluetooth標準規格 Power Class 2 |
通信距離 | 見通し距離 約10m |
対応Bluetoothプロファイル | A2DP,AVRCP,HFP,HSP |
対応コーデック | SBC |
対応コンテンツ保護 | SCMS-T方式 |
伝送帯域 | 20Hz~20,000Hz |
電池持続時間 | 連続再生時間:約4時間 |
充電ケース使用時 | 最大:約10時間 (イヤホン4時間+充電ケース6時間) |
連続待ち受け | 約70時間 *使用条件により異なります。 |
イヤホンバッテリーの容量 | 50mAh ×2 |
充電ケースバッテリーの容量 | 300mAh |
バッテリーの種類 | リチウムイオンポリマー |
充電時間 | 約1時間30分(イヤホン) |
充電時間 | 約4時間(イヤホン+充電ケース) |
価格 | 1,100円(税込) |
もう1つのワイヤレスイヤホンはこちら。SNSなどでも人気のワイヤレスイヤホンで、ダイソーオリジナル商品です。
今回はこちらのワイヤレスイヤホンをSwitchに接続してみます。
再生時間は10時間となっていますが、イヤホン単体だと4時間です。ハンズフリー通話・音声アシストにも対応しています。
ケースはかなり安っぽい印象。
イヤホンのカラーはブラックのみ。
付属品
ダイソーの完全ワイヤレスイヤホンの付属品は次の通り。
- ワイヤレスイヤホン
- 充電ケース
- マイクロUSB充電ケーブル
- 説明書
保証書はありません。
充電方法
ダイソーの完全ワイヤレスイヤホンを使う前に、充電ケースとイヤホンを充電する必要があります。
充電ケースを充電した後に、イヤホンを充電ケースに収納し、イヤホンを充電してください。
- イヤホンを充電ケースに収納する
- 充電ケースにマイクロUSB充電ケーブルを接続する
- パソコンまたはUSB ACアダプタにマイクロUSB充電ケーブルのType-A側を接続
- LEDランプが、点滅から点灯に変わったら充電完了
充電中はLEDランプが赤に点滅します。
充電時間は、ケースが4時間、イヤホンが1時間30分となっています。
操作方法
L側
1回押し:楽曲の再生・一時停止または、着信の受話、終話
2回押し:曲戻し
3回押し:音量を下げる
1秒長押し: 音声アシスタントの起動 / 電話着信時、着信拒否
R側
1回押し:楽曲の再生・一時停止または、着信の受話、終話
2回押し:曲送り
3回押し:音量を上げる
1秒長押し:音声アシスタントの起動 / 電話着信時、着信拒否
Switchとペアリングできる?
ダイソーの完全ワイヤレスイヤホンは、Nintendo Switchとペアリングできるのでしょうか?
今回は、有機ELモデル・従来モデル・Switch Liteで試してみました。
結論から言うと、すべて問題なくペアリングできました。
Switchの対応しているBluetoothオーディオは
- プロファイル:A2DP
- コーデック:SBC
で、ダイソーの完全ワイヤレスイヤホンは上記を満たしているためペアリングできます。
関連記事:【Switch】ワイヤレスイヤホンの接続方法と、接続できない対処法
Switch(有機ELモデル)
まずは、有機ELモデルとペアリングしてみます。
ダイソーの完全ワイヤレスイヤホンをケースから取り出し、Switchとペアリングできる状態にします。
Switch側は、設定画面を開き、「Bluetoothオーディオ」→「登録する」→「DAISO_TWS001」の順でペアリングします。
しばらくすると、Switch有機ELモデルにペアリングできました。
Switch(従来モデル)
次に、従来モデルとペアリングしてみます。
同じ手順でSwitch従来モデルとワイヤレスイヤホンをペアリング。
スムーズにペアリングできました。
Switch Lite
さいごに、Switch Liteとペアリングします。
同じ手順でSwitch Liteとワイヤレスイヤホンをペアリング。
こちらもスムーズにペアリングできました。
ということで、3モデルすべてで問題なく使えました。
音質や音声遅延は?
では、音質や音声遅延はどうなのでしょうか?
音質はビミョー
思った以上に、音質はクリアです。
Switchでゲームをしているとき、操作キャラクターの音声がくっきり聞こえて、バックで流れるBGMもバランスよく聞こえます。
重低音に関しては、箱に書いてあったような「迫力の重低音」は感じられませんでした。重低音は音楽を聴くときに重要になりますが、Switchでゲームするときはそれほど重視していないので、この点に関しては問題ないかと思います。
高音域に関しては、音が大きいと「こもったような感じ」「音割れ」などが気になります。
全体的な音質に関しては正直ビミョーですが、1,000円という価格を考えれば満足です。
それよりも気になったのはイヤホンの密着感。
密着感はソフトで、ゆくる感じます。ノイズキャンセリング機能もないため、公園やカフェでSwitchを遊ぶときには、周囲の音が気になってゲームに集中できなそう。耳の形によっては、すぐにポロッと落ちそうです。
音声遅延もヒドイ
音声遅延はかなり目立ちます。
ダイソーの完全ワイヤレスイヤホンはコーデック「SBC」で、「aptX」「aptX LL」などと比べるとかなり遅延が目立ちます(コーデックとは、音声を圧縮する方式の名前のこと)。
そもそも、Switchの対応コーデックも「SBC」なので、音声遅延に関してはダイソーの完全ワイヤレスイヤホンに限った話ではありませんが、それにしても音ズレが気になりました。
たとえば、アクションゲームで操作キャラクターが攻撃をしたら、ワンテンポ遅れて音が聞こえてくる感じ。違和感を覚えます。音ゲーならこの音声遅延は致命的。
音声遅延なくSwitchで遊ぶなら、ゲームモード搭載ワイヤレスイヤホンをおすすめします。
関連記事:Switch対応のワイヤレスイヤホン、低遅延でおすすめはソニック
まとめ
ダイソーの完全ワイヤレスイヤホンは、Nintendo Switchにペアリングできました。
音質はあまり良くありませんが、1,000円という値段を考えれば許せるレベル。「試しにワイヤレスイヤホンを使ってみたい」「音質にはそれほどこだわらない」というのであれば、問題なく使えると思います。
購入前に気にしたいのが、音質よりも「音声遅延」。音ズレはかなり目立ちます。音質のことも考えると、Switchでゲームする用のワイヤレスイヤホンとしてはおすすめできません。
※おすすめのイヤホンは『【Switch/PS5対応】超低遅延ワイヤレスイヤホン「Soundcore VR P10」レビュー』でご紹介しています。
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