やさしいタッチで描かれた牧場のイラストと、馬のコマがかわいいボードゲーム「パカパカお馬」。道具を集めながらゴールまで競う、3歳から遊べるボードゲームです。
この記事では、「パカパカお馬」とはどんなボードゲームなのか、どうやって遊ぶのか、といった基本的なことから、実際に我が子(3歳児)と一緒に遊んでみての感想をご紹介しています。「パカパカお馬」の遊び方を知りたい人、幼児と遊べるボードゲームを探している方はぜひご参考にしてください。
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パカパカお馬 とは
商品名 | パカパカお馬 |
対象年齢 | 3歳~ |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 10分 |
難易度 | ★☆☆ |
ブランド | HABA(ハバ) |
「パカパカお馬」とは、道具を集めながら、ゴールである「馬小屋」を目指すボードゲーム。7つの道具をすべてそろえたうえで、先に馬小屋に到着した人の勝ち。
対象年齢は3歳から。基本的なルールでも簡単に遊べるようになっていますが、さらに簡単に遊べるルールもあるので、はじめてボードゲームで遊ぶ子にも安心。プレイ時間も10分くらいなので、さいごまで集中して遊べます。
同梱物
パカパカお馬には、次のようなコンポーネント(コマやタイルなどの総称)が同梱されています。
- ゲームボード:1枚
- 木製の馬:4匹
- パズルボード:4枚
- 赤いサイコロ:1つ
- 青いサイコロ:1つ
- ハードル:2本
- 説明書:1冊
軽くて大きな木製コマは、子どもの手でもしっかりつかめます。
ゲームボードは折りたたみ式。広げると 40cm 角 ほどの大きさになります。
サイコロは赤と青の 2 種類。赤は自分の馬を進めるためのサイコロ。青は道具がもらえるサイコロ。同時に振って、どっちを使うか選びます。
パズルボードに描かれているアイテムは、はめ込み式になっています。遊ぶときはすべて外して、サイコロと対応するアイテムを、このボードにはめ込んでいきます。
ハードルは応用ルールで使用します。
日本語版を買えば、説明書も日本語対応しています。ゲームの準備やルールも日本語で書かれているので、輸入盤ではなく日本語版を買うことをおすすめします。
遊ぶ準備
パカパカお馬で遊ぶ前に、次のように準備をしましょう。
- ゲームボードを広げる
- 馬のコマをスタート地点に配置
- パズルボードを手元に置く
折りたたんであるゲームボードを広げ、テーブルの中央に置きます。
4つの中から好きな馬のコマを選び、スタート地点(右下)に置きます。
パズルボードから7つの道具を抜き取り、手元に置いておきます。
遊ぶ準備は以上です。
ルール(遊び方)
パカパカお馬の基本的なルール、応用ルールをご紹介します。
3歳児でも基本ルールで遊べますが、はじめは簡単ルールからはじめ、慣れてきたら基本ルールに切り替え、応用ルールへと発展させて遊ぶのがおすすめ。
基本ルール
1人ずつ順番にサイコロを振ります。自分の番になったら、2色のサイコロを同時に振ります。
赤は自分の馬を進めるためのサイコロ。青は道具がもらえるサイコロ。出た目の結果を見て、どっちのサイコロを使うかを決めます。
赤いサイコロを選ぶなら、出た目の数だけ自分の馬を進めます。
青いサイコロを選ぶなら、出た絵と同じ道具を、パズルボードにはめ込みます。たとえば、青いサイコロの出目が「蹄鉄」なら、「蹄鉄」をパズルボードにはめ込みます。星のマークが出た場合、好きな道具を1つ取ってはめ込みます。
サイコロを振って行動したら、次の人に順番が移ります。
順番にサイコロを振り、ゴールである馬小屋まで自分の馬を進めていくわけですが、この馬小屋に入るには、7つの道具をすべてパズルボードにはめ込まなければなりません。つまり、ゴールに到着しても、道具がすべてそろっていないと、馬小屋の前で足止めされることになります。
すべての道具がそろっている状態で、先に馬小屋に自分の馬を到着させた人の勝利。
応用ルール1(簡単ルール)
2つのサイコロを両方とも使います。「どっちのサイコロを使うか」と頭を使わなくなりますが、はじめてならこのルールで遊ぶと良いかもしれません。
応用ルール2(障害レース)
ゲームの準備段階で、「ハードル」を道中に配置します。配置するのはマスの真ん中(マスとマスの間ではない)で、好きな場所で構いません。
ハードルは馬の進行の障害となり、飛び越える必要があります。飛び越えるには、今いる位置からハードルまでのマス数よりも多い数字の出目を出す必要があります。
たとえば、ハードルから2マス手前に馬がいる場合、赤いサイコロで「3」を出さなければなりません。「1」であれば進めますが、「2」だと馬は一歩も動けません。
応用ルール3(サイコロ1つ)
どっちのサイコロを使うかを選んでから振ります。
基本ルールでは、サイコロを2つ同時に振って、出目を見てからどっちのサイコロを使うかを選びますが、この応用ルールでは、振る前に使うサイコロを選びます。
親子で遊んだ感想
3歳の息子と親子で「パカパカお馬」を遊んでみました。
先に感想をまとめるとこんな感じ。
- コンポーネントが豪華
- 初歩的な状況判断能力を学べる
- 負ける悔しさを覚える
まず、箱を開けて感動するのがコンポーネント(コマやタイルなどの総称)の豪華さ。
牧場がかわいいタッチで描かれた「ゲームボード」、手触りの良い木製の「馬のコマ」、何度もはめられる「パズルボード」などなど、どれも丁寧につくられている印象。それなのに良心的な価格設定。この手のボードゲームにしては、かなりリーズナブルと言えます。
かわいい雰囲気で、3歳から遊べるゲームではありますが、意外と考えさせられるのがこのゲームの魅力。コマを進めるか、道具を集めるかが悩ましく、どっちを選ぶと有利になるのか、大人でも悩ましくて楽しめます。
うちの子(3歳児)の場合、どんどん先に進むため、「道具がそろってなくゴール手前で立ち往生し、その間に大人がゴールする」といった場面が何度もありました。
はじめは大人に負けて「悔しい」とだだをこねてばかりでしたが、何度もあそぶうちに、進み具合と道具のそろい具合を考えながらあそぶようになり、大人といい感じに遊べるように。初歩的な状況判断能力を鍛える、いいきっかけになりました。
まとめ
「パカパカお馬」は、道具あつめと馬競争のボードゲームです。
順番に2つのサイコロを振って、状況に応じて、どちらのサイコロをつかうのかを選択するため、初歩的な状況判断能力が鍛えられます。はじめてボードゲームに触れる子は、ゲームを通して「順番を守る」「自分の番になったらやることがある」といった基本的なことを学べるかと思います。
大人も楽しめるので、ぜひお子さんと一緒に遊んであげてくださいね。