2024年8月28日 更新:2024年9月2日に実施される、PS5 本体および周辺機器の値上げの価格を反映しました
新型 PlayStation5 をこれから購入する人、あるいは購入したばかりの人は、「本体以外に買っておいた方が良い周辺機器はあるのか」と疑問に思うのではないでしょうか。
単に PS5 のゲームをプレイするだけなら本体だけでも十分ですが、便利な周辺機器を買い揃えておくと、遊びの幅が広がったり、使いにくさを解消してくれるので、より快適なゲームライフが送れるようになります。
この記事では、PS5 を 3 年以上使い倒している筆者が、心から「買って良かった!」と思えたおすすめの周辺機器を 5 つご紹介しています。それぞれ、どんな周辺機器で、どんなシチュエーションで役に立つのかを詳しく解説しているので、PS5 で快適なゲームライフを送りたい人はぜひ参考にしてください。
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PS5を買ったら最初にやっておきたいおすすめ設定30選
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1. PULSE Explore ワイヤレスイヤホン
新型 PS5 におすすめの周辺機器 1 つ目は、「PULSE Explore ワイヤレスイヤホン」です。
「プレーナーマグネティックドライバー」が内蔵されていたり、ロスレス新規格「PlayStation Link」を搭載するなど、ゲームを快適に遊ぶための最新技術が詰め込まれたワイヤレスイヤホンです。
プレステ純正のワイヤレスイヤホン
商品名 | PULSE Explore ワイヤレスイヤホン(CFI-ZWE1J) |
サイズ | イヤーバッズ:約 35 × 23 × 19 mm(片方のみ / イヤーチップなし) 充電ケース:約 88 × 42 × 38 mm(閉蓋時) |
重量 | イヤーバッズ:約 6.1 g × 2(イヤーチップ M 取り付け時) 充電ケース:約 71 g |
再生時間 | 5時間(内蔵バッテリー) 充電ケース使用時最大 10 時間 |
充電時間 | 本体:約40分 充電ケース:1.5時間 |
充電端子 | USB Type-C |
通信システム | Playstation Link Bluetooth |
発売日 | 2023年12月6日 |
価格 | 34,980円(税込) ※2024.9.2 に 29,980 円から値上げ |
PULSE Explore は、PlayStation 初のワイヤレスイヤホン。PS5 や PS Portal のほか、スマホやパソコンなどの幅広いデバイスに無線接続できるイヤホンです。
搭載されているドライバー(振動板)は、高級ヘッドフォンなどにも採用される「プレーナーマグネティックドライバー」。
一般的なワイヤレスイヤホンに搭載されている「ダイナミックドライバー」に比べ、全体的に歪みが少なく、クリアで癖のない音質です。加えて、細かい音の再現性が高く、「どの方向から足音や銃声が聞こえたか」といった音の位置も把握しやすいのが特徴です。
無線通信技術は、「Bluetooth」と「PlayStation Link」を搭載。PlayStation Link はソニーが独自に開発したロスレス新規格で、音ズレや音質劣化を最小限に抑えた状態でイヤホンにゲームサウンドを伝送します。
PULSE Explore を買うと「PS Link USBアダプター」が付属されているので、これを PS5 のUSBポートに挿すことで PlayStation Link での接続が可能になります。
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「PULSE Explore ワイヤレスイヤホン」は何ができるのか?
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PS5 でワイヤレスイヤホンを使うなら必携
PULSE Explore は、次のような PS5 ユーザーにおすすめです。
- PS5 や PS Portal でワイヤレスイヤホンを使いたい
- 「ヘッドフォン」よりも「イヤホン」の方が好き
- ゲームしながら音楽を聴いたり通話をしたい
PS5 や PS Portal は、一般的なオーディオ機器との Bluetooth 接続ができません。無線で接続でき、かつ公式にサポートされているワイヤレスイヤホンは「PULSE Explore」だけです。
PS5 のゲームサウンドをワイヤレスで聞きたいのであれば、「PULSE Explore」よりも安い「PULSE Elite ワイヤレスヘッドセット」を買うという手もあります。
ただ、ヘッドセットだと「装着感が重くて気になる」「顔や耳が圧迫されて痛くなる」など、付け心地に対して不満に感じることが多いです。ヘッドセットで一度でも装着感が気になった経験のあるゲーマーは、軽い装着感のワイヤレスイヤホン「PULSE Explore」を買った方が失敗がありません。
PULSE Explore は、「Bluetooth」と「PlayStation Link」の異なる無線通信技術を搭載しているため、2 つのデバイスの音を同時に聴くこともできます(これは PULSE Elite でも可能)。
たとえば、スマホとは Bluetooth で接続し、音楽を流しながら、PS5 とは PlayStation Link で接続し、ゲームサウンドを同時に聴く、といったことができます。
「PS5 でワイヤレスイヤホンを使いたい」「好きな音楽を聴いたり友だちと通話しながらゲームを楽しみたい」と考えるゲーマーに最適な周辺機器ですので、気になる方はぜひ購入してみてください。

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2. PlayStation Portal リモートプレーヤー
新型 PS5 におすすめの周辺機器 2 つ目は、「PlayStation Portal リモートプレーヤー」です。
DualSense の全機能が搭載された PS5 のリモートプレイ専用機で、遊ぶ場所や姿勢に捉われず、没入感の高いゲーム体験が可能になります。
PS5 をリモプで遊ぶ専用デバイス
商品名 | PlayStation Portal リモートプレーヤー |
ディスプレイ | 8インチ Full HD タッチスクリーン液晶 |
入出力 | USB端子 ヘッドセット端子 |
解像度 / フレームレート | 最大1080p / 60fps |
サウンド | ステレオスピーカー内蔵 |
充電時間 | 約2時間30分 |
電池種類 | 内蔵型リチウムイオン充電池 |
電池容量 | 4370 mAh |
質量 | 約 529 g |
価格 | 34,980円(税込) ※2024.9.2 に 29,980 円から値上げ |
発売日 | 2023年11月15日(水) |
PlayStation Portal は、PS5 をリモートプレイで遊ぶための専用機。PS5 本体から出力された映像を Wi-Fi 経由で PS Portal に転送しているため、いつでもどこでも PS5 のゲームが遊べます。
形状は、DualSense を半分にして、その間にディスプレイを挟んだような感じ。
ディスプレイは 8 インチで、タブレットよりは小さいものの、スマホのリモプよりも大きく圧倒的に見やすく迫力があります。
リフレッシュレートは 60 Hz でヌルヌル動きます。ハプティックフィードバックやアダプティブトリガーなど、DualSense の機能もそのまま引き継いでいます。
推奨されている通信環境は 15 Mbps以上、最低でも 5 Mbps です。Wi-Fi 環境が良好であれば、映像の遅延や乱れは ほぼなく、小さな文字もハッキリ識別できるほど鮮明に見えます。
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PS Portal の遅延や操作性は?快適にリモプできるかレビュー
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リラックスした姿勢で遊ぶのに最適
PS Portal は、次のような PS5 ユーザーにおすすめです。
- 家族とのテレビ争奪戦にいつも敗れ気味
- いつでもどこでも PS5 のゲームをしたい
- 好きな姿勢でリラックスして遊びたい
- スマホやタブレットのリモプに不満を感じている
PS5 のリモートプレイは、スマホやタブレットのアプリ「PS Remote Play」でも可能です。
ただ、タッチ操作だと繊細な操作が難しく、とても快適に遊べるとは言えません。別途コントローラーを用意すれば少しは快適に遊べますが、起動するたびに接続し直すのが手間だったり、姿勢が固定されたり(寝転がってプレイできない)といった遊びにくさに不満を感じます。
そんな従来のリモプの細かいイライラをすべて解消したのが PS Portal です。いつでもどこでも PS5 を遠隔で起動でき、好きな姿勢でリラックスしてゲームに没頭できます。
今まで、「PS5 はテレビの前でしか快適に遊べない」と思っていた人も、PS Portal があれば、Switch のようにソファやベッドで寝転びながらのプレイが可能になります。
約 3 万円と少々 値が張りますが、遊ぶ場所や姿勢に捉われずに PS5 のゲームを堪能したいと考えるリモプガチ勢なら、大いに買う価値はあります。

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3. ホコリキャッチャー
新型 PS5 におすすめの周辺機器 3 つ目は、「ホコリキャッチャー」です。
本体上部のすき間を埋めつつ、ホコリの侵入を防ぐアクセサリーです。
PS5 上部のすき間を埋めるアクセサリー
商品名 | PS5用 ホコリキャッチャーⅡ |
型番 | ANS-PSV031BK |
対応機種 | PlayStation5 / CFI-2XXXシリーズ (通常版 / デジタル・エディション) |
価格 | 2,068円(税込) |
発売日 | 2023年12月15日 |
JAN | 4573201420831 |
販売元 | アンサー株式会社 |
ホコリキャッチャーは、PS5 内部へのホコリの侵入を防ぐサードパーティ製のアクセサリー。
新型 PS5 の上部には、「本体」と「カバー」の間に大きなすき間が空いています。このすき間を埋めつつ、吸気時に空気と一緒にホコリを吸いこんでしまうのを防ぎます。
フィルター部分は非常に微細になっているので、吸気力を損なうことなく、ホコリやゴミの侵入を阻みます。
フィルター以外にも、10 個のポートキャップが付属されています。このポートキャップを使っていない USB ポート や LAN 端子などに装着することで、そこからホコリやゴミが侵入するのを防げます。
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PS5内部にホコリが侵入するのを防ぐおすすめフィルター
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本体内部へのホコリ侵入を防ぐなら必須
ホコリキャッチャーは、次のような PS5 ユーザーにおすすめです。
- 本体のホコリ対策をしたい
- 本体の内部掃除ができない
- 本体上部のすき間が気になる
旧型 PS5 とは違い、新型 PS5 には内部のホコリを意図的に溜める「ダストキャッチャー」が設けられていません。そのため、吸い込んだホコリは内部に蓄積されていきます。
冷却ファンの付近を掃除機でこまめに吸ったりすればホコリが蓄積することもないと思いますが、やはり定期的に掃除するのは手間です。
ホコリキャッチャーを取り付ければ、本体上部の大きなすき間を埋めつつ、内部にホコリが侵入するのを防げます。ホコリが蓄積されると故障の原因になりかねないので、トラブルが起きる前に導入したいアクセサリーです。

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4. Type-A 端子に変換する USB ハブ
新型 PS5 におすすめの周辺機器 4 つ目は、「Type-A 端子に変換する USB ハブ」です。
本体前面の USB Type-C ポートを Type-A に変換しつつ、ポート数を 4 つに増設してくれるアクセサリーです。PS5 の手前に Type-A ポートを増設することで、Type-A 端子の充電・接続がラクになります。
USB ポートを変換して接続数を増やすアクセサリー
型番 | BSH4U325C1WH |
端子の形状 | Type-C |
USB規格 | USB 3.2 Gen1 |
ポート数 | 4 ポート |
ポートの端子 | Type-A × 4 |
ケーブルの長さ | 約30cm |
メーカー | バッファロー |
USB ハブとは、USB ポートの接続数を増やすアクセサリー。
USB ハブにもいろいろありますが、新型 PS5 で便利なのが、USB ポートを Type-C から Type-A に変換して接続数を増やすタイプのもの。それを可能にするのが、バッファローの「BSH4U325C1WH」です。
新型 PS5 前面に 2 つ備わっている USB Type-C ポートのいずれかに「BSH4U325C1WH」を挿すことで、接続できる端子が Type-A に変換され、接続数(ポート数)が 4 つに増えます。
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PS5のUSBポートが足りない問題を解決するおすすめのUSBハブ
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PS5 前面の USB ポート不足に悩む人におすすめ
USB Type-A に変換する USB ハブは、次のような悩みを抱える PS5 ユーザーにおすすめです。
- USB Type-A で接続したい機器が複数ある
- USB Type-A ポートが前面になくて困っている
新型 PS5 の前面には、Type-A ポートがありません。背面にはありますが、本体の設置場所によっては抜き差しがしにくかったりします。
たとえば、筆者の環境だと壁際に PS5 背面を寄せる形で設置しているため、背面の USB ポートの位置を目視しにくく、本体を少し手前に移動させてから抜き差ししなければなりません。また、Type-A ポートで充電・接続する機器を複数 持っているため、背面の 2 つの USB ポートでは数が足りなくなることもあります。
「BSH4U325C1WH」を PS5 前面の USB Type-C ポートに挿せば、こういった悩みをすべて解決できます。Type-A 端子の抜き差しがラクになり、複数の周辺機器を同時に接続・充電しやすくなります。

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5. nasne
新型 PS5 におすすめの周辺機器 5 つ目は、「nasne」です。
テレビ番組を録画できるネットワークレコーダーで、録画しておいた番組はいつでも好きなときに視聴を開始できます。テレビ視聴アプリ「torne」を PS5 にダウロードすれば、多彩な機能を DualSense で直感的に操ることが可能です。
テレビ番組を録画・再生できる周辺機器
商品名 | nasne |
内蔵ストレージ容量 | 2TB |
入出力端子 | LAN端子 ANTENNA IN(アンテナ入力)端子 ANTENNA OUT(アンテナ出力)端子 EXT HDD(外付けハードディスク)端子 |
外形寸法 | 約44.5×135×187mm(幅×高さ×奥行き) ※最大突起部含む |
価格 | 29,800円(税込) |
メーカー | バッファロー |
「nasne(ナスネ)」は、PlayStation の周辺機器として誕生したネットワークレコーダー(現在はバッファロー製となっていますが、もともとはソニー製)。
メイン機能はテレビ番組の録画・再生で、写真や動画の保存や閲覧といったメディアストレージの役割も担います。
nasne は単体では使えないため、テレビ番組を録画・視聴するためには無料のアプリ「torne(トルネ)」が必要です。torne を PS5 にダウロードして、アプリ上で見たい番組を検索・録画しておけば、好きなときに視聴を開始できます。
torne は SIE(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)が開発しているアプリなだけあって、PS5 との親和性は非常に高いです。
たとえば、録画したテレビの視聴機能。
DualSense の方向キー「右」を押せば倍速再生になり、さらに方向キー「上下」で再生速度を 1.2 倍 ~ 2 倍まで、0.1 倍速 単位で微調整できます。
視聴中に「三角ボタン」を押せば、すぐに字幕を表示させることも可能。テレビ番組と言えば本編の前にイントロ や合間に CM が流れたりしますが、これはアナログスティックを左右に傾ければスキップできます。
このほか、torne にはさまざまな機能が備わっており、それらをサクサク動かすのが PS5、ゲーム感覚で多彩な機能を自在に操るのが DualSense。PS5 と torne と nasne を連携すれば、お気に入りのテレビ番組の視聴も捗るでしょう。
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PS5版torneでテレビ番組を録画・視聴する全手順【徹底解説】
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番組の最新話をいち早く見たいなら買うべき
nasne は、次のようなユーザーにおすすめです。
- アニメやドラマの最新話をいち早く見たい
- お気に入りの番組を何度も見返したい
- 録画した番組を外出先でも見たい
地上波で放送しているメジャーな番組であれば、ネトフリやアマプラなどの動画配信サービスに加入すれば、好きなときに視聴できてしまいます。ただ、最新話の配信までに時間がかかったり、一部や一定期間は有料だったりして、見たいときに自由に見れなかったりします。そもそも配信されなかったり、配信期間が終了してしまっているものもあります。
こういったサブスクの縛りから解放してくれるのが nasne。録画した映像は自分のものとして、見たいときにすぐに視聴を開始できます。たとえば、リアルタイムで見るのが難しい深夜帯のアニメの最新話を、翌日以降の好きなタイミングでじっくり見れます。お気に入りの番組は手元にずっと残しておけるので、いつ何度 見返してもお金はかかりません。
ちなみに、PS5版「torne」で nasne に保存した映像は、iPhone などのモバイル端末でも視聴できます。録画したテレビ番組は端末に保存できるので、外出先でオフライン再生する、といったことも可能です(もちろん、保存期限なし)。

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まとめ
この記事では、2020年の発売当日から旧型 PS5 を使い続けた後、新型に買い替えた筆者が、心から「買って良かった!」と思えたおすすめの周辺機器を 5 つに絞ってご紹介してきました。
どれも PS5 の遊びの幅を広げたり、かゆいところに手の届く周辺機器ではありますが、5 つの製品すべてが、すべての人にとって必要とは限りません。置かれている状況によっては、必要性の高いものもあれば、買わなくても特に不便なく PS5 を使い続けられるものもあります。
高価な周辺機器もあるので、製品の特長や利便性をしっかりと捉え、それが自分にとって本当に必要かどうかを購入前に見極めることが大切です。

この記事で紹介した周辺機器