PS5 の USB ポートは、USB ハブを使えば簡単に増やすことができます。ただ、USB ハブにもいろいろな種類があるため、どれを選べばいいかと悩む方も多いでしょう。
そこでこの記事では、PS5 に適した USB ハブの選び方とおすすめをご紹介します。実際に PS5 に USB ハブを接続する様子も詳しくご紹介しているので、USB ポートを増設したいと考える方はぜひご参考にしてください。
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※2023年 最新モデル。記事の写真のものとは見た目が異なりますが、性能は同じです。
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USBハブとは
「USB ハブ」とは、USB ポートの接続数を増やす機器のこと。
PS5 には、前面に 2 つ、背面に 2 つの USB 端子があります。このうち、コントローラーや HD カメラ、PS VR などの接続に使うのが「USB type-A」です。ただ、USB type-A のポートは PS5 に 3 つしか備わっていないので、複数の周辺機器を同時に接続する人だと、 USB ポート(type-A)が足りなくなってしまいます。
この問題を解決するのが「USB ハブ」。USB ポートの数を増やすことで、複数の PS5 周辺機器を同時に接続できるようになります。
USBハブの選び方
USB ハブといっても、その種類はさまざま。間違ったものを選んでしまうと、PS5 では使えなかったり、その性能を十分に発揮できなかったりします。
失敗しないためにも、以下の 4 つの項目はチェックしましょう。
1つずつ解説していきます。
なお、おすすめの USB ハブは後述しているので、「選び方はいいから、どれを買えばいいか教えて」という方は先へと読み進めてください。
「端子の形状」を確認
USB ハブを選ぶときにもっとも基本的なことが、端子の形状(差し込み口)の確認です。「USB ハブが PS5 本体に差せるか」と「PS5 の周辺機器が USB ハブに差せるか」の 2 点を確認しましょう。
PS5 側の接続端子は、USB Type-A か USB Type-C のいずれか。ですので、接続端子は「USB Type-A」か「USB Type-C」のUSB ハブを選びます。
そして、 USB ハブ側の端子は「USB Type-A」のものを選びます。PS5 の周辺機器の端子は「USB Type-A」のものが多く、足りなくなるのはこちらのポートだからです。
つまり、接続端子が「USB Type-A」または「USB Type-C」で、 USB ハブのポートが「USB Type-A」となっているものを選ぶのが良いでしょう。
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「USB規格」を確認
USB は「規格」によってデータの転送速度が異なります。USB の転送速度は、データを書き込んだり、読み込んだりする速さです。
PS5 に搭載されている USB 端子の規格は、前面が「USB 2.0」、背面が「USB 3.0」となっています。「USB 2.0」の最大転送速度 は 480Mbp sなのに対し、「USB 3.0」の最大転送速度は 5Gbps と高速転送が可能です。
PS5 の周辺機器によっては、「USB 3.0」に接続することが推奨されているものもある(例:HDカメラ)ので、USBハブも「USB 3.0」規格以上を選ぶようにしましょう。
「ポート数」を確認
ポート数とは、USB ハブに搭載されている USB 端子の差し込み口の数のこと。
ポート数が少ないとすぐにすべて埋まってしまい、足りないために買い直しが必要になります。かと言って、ポート数が必要以上に多すぎるとハブも大きくなり、ムダにスペースをとるため邪魔になります。ですので、ポート数は接続したい周辺機器の個数に応じて選ぶようにしましょう。
PS5 に USB 接続する「Type-A」の周辺機器はそれほど多くはないため、個人的には、USB ハブのポート数は 4 つもあれば十分だと考えます。USB ハブのポート数が 4 つのものを選べば、「USB Type-A」のポート数が前面・背面を合わせて 6 つになります。6 つもあれば、今後 新しい周辺機器が発売されても、ポート数が足りないと悩むこともないでしょう。
「ケーブルの長さ」を確認
USB ハブによってケーブルの長さが異なります。短いものだと 10 cm、長いものだと 1m 以上のケーブルのものもあります。
ケーブルが短いと、PS5 を縦置きにした状態で USB ハブを接続すると、USB ハブが宙づりのような状態になってしまいます。これだと見た目が悪くなるだけでなく、ケーブルに負荷がかかってしまいます。
PS5 を縦置きにした場合、USB 端子(Type-A)は、前面が床から約 20 cm、背面が床から 13cm の位置に備わっています。ですので、 USB ハブのケーブルは 20 cm以上あった方が良いでしょう。これなら、PS5 を縦置きにした状態でも USB ハブが床に届くため、安定した状態で使えます。
おすすめのUSBハブ
ここまで、USBハブの概要と選び方について解説してきました。
先ほど説明した「USBハブの選び方」の内容をまとめると、以下のような商品が PS5 には理想だと言えます。
- 端子の形状:Type-A または Type-C
- USB規格:USB 3.0 以上
- ポート数:4 ポート 程度
- ケーブルの長さ:20cm 以上
上記の条件を満たすのが、こちらのバッファロー社の USB ハブ。
型番 | BSH4U115U3WH ※2023年モデルはBSH4U325U3WH |
端子の形状 | Type-A |
USB規格 | USB 3.0 |
ポート数 | 4 ポート |
ケーブルの長さ | 約1.0m |
メーカー | バッファロー |
バッファローは家電・PC周辺機器の大手メーカーなので安心ですね。
接続端子が「USB Type-A」となっているので、PS5 の前面もしくは背面の「USB Type-A」に接続ができます。
PS5 前面の「USB Type-A」に接続することもできますが、こちらは「USB 2.0」となっています。これだと、「USB 3.0」規格のUSB ハブを買った意味がなくなるので、背面の「USB Type-A」に接続しましょう。
ケーブルの長さは 1 mもあるので、PS5 を縦置きした状態で USB ハブを接続しても、USB ハブがしっかり床についています。
ポートは 4 つ。なので、背面の「USB 3.0」端子が 4 + 1 で 5 つになったことになります。コントローラーや HD カメラ、PS VR、ワイヤレスヘッドセットなどの USB 端子を同時に接続するときに便利です。
PS5 を横置きにするとこんな感じ。横置きの場合、ケーブルが長くて余ってしまいます。横置き派の人はケーブルが短いタイプがおすすめ。
色はホワイトで、デザインがシンプルなので PS5 のそばにおいても違和感ありませんね。ブラックもあるのでお好みで。
肝心の動作ですが、試しに DualSense を USB ハブに差してみると問題なく充電ができました。
レストモード中の充電も問題なくできています。
周辺機器によっては、USBハブ接続だと正しく動作しない可能性もあります。そうなったら空いてるポートを使うか、USB ハブを前面のUSB端子に移したりして柔軟に対応してみてください。

まとめ
PS5 の USB ポートが足りなくなったら、USBハブで増設しましょう。
PS5 専用の USB ハブもありますが、それだとパソコンなど他の機器では使えなくなるのでおすすめはしません。
おすすめのUSBハブは、バッファロー社の「BSH4U325U3WH」です。USB 3.0 規格のハブのなので、PS5 背面の高速な USB ポートを増やせます。値段も手ごろ。USBポートを増やしたいと考える方は、ぜひ使ってみてくださいね。
この記事で紹介したアイテム
※2023年 最新モデル。記事の写真のものとは見た目が異なりますが、性能は同じです。