Nintendo Switch を「テレビよりも もっと大きい画面で遊びたい!」と思い、プロジェクターを買ってみました。
プロジェクターというと高価なイメージですが、探せば 1 万円 程度で手に入る商品もあります。また、投影用のスクリーンなんかも売っていたりしますが、広い壁さえあればゲーム画面を写すことが可能です。
ただ、プロジェクターへの接続方法が分からなかったり、そもそも、どのプロジェクターを買えばいいか悩むかと思います。
この記事では、実際に Switch をプロジェクターにつなげて、大画面でゲームをしてみたので、その工程をまとめています。私と同じように「Switch をプロジェクターにつないで、映画館みたいな雰囲気で遊んでみたい」と考えている方のご参考になればと思います。
この記事で紹介するアイテム
プロジェクターで映したSwitchの画面
先に、プロジェクターを使うと、どんな風なゲーム画面になるのかご紹介しておきます。
以下は、1万円ほどで購入した格安プロジェクターと Switch を接続して、「スプラトゥーン3」のゲーム画面を壁面に映したときの実際の様子です。
プロジェクターとしてはかなり安かったため、画質が悪いのではないかと不安でしたが、思ったよりも見やすいです。
投影した壁面に凹凸があるため、近くに寄って見るとどうしても画質は悪く見えてしまいますが、遠くから見ればそれほど気にならないかと思います。
プロジェクターの投影に必要な物
Switchをプロジェクターに接続するために必要なものは、
のみです。
三脚に関しては「あれば便利」という程度のものなので、なくても大丈夫です。
Switch(有機ELモデル / 従来モデル)
Switch のゲーム画面をプロジェクターに投影するには、テレビモードができるモデルが必要です。テレビモードができるのは、有機ELモデル / 従来モデルです。いずれかを用意しましょう。
Switch Lite はテレビモードができないので、プロジェクターに接続ができません。
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プロジェクター
プロジェクターは、入力端子に「HDMI」があるものを選びます。
プロジェクターにもいろいろありますが、今回 私が購入したのは、格安家電で人気の「山善」のプロジェクター(型番:YLP-80HD)。購入価格は 9,580円(税込)でした。
山善のプロジェクターには、リモコンやACアダプターなどが同梱されていました。
AVケーブルも付属されていましたが、Switch に接続する場合は、Switchに付属されていた HDMIケーブルを使うので不要です。
デザインはシンプルです。
リモコンではなく、本体のボタンで操作することも可能。
入力端子に「HDMI」もあるので、Switch に使えます。
三脚(あれば便利)
プロジェクターを壁面に投影するとき、高さを調整できた方が圧倒的に便利です。
高さ調整には、写真撮影などに使う三脚を使います。三脚は2,000 ~ 3,000円ほどで購入ができます。
一般的なプロジェクターには、取り付け用のネジ穴がついているので、ここに三脚のアダプターを挿してつなげます。
ちなみに、写真の三脚は「NEEWER」というブランドの撮影用ライトスタンド(照明などを取り付けるためのスタンド)です。コスパが良いのでおすすめです。
Switchとプロジェクターの接続方法
Switchとプロジェクターは、以下の手順で接続していきます。
画像とともに詳しく解説していきます。
1. Switchをテレビモードにする
まずは、Switch をテレビモードにします。
Switch ドックの一番上の端子に ACアダプターを差し、もう一方を直接コンセントに差し込みます。
本体の電源ボタンを押したあと、Aボタンで HOMEメニューまで進み、この状態でドックに差します。
2. プロジェクターを起動する
次に、プロジェクターを操作していきます。
プロジェクターの端子に ACアダプターを差し、もう一方を直接コンセントに差し込みます。
Switch ドックの中央の端子に HDMIケーブルを差し、もう一方をプロジェクター側の HDMI端子に差します。
これで、Switch とプロジェクターがつながりました。
プロジェクターの電源を入れます。
接続や設定に問題がなければ、この時点でSwitchの画面がプロジェクターに映し出されます。より見えやすくするため、カーテンなどを閉めきって、部屋を真っ暗にしてみましょう。
3. 映り方を調整する
このままではゲームができる映像とは言えないので、プロジェクターの映り方を調整していきます。
まずは、プロジェクターの高さを調整していきます。画面が建具で見切れているので、見やすい高さに調整しました。三脚があれば高さの調整が簡単です。
次に、画面の大きさを調整します。プロジェクターに映し出される画面の大きさは、スクリーンとの距離で異なります。遠いほど大きくなり、近いほど小さくなります。大きすぎると画質が荒れるので、少しずつ距離を変えて、適切な位置を見極めてみてください。
高さや距離がだいたい決まったら、さいごにピント合わせと台形補正を行います。
プロジェクターの位置によっては、ピンぼけしたような映像で画面も歪んでいるので、プロジェクターのレンズ付近にある「フォーカス」「台形補正」の調整ダイヤルをぐるぐる回して、ピントと歪みを調整しましょう。
以上で、見やすくなりました。
さいごに、入力切換で「HDMI」の入力に切り換えます。
これで、Switch のゲーム画面をプロジェクターに投影することができました。
「山善」のプロジェクターでゲームした感想
今回は、「山善」の格安プロジェクターで「スプラトゥーン3」を遊んでみました。
まず、低価格で標準機能が備わったプロジェクターを買えた点には満足しています。今までプロジェクターを使ったことがなかったので不安でしたが、山善のプロジェクターは 1 万円以下だったため、もし「思ったのと違う」となっても惜しくない価格です。
設定や接続も簡単でした。Switchをいつものテレビモードで遊ぶようにケーブル類を接続するだけなので、迷うことなく使えます。
ただ、音質は良くなかったです。Switch のゲーム音はプロジェクターから流れるわけですが、正直「おまけ」でついているようなレベルのスピーカーだったので、音にこだわる人はガッカリするかもしれません。
音質が気になる方は、ワイヤレスイヤホンやスピーカーを Switch につなげることで解消できます。
静音性も低いです。ゲームしている間、冷却ファンの動作音がずっと鳴っています。これに関しても、ワイヤレスイヤホンやスピーカーを Switch につなげ、音量を上げれば気にならなくなります。
音に関してはやや不満でしたが、全体的には満足です。今までずっと「映画館みたいな雰囲気でゲームしたい!」と願っていたので、その夢が1万円ほどで叶ったのでうれしかったです。
まとめ
Switch をプロジェクターに接続すれば、大画面でゲームが楽しめます。
プロジェクターの値段はピンキリで、高価格帯の商品であれば、音質も画質も最高だと思います。ただ、いきなり高価なプロジェクターを買うのはリスクが高すぎます。
そんな方には、「山善」のプロジェクターがおすすめ。コスパが良いので、入門機として試しやすい商品です。Switch も問題なく遊べたので、気になる方はぜひ通販サイトなどで購入してみてください。
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