1万円の価値はあるのか?復活したバーチャルボーイ。通常版とペーパーモデル、どちらを買うべきか徹底検証

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伝説のハード「バーチャルボーイ」がついに復活しました。

当時の姿を再現した1万円の通常版と、手軽な3000円のペーパー版。 一体どちらを選ぶべきで、そこに価格以上の価値はあるのか?

今回は、2つの質感や使い心地だけでなく、Switch2や有機ELモデルによる見え方の違いまで徹底的に比較検証しました。

決して安い買い物ではありません。あなたが手に入れる前に、忖度なしの率直な感想をぜひ参考にしてください。

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バーチャルボーイの概要と、当時との違い

今からおよそ30年前。赤と黒だけの世界で、いち早く3D映像に挑んだ任天堂の野心作。それがバーチャルボーイです。

当時は専用ハードを直接覗き込んで遊ぶスタイルでしたが、今回はその覗き込む体験を Switchで当時の姿そのままに再現できるようになっています。

とはいえ、中身は令和のSwitch版。では、Switch版は当時と何が違うのか。進化しているポイントは3つです。

違い1. ハードウェアの仕組み

1つ目は、ハードウェアの仕組み。 かつてはディスプレイ一体型の専用機でしたが、今回はSwitch本体をゴーグルにセットして、その画面を見るスタイルになりました。Switchそのものがモニター兼本体になるわけです。

違い2. ソフトと操作

2つ目は、ソフトと操作。 昔はカセットを差し込んで遊んでいましたが、今回はNintendo Switch Onlineでの配信形式となり、操作も左右のJoy-Conで行います。あわせて注目なのがラインナップ。当時未発売に終わった幻のタイトルまで配信されます。

違い3. 映像の進化

3つ目は、映像の進化です。今回はSwitchの画面を使用するため、当時よりも解像度が上がり、より鮮明な映像で楽しめます。 2026年内には、画面の色を赤以外に変更できる機能も追加される予定です。

このように、仕組みや機能は現代的にアップデートされていますが、3D体験という核となる部分は当時のこだわりが詰め込まれたまま。まさに、現代版バーチャルボーイとも言える仕上がりになっていますね。

準備するものと「2つのモデル」

では、実際にこれを遊ぶには何が必要なのか。気になる 2つのモデルの違いも含めて、揃えるべき3つのアイテムを確認していきましょう。

Switch / Switch2

まず1つ目は、Switch2 または Switch 本体です。ただし、Switch Liteでは遊ぶことができません。ゴーグルにセットする際にコントローラーを外す必要があるので、Switch Liteは物理的にセットできない仕様になっています。注意してください。

Nintendo Switch Online+追加パック

2つ目は、Nintendo Switch Online 追加パックへの加入です。先ほどお伝えした通り、ソフトはすべて配信形式ですが、バーチャルボーイは追加パックの枠に含まれています。通常のオンラインプランでは遊べないため、プラン選択の間違いには十分注意してください。

バーチャルボーイ(本体)

そして3つ目が、今回の肝となる専用のゴーグルです。これには、プレイスタイルに合わせて選べる2つのモデルが用意されています。

まず、本命と言えるのが「通常版」。 価格は約1万円。当時のデザインを忠実に再現した、スタンド付きの本格モデルです。本体をデスクに置いて覗き込むようにして遊びます。安定した視点でじっくりと3D世界に没入したい人向けですね。

対して、より手軽なのが「ペーパーモデル」です。

こちらは約3000円と安価で、段ボール製のゴーグルを使用するスタイル。試しにバーチャルボーイを体験してみたい、というライトユーザー向けと言えるでしょう。

これらは共に、マイニンテンドーストアでNintendo Switch Online加入者のみが購入できます。一般の販売店での取り扱いはありませんので注意してくださいね。

遊ぶために必要な準備は、以上の3点です。

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開封!通常版とペーパーモデル

それでは、手元にあるこの2つのパッケージを実際に開けていきましょう。

通常版の中身

まずは1万円の通常版、こちらの中身からチェックしていきます。

パッケージは正面がウィンドウになっていて、まるでディスプレイケースのように本体が収まっています。箱全体がこの鮮やかな赤に包まれているのは、今回のモデルならではの特徴ですね。

ちなみに、1995年当時のパッケージは黒を基調としたデザインでしたが、今回はあえて本体の赤を前面に押し出しています。バーチャルボーイという存在をより強く象徴しているように感じますよね。

一通り外観をチェックしたところで、中身を取り出していきましょう。

箱を開けると、中央に主役のゴーグル本体。そしてその両脇をガードするように黒い内箱が収まっています。

中央の本体を持ち上げてみます。手に取ってみると、意外にもずっしりした感じはありません。むしろ、この見た目のボリューム感から想像するよりもずっと軽いです。

中央のつまみに指をかけてこの仕切りを取り外すと、箱の底に専用のスタンドが収納されているのがわかります。

手に取ってみると、しっかりとした硬質感と重量があります。このスタンドを本体に装着して、デスクに置いて遊ぶのがバーチャルボーイの基本スタイルとなります。

スタンドを取り出した箱の底には、さらにもう一つのパーツが収まっています。

こちらは、Switch本体をゴーグルにセットするための専用アタッチメントです。

Switch2 用のアタッチメントはあらかじめゴーグル本体に装着されていますが、Switch を使用する場合は、こちらのパーツに付け替えて使用する形になります。

パーツには「Nintendo Switch」と印字されており、どちらの本体用か迷わないよう配慮されていますね。

改めて中身を整理すると、箱の中に独立して入っているのは、ゴーグル本体、スタンド、アタッチメントの3点です。

アイシェードやレンズカバーといったパーツは、あらかじめ本体に取り付けられた状態になっていますよ。

ちなみに、当時の本体にはコントローラーが付属していましたが、今回は同梱されていません。手持ちのJoy-Conなどをそのまま使用する、今のSwitch環境を活かした設計になっています。

ペーパーモデルの中身

続いて、もう一つのモデル、3000円のペーパーモデルのパッケージを見ていきましょう。

こちらは通常版とは異なり、ウィンドウのない真っ赤な正方形のボックスに収まっています。正面にはNintendo Switch Onlineのロゴが配された非常にシンプルなデザインです。

側面や背面には、組み立て後のイメージ図や使用上の注意などが細かく記載されていますね。通常版がディスプレイを意識していたのに対し、こちらはキットとしての実用性を感じさせるパッケージです。

こちらも中身を確認していきましょう。

箱を開けると、ビニールに包まれた本体がそのまま収まっていました。

左右の段ボールを引き上げると本体が取り出せます。段ボール素材らしい、すっきりとした軽さがあります。

保護用のビニールを取り外すと、段ボールの質感を活かした赤いボディが現れました。

通常版とは異なり、こちらは本体以外の付属品はありません。割り切ったシンプルな内容物となっていますね。

以上、通常版とペーパーモデル、それぞれの同梱品一式でした。

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本体の作りと見た目をチェック

中身を一通り確認したところで、ここからは2つの本体を並べて、作りや見た目を詳しくチェックしていきましょう。

前面

まずは、前面のディテールから見ていきます。 特徴的な深いV字の切り欠き。

通常モデルでは、これをプラスチックの物理的な凹凸で忠実に再現しています。

一方で、ペーパーモデルの作りも凝っています。こちらは単なるプリントではなく、黒い土台に赤い段ボールを重ねることで、立体的なラインを表現しているんですね。

立体感のある造形の通常モデルと、シャープな平面のペーパーモデル。同じ赤と黒でも、全く異なる魅力があります。

側面

次は、側面からのシルエットです。

通常モデルは、後方に向かってなだらかに絞り込まれる流線型のラインが特徴的。
対してペーパーモデルも、同じように絞り込まれたシルエットを再現していますが、こちらは潔いほど直線的なカッティングで構成されています。

サイドのNintendoのロゴも、樹脂成型の立体か、フラットなプリントかという違いがあり、それぞれの素材感が活きていますね。

ペーパーモデルには独自の工夫も施されています。 前面サイドにあるパーツ、実はこれ、高さが調整できるギミックになっています。 Switch2をセットする際は低く、Switchをセットする際は、折り目を押し込んで高くしておきます。

覗き込む部分(レンズ周り)

今度は、実際に覗き込む部分をチェックしましょう。ここは両者の設計思想が最もよく表れているポイントです。

まず目に飛び込んでくるのが、顔に触れるアイシェードの違いです。 通常モデルは、実機同様の厚手のスポンジを採用。顔への密着感が高く、外光をしっかり遮断してくれるので、没入感は抜群です。

対するペーパーモデルは、紙のカッティングだけでフィット感を作っています。素材はシンプルですが、計算されたカーブが絶妙で、必要十分な遮光性を実現しています。

そして、その奥にあるレンズ。

通常モデルは赤い長方形のレンズに見えますが、実はこれ、着脱式のカバーなんです。これを外すと、中からはペーパーモデルと同じ、大きな円形レンズが現れます。

見た目は違っても、光学的な基本構造は共通なんですね。

ちなみに通常モデルのこのカバーは、将来的に画面の色変更に対応する拡張性も予定されているそうですよ。

天面

続いて、本体の天面です。

通常モデルは、「ピント調節」や「眼幅調節」のダイヤルが別パーツで立体的に再現されています。これらは固定されたダミーなので動きませんが、このメカニカルな密度感が所有欲を満たしてくれますね。

一方のペーパーモデルは、これらをすべてイラストで表現。素材を活かしたシャープな面構成に、カチッとしたラインのデザインが美しく映えています。

ちなみに、物理的なスイッチはありませんが、目の幅や画面サイズの調整は、ゲーム画面の設定から行えるようになっていますよ。

底面

次は底面を見てみましょう。

通常モデルは、ボリュームダイヤルや端子類などの細部が驚くほど忠実です。すべて固定されたダミーですが、このメカメカしい作り込みが本物のような重厚感を生んでいます。 中央にはスタンド用のソケットがあり、さらにこのアタッチメントを交換することで、SwitchとSwitch2を切り替えて使える設計になっています。

対するペーパーモデルは、底面もシンプルな作り。ダイヤルや端子類のイラストは潔く省かれています。

サイズと重さ

最後に、サイズと重さを比較します。

数値で見ると、その差は一目瞭然。 通常モデルは、幅・奥行きともに一回り以上大きく、立体物としての圧倒的なボリューム感があります。重さもペーパーモデルの4倍以上。

ただ、これはスタンドに固定して顔を近づけて遊ぶスタイルを前提としているためで、このズッシリとした重量が、実機さながらの安定感を生んでいます。

一方のペーパーモデルは、驚くほどスリムでコンパクト。Switchをセットしても負担が少なく、手で持ってサッと覗き込む軽快なプレイに特化しています。

こうして比較してみると、同じ形を再現しながらも、目指している方向性が全く違うのが面白いですよね。

以上、外観のディテールと、サイズ・重さの比較でした。

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いよいよ合体!セットアップ手順

それでは、いよいよSwitch本体を合体させていきましょう。

通常モデルのセットアップ

まずは通常モデル。こちらは腰を据えて遊ぶ「据え置きスタイル」です。

先に底面のソケットを確認してください。ここには、使用する本体に合わせた「アタッチメント」を装着します。

出荷状態ではSwitch2用のアタッチメントが装着されていますが、Switchを使う場合は、付属の専用アタッチメントに交換が必要です。交換には市販のプラスドライバーを使用します。ネジを外して付け替える手間があるので、あらかじめ準備してくださいね。

アタッチメントの準備ができたら、HOMEメニューから「バーチャルボーイ Nintendo Classics」を起動します。画面に「専用ハードにセットできたら」と表示されたら、Switchをセットしていきます。

アイシェード中央のくぼみに指を入れて、上部の蓋をパカッと開けます。

ここにJoy-Conを取り外したSwitch本体を、中央に合わせてセットします。このとき、左右どちらかにずれていると映像が正しく見えないことがあるので、中心を意識して置いてください。

セットができたら、本体カバーをしっかり閉じます。

次はスタンドです。脚を左右にしっかり開いて、平らで安定した場所に置きます。

バーチャルボーイ本体を両手で持ち、ホルダーの奥側に位置を合わせてから、手前を下方向に押し込みます。

ここで注意したいのが向きです。取り付けの際は、「取り外しボタン」がレンズ側を向くのが正解です。反対に取り付けないようにしてくださいね。

最後に、背面の角度調整ツマミを回して、覗き込みやすい角度に調整したらハードの準備は完了です。

ゴーグルを覗き込んで、タイトル一覧が表示されるまで進めます。遊びたいタイトルを選んでゲームを楽しみましょう。

ペーパーモデルのセットアップ

続いて、ペーパーモデルのセットアップです。 こちらはJoy-Conを握って遊ぶ「手持ちスタイル」になります。

先に、遊ぶ本体にあわせて底面の高さを調整しておきます。Switch2で遊ぶなら低く、Switchなら折り目を押し込んで高くしておきます。

次に「バーチャルボーイ Nintendo Classics」を起動し、案内に従って進めていきます。

片方のJoy-Conを取り外したSwitch本体を横から差し込んで、画面が中央にくるように位置を合わせます。

取り外していたJoy-ConをSwitchに取り付けたら準備は完了です。

ゴーグルを覗き込んで、タイトル一覧が表示されるまで進めます。遊びたいタイトルを選んでゲームを楽しみましょう。

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実際に遊んでわかったこと・画質比較

それでは、実際に遊んでわかった本音の感想をお伝えします。

ゲーム自体の面白さについて

まず驚いたのが、その立体視としての精巧さです。

バーチャルボーイは赤と黒の2色のみという極めてシンプルな世界ですが、実際に覗き込んでみると、画面の隅々まで一切のブレがない、クリアな奥行きが広がります。 現代のVRのような全方位の没入感とはまた違う、箱庭の中に吸い込まれるような、緻密で正確な立体感がそこにはありました。

ただ、この素晴らしい立体表現が、ゲーム体験そのものを根本から変えているかというと、少し冷静な見方も必要かもしれません。 確かに奥行きによって映像はダイナミックになり、異世界を覗き込むような楽しさは他にありません。ですが、その立体視がゲームのルールやシステムに不可欠な要素として機能しているかと言えば、まだ、視覚的な驚きの域に留まっているようにも感じました。

良くも悪くも、この圧倒的な奥行きの深さそのものを味わうこと。それが、このハードをプレイする一番の醍醐味なのだと改めて実感しました。

通常モデルとペーパーモデルによる見え方の違い

続いて、通常モデルとペーパーモデルによる見え方の違いについて触れておきます。

実は、同じSwitch本体を使っているにもかかわらず、通常モデルの方が圧倒的に画面がくっきりと、鮮やかに見えます。 

その理由をじっくり観察して気づいたのが、通常モデルのレンズ部分。丸いレンズの手前に、長方形の赤いレンズカバーが付いている点です。これがフィルターの役割を果たし、赤色を強く補強してくれます。

さらに、通常モデルは遮光性が高いため、外からの光を完全にシャットアウトした暗闇で覗き込むことになります。 これによって赤と黒のコントラストが極限まで引き出され、映像全体がクッキリ見えるというわけです。

一方のペーパーモデルも、赤と黒の表現は十分しっかりしています。 ただ、通常モデルと直接比べてしまうと、どうしてもコントラストが低く、映像の締まりが物足りないように感じてしまいました。

この色のキレの差は、通常モデルの大きなアドバンテージだと言えます。

Switch の機種による見え方の違い

では、ここに差し込むSwitch本体の種類によって、映り方はどう変わるのか。今回は、Switch2、Switch、そして有機ELモデルの3機種を比較しました。

検証方法は、ペーパーモデルに2つの本体を半分ずつ差し込み、片方の目で交互に覗いて比べるというシビアなやり方で行いました。

その結果、興味深い違いが明らかになりました。 もっとも鮮明に、くっきり見えたのは、意外にもSwitch2を抑えて有機ELモデルでした。 

バーチャルボーイの映像は赤と黒だけで構成されているため、黒が完全に沈み込む有機ELだと、色の境界線が鋭く際立ちます。最新機種の解像度以上に、本物の黒がもたらす視覚的な鋭さが勝っている印象です。

では、同じ液晶であるSwitch2とSwitchはどう違うのか。 ここでも明確な差がありました。SwitchよりもSwitch2の方が、明らかに黒が締まり、赤も濃く見えます。

Switchの液晶は、画面の大半を占める黒い部分にどうしてもわずかな光漏れがあり、映像全体が少しぼやけた印象になります。 対してSwitch2は、液晶パネル自体の性能が上がっているためか、黒の浮きが抑えられ、赤色の発色も濃厚です。

実際に画質を比較してみた印象をまとめると、一番は有機ELモデル、次にSwitch2、そしてSwitchという順番になります。

ただし、ここで一つ補足があります。 今の順位は、あくまでペーパーモデルで比較した際の話です。

通常モデルで比較してみると、不思議なことにこの3機種の差はほとんど感じられなくなりました。

おそらく、通常モデルに搭載されている赤いレンズカバーが、液晶特有の「黒浮き」をうまく吸収し、赤色の発色を底上げしてくれているのだと思います。

専用設計のレンズカバーが、一種の補正フィルターとして機能することで、どのSwitchを使っても、バーチャルボーイとして理想的な画質に整えられてしまう。通常モデルが、単なるガワの豪華さだけでなく、ハードウェアとしていかに完成されているかを物語る、面白い発見でした。

装着感や疲労感について

気になるプレイ中の装着感についても、正直にお話しします。

ここで大きく関わってくるのが、顔に触れるアイシェードの素材の違いです。

通常モデルはクッション性の高いスポンジを採用しています。感触が柔らかくフィット感も程よいため、顔への当たりは優しいです。

一方のペーパーモデルは、顔に触れる部分がプラスチック素材のため、常に顔に押し当てていると、おでこや鼻の周りに硬い感触が残るのが気になってきます。

プレイ中の疲労感ですが、通常モデルは、頭を固定したまま同じ姿勢をずっと維持しなければならないため、次第に首から肩、背中にかけて、ズッシリとしたコリを感じるようになります。

ペーパーモデルは首の角度は自由ですが、本体を常に手で支えなければならないので、腕と手首への負担を感じます。コントローラーを本体に装着したまま操作するため、持ちにくく操作しづらいという難点もあります。

ただ、椅子に深くもたれかかったり、寝ころんだりと、楽な姿勢を探りながらプレイできるのは、通常モデルにはない強みですね。

その半面、通常モデルのような密着感はないため、常にどこからか光が入り込んでしまう感覚があります。どうしても映像のコントラストが落ちてしまうため、没入感という点では一歩譲る形になります。

没入感と引き換えに姿勢を維持し続けるか、光の入り込みはあっても自由な姿勢を取るか。ここは悩ましい選択になりそうですね。

実際に使い込んでみて、どちらも一筋縄ではいかない、バーチャルボーイらしい一癖あるデバイスだと感じました。

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【独自検証】XRグラスでも立体に見える?

ここで、ガジェット好きなら誰もが気になるもう一つの遊び方を検証しておきます。 専用ゴーグルではなく、VitureなどのXRグラスを繋いで、もっと快適に、大画面で遊べないのか?という点です。

結論から言うと、残念ながらこれは不可能でした。

XRグラスは、専用のモバイルドックを介してSwitch2本体と接続するのですが、このドックを繋いだ時点で、Switch2側はテレビモードに切り替わります。

この状態で、バーチャルボーイ Nintendo Classicsを起動すると、ソフトがテレビ出力を検知し、本体をドックから取り外してくださいという警告を出して、動作を停止させてしまうのです。

つまり、どれだけ高性能なXRグラスを準備しても、テレビモードでは起動させないというソフト側の仕様によって、映像を映し出すことすら許されないわけです。

正直、XRグラスを使えば重さや姿勢の悩みから解放されるのでは、と期待していたのですが、結果は完敗でした。

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まとめ:バーチャルボーイは今、買いなのか?

ここまで、準備から実践、そしてレビューまでお届けしてきましたが、最後に結論です。

令和の今、このバーチャルボーイ体験は本当に買いなのか?

正直な感想を言わせてもらえば、多くの人にとって、わざわざ高いコストを払ってまで手に入れる価値があるかは、かなり微妙です。

まず、ハードルが高すぎます。このソフトを遊ぶためだけに割高なオンライン追加パックを選び、さらに数千円から1万円の専用ゴーグルを買い揃える。そのコストに見合うほどゲーム自体に夢中になれるかと言えば、答えはノーです。

最初は立体感に感動しますが、ゲーム性そのものは30年前の極めてシンプルなもの。赤と黒だけの単調な画面も相まって、どうしてもすぐに飽きが来てしまいます。

何より、首や肩が凝るほどの不自然な姿勢や、顔に押し当て続ける苦痛を我慢してまで、このゲームをやり込みたいと思わせるだけのパワーは、今のゲーム基準では厳しいと言わざるを得ません。

それでも、この任天堂の歴史をどうしても体験しておきたい、という方に向けて、選ぶ基準を提示しておきます。

もしあなたが、バーチャルボーイという伝説を形として手元に残しておきたいというコレクター気質なら、1万円の通常モデル一択です。 この重厚な作りと、専用のレンズカバーが生み出す高画質は、まさに保存版としての価値があります。飾っておくだけでも満足感がありますよ。

逆に、一回だけでいいから、あの赤い3D空間がどんなものか見てみたいというだけなら、3000円のペーパーモデルで十分です。 画質や没入感に多少の不満は出ますが、その好奇心を満たすためだけに1万円を出すのは、正直もったいないと感じます。

バーチャルボーイというハードは、30年前も、そして今も、やはり万人向けではありません。 不自由で一癖も二癖もある。その不便さ自体を楽しめる、物好きなガジェット好き以外は無理に手を出す必要はない。それが、今回じっくり使い込んでみた私の本音です。


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