iPhone で写真や動画をたくさん撮る人だと、必ず容量不足の問題に直面します。不要なデータをこまめに削除しても、使用年数が増えるとともに、どうしても容量が不足していってしまいますよね。
私も家族との思い出をスマホの写真で残しているので、スマホの本体容量だけでは全然 足りません。クラウド(iCloudなど)で保存することも考えましたが、毎月のコストがかかるのはイヤ…。
そんな折、UGREEN 様から「NASync DXP2800」を提供していただく機会に恵まれました。これでスマホの容量不足に悩むことなく、思いっきり写真や動画を撮れそう…!
ということで、今回は NASync DXP2800 を紹介していきます。どんな製品で、どうやって使うのか?といった基本的なことから、実際に使用してみての感想をご紹介します。
「スマホの容量不足に悩む方」「NAS を使ったことがないけど興味のある方」に役立つ内容です。ぜひご参考にしてください。
この記事で紹介する製品
NASync DXP2800 は何ができるのか?
「NASync DXP2800」は、UGREEN が販売している「NAS(ナス)」です。
複数デバイスのデータを一か所に保存できる
NAS(Network Attached Storage)とは、ネットワークに接続して使用するストレージデバイスのこと。ネットワークでつながっているスマホ、タブレット、パソコンなど、複数のデバイスでデータを共有できます。
たとえば、家族で写真や動画などのデータを NAS にまとめて保存ができ、必要な時にネットワーク経由でアクセスして利用できます。具体的には、パパが撮った娘の写真を NAS に保存し、ママや娘のスマホから閲覧することができます。
USBハードディスクとは違うの?
「写真や動画のデータの保存先なら、USBメモリーやUSBハードディスクがあるじゃないか」と思う人もいるかもしれません。たしかに、デバイスに直接接続する記憶装置もありますね。ただし、これらはネットワークには繋げられません。USB 接続した 1台の機器からしかアクセスできないのです。
NAS は、LANケーブルを使って家庭のWi-Fiルーターやスイッチングハブなどに接続することで、パソコン、スマートフォン、タブレット、テレビなど、同じネットワークにつながっている複数のデバイスから同時にアクセスして、データの保存・読み出しができます。
クラウドストレージとは違うの?
NASはクラウドストレージと使い勝手が似ていますが、クラウドと違い、自宅に置くものなので他人に見られるリスクがないので安心。容量も自分で決められます。当然、サブスクもいらないので機器(NASとHDD)さえ購入すれば、それ以上のお金がかかることはありません。
NASync DXP2800 の特徴
NAS にも いろいろありますが、この記事では、Kickstarter(アメリカのクラウドファンディング)で10億円を集め、Kickstarter最優秀賞を受賞した「UGREEN NASync DXP2800」を紹介していきます。
公式サイト:https://nas.ugreen.jp/products/ugreen-nasync-dxp2800
DXP2800 は、2つのストレージを搭載できるモデル。
前面にあるのが HDDやSSDの取り付けスペース。2つ組み合わせて合計最大 64 TBまでの容量をサポートしています。
DXP2800 は、NASync DXP シリーズの中でも もっとも小さいモデル。小さいと言っても 64 TB もあるので、家庭で使う分には申し分ない容量です。
NASync DXP シリーズのスペックはご覧の通り。
| モデル | DXP 2800 | DXP 4800 Plus | DXP 6800 Pro |
|---|---|---|---|
| 商品価格 | 55,880円 | 99,880円 | 169,880円 |
| CPUモデル | N100 | 8505 | 1235u |
| CPUアーキテクチャ | X86 4 Cores 4 Threads |
X86 5 Cores 6 Threads |
X86 10 Cores 12 Threads |
| RAM | 8GB DDR5 | 8GB DDR5 | 8GB DDR5 |
| 拡張可能な RAM (最大) |
16GB | 64GB | 64GB |
| フラッシュ メモリ (システム ディスク) |
eMMC 32GB | SSD 128GB | SSD 128GB |
| ハードディスクスロット数 | 2スロット | 4スロット | 6スロット |
| 最大ストレージ | 24T×2 + 8T×2 | 24T×4 + 8T×2 | 24T×6 + 8T×2 |
| RAID | JBOD/Basic/RAID0/RAID1 | JBOD/Basic/RAID0/1/5/6/10 | JBOD/Basic/RAID0/1/5/6/10 |
| LAN ポート (RJ45) | 2.5GbE×1 転送速度:280MB/s |
2.5GbE + 10GbE 転送速度:500MB/s |
10GbE×2 転送速度は最大2G/s |
| HDMI | 4K | 4K | 8K 60Hz出力 |
| SD カード リーダー | 非搭載 | 搭載 | 搭載 |
| Thunderbolt 4 ポート | 非搭載 | 非搭載 | 4ポート×2 |
| サイズ | 23.1×10.9×17.7 cm 2.545 kg |
25.7×17.8×17.8 cm 6.023 kg |
29.3×25.8×20.0 cm 6.375 kg |
上記のように「DXP 4800 Plus」や「DXP 6800 Pro」といった上位モデルもありますが、「家族のスマホの写真・動画データをまとめて保存できればいい」のであれば、DXP2800で十分です。
画像なら2,200万枚(1枚3MBの場合)、動画なら43,000本(1つ1.5GBの場合)が保存できます。
NASync DXP2800 の外観と付属品
こちらがDXP2800のパッケージ。
本体はこんな感じ。UGREEN らしいシンプルなデザイン。
サイズは横 23.1 × 縦 10.9 × 奥行き 17.7 cm。パソコンなどの横に置くならスペースの確認を。
約2.5kgとなかなかの重さですが、頻繁に移動させる物ではないので問題ありません。
前面には「01」と「02」の数字。ここにストレージを入れられます。
下には電源ボタンとLEDランプ、USB Type-C 端子、USB Type-A 端子があります。
背面はHDMI、USB Type-A 端子×3、LANポート、リセットボタン、電源ポートがあります。HDMIでテレビに接続すると、NASの中の画像や動画をテレビで見れます。
付属品は、電源ケーブル、LANケーブル、ドライバーとネジ、HDDロック用の鍵×2。LANケーブル、ドライバーまで付属されているのはウレシイですね。
マニュアルも付属します。
日本語で記載されています。
HDDは付属されていないので、ご自身で用意する必要があります(コレがないと使えません)。
NASync DXP2800 のセットアップ手順
HDDをセットしてスマホで初期設定を済ませ、スマホの写真をNASに保存するまでの流れを紹介していきます。
HDDをセットしよう
まずはNASにHDDをセットし、電源に接続していきます。
前面のボタンを押すとHDDトレイが飛び出します。
トレイを手前に引き出します。
トレイを裏返して、「PRESS」アイコンが付いた留め具を確認します。
留め具を押したまま外側に引いて開きます。
ハードドライブをトレイに置きます。
トレイに置くときは、ハードドライブのピンが下を向いていることを確認。
トレイ上の固定ピンが、ハードドライブのネジ穴の位置にあることを確認します。
クランプアームを元の位置に押し戻すと、ドライブがトレイに固定できます。
あとは、ドライブトレイをドライブベイに戻せばセット完了。
付属されているドライバーやネジなどの工具不要なので簡単でした。
HDDをセットしたら、付属のLANケーブルをNASに接続し、Wi-Fiルーターやスイッチングハブなどに接続します。
電源ケーブルをコンセントに接続します。
以上でセットアップ完了です。
スマホで初期設定をしよう
次に、スマホやパソコンにアプリを入れて初期設定を行います。
電源を入れてから専用アプリをダウンロードしましょう。
スマホの場合、DXP2800の底面にあるQRコードを読み取ることでアプリのダウンロードが行えます。
アプリを起動して[新しいデバイスの登録]。
※初期設定の流れは YouTube で公式のガイド動画が公開されています。コチラも参考にしながら設定してみてください。
機器が見つかったらタップして「登録」を行います。
※電源を入れてすぐだと「デバイスが見つかりません」と表示されることがあります。しばらく待ってから再検索してみてください。
機器名の登録、管理者アカウントを設定します。機器名、アカウント名は分かりやすいものを付けましょう。
メールアドレスを入力して、認証コード入力欄の「取得」をタップ。
システムの更新頻度を設定。
以上を終えると、初期設定がはじまります。初期設定が終わるまで5分くらいかかるので待ちます。設定中、DXP2800本体が「ピッ!」と大きな音で鳴ります。
セットアップが完了すると「UGREEN NASへようこそ」と表示されます。そのまま画面の案内に沿って進めます。
ストレージプールを作成していきます。
DXP2800では、RAIDタイプを「JBOD/Basic/RAID0/RAID1」から選択できます。
今回は「Basic」を選択して進めます。HDDが2台あれば、「RAID1」を選択できます。2台のHDDに同じデータを書き込むことで、片方が故障してもデータを保護できるので、HDDを2台 用意できる人は「RAID1」を選択することをおすすめします。
容量の割り当て、ファイルシステムを選択して設定を完了させます。ファイルシステムは「ext4」と「Btrfs」を選択できますが、通常は「ext4」でOK。
使用する前にハードディスクのデータを削除する必要があります。
データを削除したあと、システムの最適化が行われます。少し時間がかかります。
一通りの設定が終わったら「正常」と表示が出ます。右上のボタンをタップします(右にスワイプすることで前の画面に戻ることもできます)。
ホーム画面が表示されました。ここで、稼働状況を確認したり、フォルダを作成したり、アプリを追加したりができます。
スマホの写真を保存しよう
出来ることはいろいろありますが、とりあえず、スマホの写真をNASync DXP2800 に保存してみます。
ホーム画面のファイルアイコンをタップし、右下のプラスアイコンをタップ。「新しい共有フォルダ」を作成します。
ファイル名などを設定すればフォルダが完成します。
作成したフォルダをタップし、右下のプラスアイコンをタップ。
「写真をアップロード」を選択。
アップロードする写真を選択し、右下の[アップロード]をタップ。これで、DXP2800 に写真をアップロードできました。
家族のスマホやタブレットで「UGREEN NAS」アプリをインストールし、DXP2800に接続すれば、先ほどアップロードした写真にアクセスできます。再生速度や画質の調整もできます。
このように、写真や動画データを DXP2800 にアップロードすれば、ネットワークでつながっているスマホ、タブレット、パソコンなど、複数のデバイスからいつでも閲覧できますよ。
NASync DXP2800 を使った感想レビュー
NASync DXP2800を1週間 使ってみての感想を「良いところ」「悪いところ」に分けて、簡単に紹介していきます。
良かったところ、満足したところ
- 工具要らずでHDDが取り付けられる
- スマホでセットアップが簡単にできる
- 転送速度が速い。写真や動画をサクサク閲覧できる
- 動作音が静かで気にならない
「HDDの取り付け」や「NASの初期設定」と聞くと、難しいイメージを持つかもしれません。でもDXP2800は本当に簡単で、HDD の取り付けからスマホでの初期設定まで、私のように「NAS を扱うのがはじめて」という初心者でも難なく出来ました。
他のNASを扱ったことがないので比べることができませんが、調べてみると「セットアップが大変」というのをよく耳にします。
DXP2800なら、スマホでNASと接続し、画面の案内に沿って進めるだけで初期設定ができます。パソコン要らずで、スマホで初期設定が完結できるので誰でも気軽に使いはじめられます。
データの転送速度も速く、動画のような重いファイルでも素早く起動できます。動画の場合、画質や再生速度を調整できるのも良いですね。動作中の音も静かで気になりません。
気になったところ、惜しいところ
- HDD が別売りで、どれを選ぶべきか迷う
- 説明書でアプリの設定まで書かれてない
- 付属のLANケーブルがちょっと短い
HDD は別売りです。NAS 初心者だと「どのメーカーの、どういうスペックの HDD を買えばいいのか」が分からないので、相当 迷うと思います。少し高くなっても良いので、セット売りしてくれれば親切かなと思いました。
ちなみに、UGREEN 様から「NASync DXP2800」を提供していただく際に一緒に送っていただいた HDD は「WD40EFPX-AJP」です。HDD選びで迷ったら、こちらを買えば間違いありません。
付属されている説明書には HDD のセットの仕方が書かれています。これを見れば迷うことなくセットができます。
ただ、「HDD をセットしてから何をすればいいのか」まで書かれていないので戸惑いました。この点については、この記事を参考にしながら作業すれば問題ないかと思います。
また、YouTube で初期設定の動画が公開されています。動画の方が操作手順が直感的に理解できるかと思います。ぜひチェックしてみてください。
付属のLANケーブルは約1m。ちょっと短めなので、設置場所に注意が必要です。電源コードは2.5mくらいあるので、それと同じ長さが欲しかったです。
まとめ
この記事では、DXP2800を紹介しました。
今まで iPhone の容量不足に悩んでいましたが、NASを導入したことでこのストレスから一気に解放されました。今は、容量を気にすることなくバシャバシャ写真を撮っています。
容量不足に悩んでいるならiCloudを使うという手もありますが、それだと月額1,500円、年間で18,000円もします(2TB/ 2025年時点)。
これを一生 払い続けるよりも、DXP2800 を買った方が将来 支払う額は圧倒的に少ないです。
「スマホの容量不足に悩んでいる人」「クラウドストレージに毎月支払っている人」は、今すぐ DXP2800 を買うことをおすすめします。
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