プロコン2のスティック内部には、やわらかいシートが敷かれています。
このシートは滑らかで静かな操作感を生み出す一方、使用を続けるとスティックと擦れて摩耗し、白い粉が発生することがあります。
そこで今回は、白い粉の原因となる内部シートそのものを取り外すとどうなるのか、実際に検証しました。
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プロコン2の内部シートは何のためにある?
プロコン2のスティック内部には、やわらかいシートが配置されています。
「Nintendo Switch 2のひみつ展」では、このシートがスティックの傘部分を受け止めることで、スティックの軸が周囲のフチにぶつからず、滑らかで静かに操作できると説明されています。
つまり、このシートは単なる保護材ではなく、プロコン2の操作感や静音性にも関わるパーツです。
ただし、使用を続けるとスティックの傘とシートが擦れ、シート側が削れて白い粉が発生することがあります。
白い粉が発生し始めると、スティックを大きく倒したときにべたつくような感触が出たり、センターへ戻る動きが悪くなったりします。
以前は対策として、エイムリングを装着してスティックとシートの接触を抑える方法を検証しました。
今回はさらに踏み込み、白い粉の発生源となるシートそのものを取り外してみます。
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プロコン2の内部シートを取り外す
まず、接着剤で固定されているフェイスプレートを取り外します。
※ここからはプロコン2の分解を伴います。故障やメーカー保証・修理に影響する可能性があるため、実際に作業する場合は注意してください。
前面の溝へイソプロピルアルコールを少量ずつ流し込み、接着を弱めます。
その後、オープニングツールを差し込み、フェイスプレートを慎重に持ち上げていきます。
フェイスプレートを外したら、その下にある2層目の保護プレートを取り外します。
このプレートは7本のネジと、左右のグリップ付近にあるクサビ状のパーツで固定されています。
7本のネジのうち、1本だけ長さが異なります。元に戻す際に位置を間違えないよう注意が必要です。
ネジを外したら、左右のクサビ状のパーツを引き抜きます。かなりタイトに噛み合っているため、パーツを破損しないよう慎重に作業します。
2層目のプレートを取り外すと、スティック内部のシートが見えるようになります。
シートを取り外しやすくするため、スティックの傘部分も引き抜きます。
その後、先端の細い工具をシートの下へ差し込み、ゆっくりと持ち上げていきます。
シートは本体へ接着されているため、一気に引っ張るのではなく、少しずつ剥がすように取り外します。
これで内部シートを取り外せました。
シートを外すとスティックはどうなる?
シートを取り外した状態でスティックを元に戻します。
フェイスプレートを外したままスティックを倒すと、スティックの傘部分がシートを固定していた接着剤へ触れ、くっつく状態になりました。
しかし、フェイスプレートを取り付けると状況が変わります。
傘が接着剤へ接触するより先に、スティックの軸がフェイスプレート周辺のフチへ当たるためです。
そのため、通常の状態まで組み直したあとにスティックを操作しても、接着剤によるべたつきは感じませんでした。
最大入力は変わらない
まず確認したのは、スティックを最大まで倒したときの入力です。
シートがある状態では問題なく最大まで入力できますが、シートを取り外した状態でも同じように最大入力まで到達しました。
今回の検証では、シートを外したことによる最大入力への影響は確認できませんでした。
操作感は旧プロコンに近くなる
大きく変わったのが、スティックを円を描くように回したときの感触です。
シートがある状態では、スティックの傘がやわらかいシートへ接触するため、滑らかに回すことができます。
一方、シートを外すとスティックの軸が周囲のフチへ直接接触します。
その結果、プラスチック同士が擦れるような硬質な感触になり、シートがある状態よりも少し抵抗を感じるようになりました。
感触としては、旧プロコンのスティックにかなり近くなります。
ただし、操作しにくくなるほど大きな抵抗ではなく、実際のゲームでも通常どおり操作できました。
L3の押し込みも問題なし
L3の押し込みについても確認しました。
シートを取り外したあとも通常どおり入力でき、スティックを大きく倒した状態で押し込んでも問題ありませんでした。
操作音は大きく変わる
今回、最も分かりやすく変わったのが操作音です。
シートがある状態では、スティックの傘がやわらかい素材へ当たるため、スティックを倒しても衝突音はほとんどありません。
しかしシートを外すと、スティックの軸が周囲のフチへ直接当たります。
そのため、スティックを倒すたびに旧プロコンのような「カチカチ」という音が鳴るようになりました。
静かな操作感を好む人にとってはデメリットですが、旧プロコンのような硬質な感触を好む人であれば、それほど気にならないかもしれません。
操作感や操作音は変化したものの、スティックを激しく動かすゲームでも問題なく操作できました。
白い粉対策としてシートを外すのはアリ?
シートそのものを取り外せば、当然ながらシートの摩耗による白い粉は発生しなくなります。
ただし、これですべての摩耗問題が解決するとは限りません。
シートを外すとスティックの軸が周囲のフチへ直接接触するため、今度は旧プロコンと同じように、軸側が摩耗する可能性があります。
最初からシートを外すのはおすすめしない
以上の結果から、白い粉の予防を目的として、最初から内部シートを取り外すことはおすすめしません。
シートには、スティックを滑らかかつ静かに操作できるというメリットがあります。また、取り外すにはコントローラーの分解も必要です。
白い粉がまだ発生していないのであれば、まずは分解せずに装着できるエイムリングなどを使い、スティックとシートの接触を抑える方法から試す方が現実的です。
一方、すでに白い粉が発生し、スティックを倒したときのべたつくような操作感がどうしても気になる場合は、シートを取り外すことで改善できる可能性があります。
ただし、分解や内部シートの取り外しには故障のリスクがあり、メーカーの保証や修理にも影響する可能性があります。実際に試す場合は、その点を理解したうえで判断してください。
まとめ
プロコン2の内部シートを取り外した結果、今回確認できた主な変化は次のとおりです。
- シートの摩耗による白い粉は発生しなくなる
- スティックの最大入力には影響なし
- 操作感は硬質になり、旧プロコンに近くなる
- L3の押し込みは問題なし
- スティックを倒したときに「カチカチ」という音が鳴る
- ゲーム操作自体には問題なし
- 今後はスティックの軸側が摩耗する可能性がある
内部シートには白い粉が発生するという問題がある一方で、プロコン2ならではの滑らかな操作感や静音性を生み出す役割もあります。
そのため、単純に「シートはない方がいい」とは言えません。
白い粉がまだ出ていない場合はシートを残して予防策を試し、すでに白い粉やべたつきが気になっている場合にのみ、シート除去を選択肢のひとつとして考えるのがよさそうです。





















