Nintendo Switch には、ドンキーコングが主役のゲームが 2 つあります。1 つは、2025年 発売の「ドンキーコング リターンズ HD」。もう 1 つは、2018年 発売の「ドンキーコング トロピカルフリーズ」です。
この記事では、どっちのソフトを買おうか迷っている人に向けて、両者の難易度の違いを紹介しています。特に親子や兄弟で 2 人プレイしようと思っている方のご参考になるかと思うので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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「ドンキーコング リターンズ HD」とは
「ドンキーコング リターンズHD」は、2010年に Wii で発売された「ドンキーコング リターンズ」の HD リマスター版。主人公の「ドンキーコング」と相棒の「ディディーコング」が、動物を操るティキ族に奪われたバナナを取り戻すために奮闘します。
「ドンキーコング リターンズ」は、Switch に移植される前に 3DS と Wii U でも移植版が発売されています。Switch 版では、3DS 版で追加された 8 つの新コースが含まれた、全 80 コースをプレイできます。3DS 版で実装された「ニューモード」は「モダンモード」へと名称が変更。内容はほぼ同じで、体力が 2 つから 3 つに増えたり、コースに持ち込めるアイテムの数が増えます。
おすそわけプレイに対応しいて、2人プレイでは、1P は力自慢のドンキー、2P は身軽なディディーを操作。2人プレイのときは、ディディーはドンキーの背中に乗ることができます。
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「ドンキーコング トロピカルフリーズ」とは
「ドンキーコング トロピカルフリーズ」は、2014年に Wii U で発売された同タイトルの Switch 移植。主人公の「ドンキーコング」とその仲間たちが、スノーマッズに乗っ取られたドンキーコングアイランドを取り戻すために奮闘します。
Wii U 版との大きな違いは、「ファンキーモード」が追加されていること。ファンキーモードでは、1P は「ドンキーコング」と「ファンキーコング」の 2 種類から選べます。ファンキーコングは体力が5つに増えたり、ふんわりジャンプができたりと、難度がグッと下がります。
2P は「ディディー」「ディクシー」「クランキー」の中から好きなキャラを選択。いつでも変更ができます。ファンキーモードを選択していると、2Pの体力も 2 つから 3 つに増えます。
「リターンズ HD」と「トロピカルフリーズ」の難度の違い
「リターンズ HD」と「トロピカルフリーズ」にはさまざまな違いがあります。ここでは、難易度に大きくかかわる違いを紹介していきます。
選べるモード
どちらのタイトルも、はじめにモードの選択ができます。
「ドンキーコング リターンズHD」で選択できるモードは、「オリジナル」と「モダン」の 2 種類。「オリジナル」はライフが 2 つ、持ち込めるアイテムが 1 つだけ。「モダン」はライフが 3 つに増え、持ち込めるアイテムは 9 つに増えます。お店で買えるアイテムの値段も安くなります。
「ドンキーコング トロピカルフリーズ」で選択できるモードは、「オリジナル」と「ファンキー」の 2 種類。「オリジナル」はライフが 2 つ、持ち込めるアイテムが 3 つだけ。「ファンキーモード」は、ファンキーコングのライフが 5 つ、ドンキーコングたちのライフが 3 つに増えます。持ち込めるアイテムも 5 つに増え、お店で買えるアイテムの値段も安くなります。
難しいモードと簡単なモードの2種類が用意されているのはどちらも同じですが、内容は少し違います。
操作キャラの種類
「ドンキーコング リターンズHD」で選択できるキャラクターは、1P が「ドンキーコング」、2Pは「ディディーコング」で固定です。これ以外のキャラクターは登場しません。「ディディーコング」はジャンプの滞空時間が長く、ドンキーコングの背中に乗って運んでもらうことができます。
「ドンキーコング トロピカルフリーズ」で選択できるキャラクターは、1P が「ドンキーコング」で、2P は「ディディーコング」「ディクシーコング」「クランキーコング」の中から選択ができます。
「ディディーコング」はバレルジェットでホバリングができます。「ディクシーコング」はポニーテールをまわして高くジャンプできます。「クランキーコング」はトゲの上でもダメージを受けません。
ファンキーモードでは、1P が「ドンキーコング」に加え「ファンキーコング」も選択できるようになります。「ファンキーコング」は、体力が多いことに加え、トゲの上でもダメージを受けなかったり、水中でも息継ぎの必要がなかったりと、ほぼ無敵です。
「ドンキーコング リターンズHD」よりも「ドンキーコング トロピカルフリーズ」の方が選択できるキャラクターが多く、コースによって使い分けられるので遊びやすいです。

必殺技の有無
「ドンキーコング トロピカルフリーズ」では、コース上でバナナを 100本 集めると必殺技を繰り出せます。必殺技を繰り出せば画面内の敵が一層され、バルーンなどのアイテムに変化します。(ファンキーコングにすると必殺技が出せません)
「ドンキーコング リターンズHD」にはこういった必殺技はありません。「ドンキーコング トロピカルフリーズ」の方がアイテムを入手しやすいので難度が下がります。
お店で買えるバルーンの値段
マップに出現するお店では、バルーン(残機)を買えます。バルーンの値段は各タイトル・各モードで異なります。
「ドンキーコング リターンズHD」のオリジナルモードだと、バルーンを 1 つ買うのにコインが 3 枚も必要です。これがモダンモードだとコイン 2 枚に下がります。
「ドンキーコング トロピカルフリーズ」のオリジナルモードでは、バルーンを 1 つ買うのにコインが 3 枚 必要です。これは「ドンキーコング リターンズHD」と変わりませんが、ファンキーモードではたったの 1 コインで買えてしまいます。お店に行けば簡単に残機を増やせるので、「ドンキーコング トロピカルフリーズ」の方が難度が緩和されていると言えます。
持ち込めるアイテムの数
各コースには、冒険を手助けするアイテムを持ち込めます。持ち込めるアイテムの数は異なります。
「ドンキーコング リターンズHD」のオリジナルモードだと、持ち込めるアイテムは 1 つだけ。これがモダンモードだと 9 つに増えます。
「ドンキーコング トロピカルフリーズ」のオリジナルモードだと、持ち込めるアイテムは 3 つ。ファンキーモードだと 5 つ。
オリジナルモードで比較した場合、持ち込めるアイテム数が少ない「ドンキーコング リターンズHD」の方が難しいと言えます。
モダンモードとファンキーモードを比較した場合、9 つのアイテムを持ち込めるモダンモードの方がやさしいと言えます。ただ、そもそも そんなにアイテムを持ち込むことはないので、この点は大差ないかと思います。
クリアできないときの救済措置
どちらのタイトルも、同じコースで何度も失敗したときの救済措置が用意されています。
「ドンキーコング リターンズHD」では、同じコースで何度も失敗するとお手本プレイが見れるようになります。これを最後まで見るか、途中でプレイヤーと交代してゴールまで行けばステージクリアとなります。
「ドンキーコング トロピカルフリーズ」では、同じコースで何度も失敗すると自動的に次のコースがオープンします。難しいステージはすぐに飛ばして次に進めらるので快適に遊べます。これと比べてしまうと、「ドンキーコング リターンズHD」のお手本プレイは非常にテンポが悪いと感じてしまいます。
どっちの方が簡単?おすすめは?
ここまでの違いを比較していくと、「ドンキーコング リターンズHD」よりも「ドンキーコング トロピカルフリーズ」の方が簡単だと言えます。
「ドンキーコング トロピカルフリーズ」には無敵と言ってもいいほど強いファンキーコングでプレイできるので、1P の難易度がグッと下がっています。

2P も選択できるキャラクターが多く、コースによって使い分けられるので遊びやすいです。
アイテムの入手のしやすさも「ドンキーコング トロピカルフリーズ」の方が上です。バルーン(残機)はお店で 1 つ 1 コインで入手できるので、残機を増やすのがとっても簡単です。バナナ 100本 集めて繰り出す「必殺技」もあるので、アイテムも簡単に増やせます。
クリアできないときの救済措置も「ドンキーコング トロピカルフリーズ」の方がやさしいです。同じコースで何度も失敗すると、自動的に次のコースがオープンするのでサクサク進められます。「ドンキーコング リターンズHD」も同じようになっていますが、お手本プレイでコースをクリアするところまで進めないと次のコースは解放されません。これが非常にテンポが悪いです。
以上をまとめると、簡単なのは圧倒的に「ドンキーコング トロピカルフリーズ」です。
「ドンキーコング リターンズHD」のモダンモードでも遊びにくくはないですが、操作キャラが固定であることに加え、残機を増やすのが簡単ではないので少し苦戦するかもしれません。もし、ドンキーコングを遊んだことがないなら、簡単な「トロピカルフリーズ」からはじめて、クリアしてから「リターンズ」に挑戦してみてださい。

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