PULSE Exploreが、34,980円から22,980円に値下げされました。
以前は約3万5,000円と高価なうえ、バッテリー持ちの短さなど、使い勝手に不満がありました。 ただ、ここまで価格が下がると評価も変わります。
この記事では、PULSE Exploreの特徴や実際に使って感じた良い点・気になる点を改めて整理。 同価格帯のINZONE BudsやArctis GameBudsとも比較し、22,980円になった今なら買う価値があるのかを解説します。
PULSE Exploreとは?
PULSE Exploreは、PlayStationブランド初となる完全ワイヤレスイヤホンです。
2023年の発売当初は29,980円でしたが、その後34,980円に値上げ。 今回の価格改定によって、22,980円まで値下げされました。
- 2023年12月:29,980円で発売
- 2024年9月:34,980円に値上げ
- 2026年9月:22,980円に値下げ
発売当初よりも7,000円安くなっていますが、イヤホン本体の基本仕様に変更はありません。
カラーはホワイトとブラックがあり、どちらも今回の値下げ対象です。 現行モデルには、充電ケースを保護する携帯用ケースも付属します。
PULSE Exploreでできること
PULSE Exploreでできることは、大きく4つあります。
1.PS5とPS Linkで無線接続
PULSE Exploreには専用のUSBアダプターが付属しています。 このアダプターをPS5に接続することで、PULSE ExploreとPS Linkで無線接続できます。
PS Linkは、PlayStation独自の無線通信技術です。 Bluetoothと比べて遅延が少なく、音質の劣化も抑えた接続ができます。
PS5は一般的なBluetoothオーディオには対応していませんが、PULSE ExploreならPS Linkを利用してワイヤレスでゲーム音を聞けます。
2.PS Portalと直接無線接続
PS Portalも一般的なBluetoothオーディオには対応していませんが、PULSE ExploreならPS Linkで無線接続できます。
さらに、PS PortalにはPS Linkが内蔵されています。 そのため、PS5のようにUSBアダプターを接続する必要はなく、PULSE ExploreとPS Portalを直接接続できます。
3.Bluetooth接続
PULSE ExploreはPS Linkだけでなく、Bluetooth接続にも対応しています。
一般的なBluetoothイヤホンと同じように、スマートフォンやPC、Switch 2など、幅広いデバイスと無線接続できます。
4.2つの音声を同時に再生
PULSE Exploreの大きな特徴が、PS LinkとBluetoothの音声を同時に再生できることです。
たとえば、PS5とはPS Link、スマートフォンとはBluetoothで接続すると、ゲーム音を聞きながらスマートフォンの音楽も同時に再生できます。
2台のデバイスと接続できるイヤホン自体は珍しくありませんが、多くの製品は再生できる音声がどちらか一方に限られます。 PULSE Exploreのように、異なる2つの音声を同時に聞ける製品はかなり珍しい存在です。
INZONE Buds・Arctis GameBudsと比較
PS5にワイヤレス接続できる完全ワイヤレスイヤホンは、PULSE Exploreだけではありません。
SonyのINZONE BudsやSteelSeriesのArctis GameBudsも、専用のUSBアダプターやドングルを利用してPS5に接続できます。
どちらも値下げ後のPULSE Exploreと価格帯が近いため、この3製品で迷っている方も多いのではないでしょうか。
| 項目 | PULSE Explore | INZONE Buds | Arctis GameBuds |
|---|---|---|---|
| PS5接続 | ○ PS Link | ○ 2.4GHz | ○ 2.4GHz |
| PS Portal接続 | ○ PS Linkで直接接続 | × | × |
| Bluetooth | ○ | ○ ※LE Audioのみ | ○ |
| 2音源同時再生 | ○ PS Link+Bluetooth | × | × |
| バッテリー | 最大5時間 ケース込み最大15時間 |
最大12時間 ケース込み最大24時間 |
最大10時間 ケース込み最大40時間 |
| ノイズキャンセリング | × | ○ | ○ |
| 外音取り込み | × | ○ | ○ |
| EQ設定 | PS5・PC | PC | スマホアプリ |
| 価格の目安 | 22,980円 | 26,000円前後 | 25,000円前後 |
※バッテリー時間は公称値で、使用条件によって異なります。価格は2026年9月時点の目安です。
PULSE ExploreはPlayStation製品との連携が強い
PULSE Exploreの大きな強みは、PlayStation製品との連携です。
PS5ではPS Linkによる無線接続に加え、本体側からイコライザーを調整できます。 PS5だけで音質をカスタマイズできるのは、PlayStation純正ならではの使いやすさです。
PS Portalとアダプターなしで直接接続できる点も、PULSE Exploreならではのメリットです。 INZONE BudsやArctis GameBudsは、付属のアダプターをPS Portalに接続しても使用できません。
さらに、PS LinkとBluetoothを利用して2つの音声を同時に再生できるのもPULSE Exploreの強みです。
INZONE Budsは2.4GHz接続とBluetoothを同時に使用できず、Arctis GameBudsは2.4GHzとBluetoothを切り替えて使う方式です。
ゲーム音を聞きながらスマートフォンの音楽も同時に再生したい場合は、PULSE Exploreが明確に有利です。
バッテリーとANCは競合に劣る
一方で、PULSE Exploreには明確な弱点もあります。
まず、イヤホン単体のバッテリーは最大5時間。 INZONE BudsやArctis GameBudsと比べると、かなり短くなっています。
また、PULSE Exploreはノイズキャンセリングにも対応していません。
マイクには周囲のノイズを抑える機能がありますが、これは自分の声を相手にクリアに届けるための機能です。 イヤホンから聞こえる周囲の騒音を低減するANCとは別の機能なので注意してください。
価格は競合2製品より2,000円から3,000円程度安くなりました。 PlayStation製品との連携では強い一方、バッテリー持ちやノイズキャンセリングでは競合製品に劣ります。
実際に使って感じた良いところ
音質はPS Link接続時が特に良い
PULSE Exploreでまず評価したいのが音質です。
一般的なワイヤレスイヤホンではあまり採用されていない、プレーナーマグネティックドライバーを搭載しています。
実際に使ってみても、足音や環境音などの細かな音を聞き取りやすく、音の位置もしっかり把握できます。 ゲームだけでなく、音楽や動画を楽しむ用途でも満足できる音質です。
Bluetooth接続時は特別な印象はありませんが、PS Link接続時の音質はかなり良く感じます。 22,980円という現在の価格を考えても、十分魅力的です。
遅延が少ない
PS Link接続時の遅延の少なさも気に入っています。
ゲームをしていて音の遅れを感じることはほとんどなく、タイミングが重要なリズムゲームでも違和感なくプレイできています。
PS Portalとの切り替えが簡単
PS Portalと直接接続できるのも便利です。
PS5からPS Portalへ切り替える場合は、イヤホンとPS PortalそれぞれのPS Linkボタンを押すことで接続できます。 USBアダプターを付け替える必要はありません。
Switch 2でもPS Linkを利用できる
PULSE ExploreはPS5やPS Portalだけでなく、Switch 2でも利用できます。
付属のUSBアダプターをSwitch 2のドックに接続すれば、TVモードでもPS Linkで接続できます。
さらに、USB-C対応のPS Linkアダプターを追加購入すれば、携帯モードのSwitch 2でもPS Link接続が可能です。
アダプターを2台用意すれば、1台をPS5、もう1台をSwitch 2に挿したままにできます。 機器を切り替えるたびにアダプターを抜き差しする必要がなくなるため、使い勝手もよくなります。
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2つの音声を同時に聞ける
個人的に一番気に入っているのが、PS LinkとBluetoothの音声を同時に再生できる機能です。
私はゲームの素材集めなど、ゲーム音に集中する必要がない場面では、スマートフォンから好きな音楽を流しながらプレイしています。
ゲーム音を残したまま別の音源も聞けるため、使い方によっては非常に便利な機能です。
実際に使って気になったところ
バッテリー持ちは短い
使っていて最も不便に感じるのは、バッテリー持ちの短さです。
スペック上はイヤホン単体で最大5時間ですが、実際にはそれより短く感じることがあります。 特に音量を大きめにすると、バッテリーの減りも早く感じます。
充電ケースも大きい割に、追加できる再生時間は最大10時間分です。 ケース込みでも最大15時間なので、最近の完全ワイヤレスイヤホンとしては短めです。
ケースの大きさは自宅中心で使うなら大きな問題にはなりませんが、イヤホン本体のバッテリー持ちは、自宅で使っていても不便に感じます。
ノイズキャンセリング非搭載
ノイズキャンセリングが搭載されていないのも惜しいところです。
PULSE Exploreは耳穴に密着するカナル型なので、装着するだけでも周囲の音はある程度抑えられます。
ただし、小さい音量で使っていると周囲の音は普通に聞こえてきます。 ゲームへの没入感を高める意味でも、ノイズキャンセリングは搭載してほしかったというのが本音です。
22,980円になったPULSE Exploreは買い?
PULSE Exploreには、バッテリー持ちの短さやノイズキャンセリング非搭載など、使いにくいと感じる部分があります。
そのため、バッテリー持ちやノイズキャンセリングを重視するなら、INZONE BudsやArctis GameBudsの方が快適だと思います。
ただし、PULSE Exploreは今回の値下げによって22,980円になりました。 この価格なら、こういったデメリットがあっても十分選択肢に入ります。
特に、
- PS Portalとアダプターなしで直接接続できる
- PS5本体からEQを調整できる
- PS LinkとBluetoothの2音源を同時再生できる
- Switch 2でもPS Linkを利用できる
といった点は、PULSE Exploreならではの魅力です。
以前は34,980円という価格の高さから候補から外していた人も、22,980円になった今なら改めて検討する価値があります。





















