PS5には「リモートプレイ」という機能があるので、外出先でもPS5ゲームが楽しめます。
ただ、外出先でリモートプレイをするとなると、自宅以外のインターネットに接続したり、近くにPS5がない状態で操作するので、「ちゃんと遊べるのか」と不安に思いますよね。
そんな不安を解消するために、この記事では、外出先からリモートプレイをするための準備から、実際の接続手順を詳しく解説しています。「普段は家でリモプするけど、外出先でやるのは はじめて」という方はもちろん、「リモプ自体がはじめて」という初心者さんもぜひご参考にしてください。

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外出先でも快適にリモプできる?
外出先でリモートプレイをする手順を説明する前に、「外出先でも快適にリモートプレイができるのか」という疑問を解消します。実際に、PS5 のある自宅から県外に移動し、いくつかの方法でリモートプレイをしてみたので参考にしてください。
まずはモバイルデータ通信でリモートプレイをしてみます。通信速度は 70~80 Mbps が出ています。リモートプレイの推奨通信速度は、上り下りともに15Mbps以上、最低でも5Mbps以上となっているので基準はクリアしています。
この通信環境でリモートプレイをしてみると、画質は終始 粗い状態となりました。設定でストリーミングのビデオ品質は「標準」にしているのにも関わらずです。かなりの頻度でコマ落ちも発生しています。ただし、プレイできないわけでもありません。リアルタイム性を重視しない、画質にこだわらないのであれば、モバイルデータ通信でも十分にプレイできるかと思います。
次に、PS Portal をスマホのテザリングでリモートプレイしてみます。接続しているインターネットは、先ほどと同じモバイルデータ通信を使っています。
画質はやや粗く、コマ落ちも発生しているものの、スマホのときよりもキレイに、滑らかに動いているように感じます。ボタン入力を受け付けなくなったり、接続が切れてリモートプレイが強制的に終了する、といった深刻なエラーも起きなかったです。オンラインプレイなどリアルタイム性を重視するゲームは厳しいですが、コマンド選択式のRPGやシミュレーションゲームなら問題なくプレイできると思います。
次に、iPad を外出先の Wi-Fi につないでリモートプレイをしてみます。
実家のWi-Fiを利用しているためか、思いのほか快適にプレイできました。画質は良く、比較的 滑らかに動いています。カフェなどのフリーWi-Fiだと、画質が粗くなるかもしれません。
このように、外出先の通信環境によるものの、私が試した限りでは、「遅延や画質にこだわらないゲームであれば、リモートプレイは十分にできる」と思いました。
外出先でリモートプレイをするための 10 の準備
それでは、本題の「外出先でリモートプレイをする手順」を解説していきます。まずは準備から。
外出先からリモートプレイをするには、PS5 やデバイスでいくつかの準備を済ませておく必要があります。
準備1. PS5 をインターネットに接続する
リモートプレイでは、インターネットを介して、 PS5 の映像をリモートプレイ対応デバイスに転送します。PS5 がインターネットに接続されていることが必須条件となりますので、接続されているか確認しましょう。
PS5を起動し、ホーム画面の「設定」を開きます。[ネットワーク]>[設定]>[インターネット接続を設定]。
登録済みネットワークに、自宅のネットワーク名が表示され「接続済み」と表示されていれば問題ありません。
接続されていなければ、見つかったネットワーク名から自宅のWi-Fiなどを選択し、パスワードを入力して接続しましょう。
外出先では、デバイスをホームネットワーク以外のインターネットに接続してリモートプレイをすることとなります。PS5とデバイスは、それぞれ接続するネットワークが異なりますが、それでもリモートプレイはできるので安心してください。
準備2. PS5 にサインインする
リモートプレイをするには、PS5 とデバイスの両方で、同じ PlayStation Network アカウントにサインインする必要があります。
アカウントを持っていない方は作成しましょう。ホーム画面右上のユーザーアイコンを選択し、[ユーザーを切替え]>[ユーザーを追加]>[作成を開始]。
使用許諾契約に同意し、次の画面で、アカウントを持っていない方は新しく作りましょう。アカウントを持っている方はサインインしてください。
準備3. PS5 のシステムソフトウェアをアップデートする
PS5 のシステムソフトウェアのバージョンが古いと、外出先からリモートプレイを開始できないことがあります。最新になっているかを確認してください。
[設定]>[システム]>[システムソフトウェア]>[システムソフトウェアアップデートと設定]。
「すでに最新版がインストールされています」と表示されていれば問題ありません。
この下の「アップデートファイルを自動でダウンロード」「アップデートファイルを自動でインストール」を有効にしておくと、常に新しいシステムソフトウェアにできます。便利なのであわせて設定しておきましょう。
準備4. PS5 のリモートプレイを有効にする
PS5は、リモートプレイを使って自分の PS5 に接続できるユーザーを選択できるようになっています。ここで自分のユーザーを有効にしないとリモートプレイはできません。必ず有効にしましょう。
[設定]>[システム]>[リモートプレイ]>[リモートプレイを有効にする]。
次の画面で、リモートプレイを有効にするユーザーを選びます
準備5. ネットワーク経由でPS5の電源を入れられるようにする
リモートプレイは、PS5 本体から出力された映像を、対応デバイスに転送して遊べるようにする機能です。リモートプレイ中は PS5 の電源を入れておく必要があるのです。
ただし、外出前からリモートプレイをはじめる直前まで、ずっと PS5 の電源を付けておく必要はありません。インターネットに接続された PS5 は、外出先から遠隔操作で起動ができます。外出先から PS5 を起動するには、次のように設定を変更します。
[設定]>[システム]>[省電力]>[レストモード中に使う機能]。この画面で、[常にインターネットに接続]と[ネットワーク経由でPS5の電源を入れる]を有効にします。
設定を変更したら、PS5 はレストモードにしておきます。こうすることで、外出先から遠隔操作で PS5 の電源を入れて、リモートプレイを開始できます。
準備6. PS5 でゲームソフトを準備しておく
当然ですが、外出先ではPS5のディスクを交換することはできません。ゲームソフトをパッケージ版で買っている人は、外出前に遊びたいゲームを事前に決めて、ディスクを本体にセットしておきましょう。はじめて遊ぶゲームはデータのインストールがあるので、外出前に済ませておきます
準備7. PS5 をレストモードにしておく
先ほど説明した通り、[ネットワーク経由でPS5の電源を入れる]を有効にしておけば、外出先から PS5 の電源を入れられます。このとき、PS5 はレストモードにしておく必要があります。電源を切って外出してしまうと遠隔での起動は不可能となり、リモートプレイをはじめられません。(家に誰かいれば別ですが)。
レストモードにするには、PSボタンを押してコントロールセンターを開き、[電源]>[レストモードにする]を選択します。PS5の電源ランプがオレンジ色に点灯していれば、レストモードになっています。リモートプレイでレストモードにする方法についてはデバイスごとに異なるので、あとで詳しく説明します。
準備8. PS5 と周辺機器の接続を切っておく
PS5 に DualSense や PULSE Explore といった純正の周辺機器をケーブルで接続している方は、外出前に抜いておくことをおすすめします。
接続したままにすると PS5 起動時にアップデートの案内が表示されてしまいます。この状態でリモートプレイを開始しようとすると、エラーでリモートプレイが開始できないことがあります。念のため、接続している周辺機器のケーブルは抜いてから外出しましょう。
準備9. デバイスに PS Remote Play をインストールする
外出先からリモートプレイをするには、「PS Remote Play」か「PlayStation Portal」のいずれかが必要です。
PS Remote Play とは、スマホやパソコンなどで PS5 の遠隔操作をできるようにする無料アプリ。対応デバイスは、iPhone / iPad / Android 搭載のスマートフォン・タブレット / Windows PC / Mac など。
スマホやタブレットは、アプリストアで「PS Remote Play 」と検索するとインストールできます。
Windows PC や Mac は、公式サイトからインストールできます。外出前にデバイスにアプリをインストールしましょう。
- iOS(iPhone / iPad): https://apps.apple.com/us/app/ps-remote-play/id1436192460
- Android: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.playstation.remoteplay
- Windows PC: https://remoteplay.dl.playstation.net/remoteplay/lang/jp/1100001.html
- Mac: https://remoteplay.dl.playstation.net/remoteplay/lang/jp/1100002.html
「PS Remote Play」をインストールしたらアプリを起動して、実際に PS5 と接続できるかテストしてみましょう。
サインイン画面が表示されたら、PS5 と同じアカウントでサインインします。
この画面まで進めて PS5を選択。すると、同じアカウントでサインインしたことがある PS5 を検索して、自動的に接続します。
PS5 が複数台 見つかった場合は、操作したい PS5 を選んでください。
しばらく待っても接続ができないときは、手動でペアリングするよう促されます。
PS5の設定を開き、[システム]>[リモートプレイ]>[機器をペアリング]。
8ケタの番号が表示されるので、デバイスに入力しましょう。
デバイスに PS5 のホーム画面が映ったら、無事にリモートプレイができました。
実際に外出先でリモートプレイをする際は、デバイスを自宅以外のインターネットに接続したり、コントローラーを接続する必要があります。詳しい手順は後ほど詳しく解説します。
外出先で PS Portal を使う方は、事前に初期設定を済ませておきましょう。初期設定の流れはコチラの記事で詳しくご紹介しています。
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準備10. モバイルデータ通信・テザリングでリモートプレイができるか確認する
外出先でリモートプレイをするには、対応デバイスを常時インターネットに接続しなければなりません。外出先でフリーWi-Fi の提供があるかを確認しましょう。
フリーWi-Fi の提供がなければ、モバイルルーターを持参するか、モバイルデータ通信を使うこととなります。リモートプレイのためにモバイルルーターまで持参する人は少ないと思うので、実際にはモバイルデータ通信を使う人がほとんどだと思います。
モバイルデータ通信を使う人は、外出前にリモートプレイができるか確認します。Wi-Fi を切ってモバイルデータ通信のみを有効にします。この状態で PS Remote Play を起動し、先ほどと同じようにリモートプレイをはじめてみてください。
モバイルデータ通信でリモートプレイが出来ないときは、まず、アプリの設定を見直してください。 接続画面の歯車アイコンをタップし、「モバイルデータ」をタップ。「モバイルデータ通信」がオフになっているとリモートプレイができません。有効にしてください。
次に、デバイスの設定を確認します。iPhone やiPadの場合、[設定]>[アプリ]>[PS Remote Play]の順に操作。「モバイルデータ通信」がオフになっていたら、こちらも有効にしておきましょう。
アプリに戻って、もう一度リモートプレイをはじめてみてください。それでもリモートプレイができないときは、接続画面の歯車アイコンをタップし、「NATタイプ」をチェック。「タイプ2」と出れば通信環境には問題ありません。他の設定を見直してください。「失敗」などと表示された場合、残念ながら、そのモバイルデータ通信ではリモートプレイができません。
モバイルデータ通信を使えないタブレットや PC 、PS Portal は、スマートフォンを Wi-Fi ルーターとして利用する「テザリング」機能を使います。外出前にテザリングでリモートプレイができるかテストしましょう。
テザリングの仕方はデバイスによって異なります。ここでは、iPhone を Wi-Fi ルーターとして利用し、 Windows PC をインターネットに接続する方法を解説していきます。ほかのデバイスでも同じような手順でできるので参考にしてください。PS Portal は接続できないときの対処法を含め、後ほど詳しく解説しています。
まず、iPhone の設定を開き[モバイルデータ通信]を有効にし、[インターネット共有]>[ほかの人の接続を許可]を有効にします。
Wi-Fi パスワードの下にネットワーク名が書かれているので覚えておいてください。
この状態で、パソコンの Wi-Fi 設定を開きます。
先ほど確認したネットワーク名をクリック。
iPhoneに書かれているパスワードを入力して接続します。
テザリングに成功すると、iPhone に緑色のインターネット共有アイコンが表示されます。PC で PS Remote Play を起動しリモートプレイをはじめてみてください。
外出先でリモートプレイするときの持ち物
設定や動作確認が済んだら、外出先でリモートプレイをする際に必要となる持ち物をチェックしましょう。
外出先でのリモートプレイでは、次のようなものが必要になります。
コントローラーはパソコンでのリモートプレイには必須です。スマホやタブレットでもあった方が操作しやすいです。荷物になりますが、出来れば持って行きましょう。
リモートプレイに正式に対応しているコントローラーは、「DualSense」「DualSense Edge」「DUALSHOCK4」のみ。その他のコントローラーも接続できないことはないですが、動作は保証されていません。
コントローラーの接続方法は無線と有線がありますが、デバイスによって使用できる接続方法は異なります。ご覧の対応表を参考にしてください。有線で接続する場合はUSBケーブルを忘れずに持参しましょう。
スマートフォンで操作する方は、Backbone One などのスマホコントローラーを持って行くのもおすすめ。コンパクトに持ち運べて、ペアリングの手間もかからないので便利です。
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スマホやタブレットにコントローラーを接続して遊ぶ方は、スタンドも持って行きましょう。折りたたみ式で、角度調整できるスタンドがおすすめです。
忘れてはならないのがデバイスの充電器。リモートプレイの途中で充電切れにならないよう、USB ケーブルと AC アダプターをセットで持って行ってください。
外出先で PS Portal を使用する方は、保護ケースに入れておくことをおすすめします。こちらはライセンス品の保護ケースです。別の記事で詳しくご紹介しているので、興味のある方はチェックしてみてください。
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外出先でリモートプレイする手順
設定や持ち物などの準備ができたら、いよいよ外出先でリモートプレイをしていきます。
ここでは、外出先からリモートプレイをはじめる手順を、「スマホ、タブレット、パソコンの場合」と「PS Portal の場合」の2パターンに分けてご紹介していきます。
スマホ・タブレット・パソコンでリモプする
まず、デバイスをインターネットに接続します。
外出先での主な接続方法は、「フリー Wi-Fi」「モバイルデータ通信」「テザリング」の3つです。
フリー Wi-Fi の接続方法は Wi-Fi スポットによって異なります。一般的には、ネットワーク名を選択後、パスワードを入力することで接続ができるようになります。メールアドレスによる会員登録が必要なこともあります。分からなければ、Wi-Fi を提供している施設のスタッフに聞いてください。フリー Wi-Fiは利用時間が制限されていることもあります。利用条件をよく確認してから接続しましょう。
フリーWi-Fiが使えないときは、モバイルデータ通信かテザリングを利用します。
モバイルデータ通信の場合、デバイスの[モバイルデータ通信]が有効になっていることを確認してください。
「PS Remote Play」の「モバイルデータ通信」が有効になっているか、デバイスの設定で「モバイルデータ通信」を許可しているかも確認しましょう。
テザリングでインターネットに接続する場合は、Wi-Fi ルーターとして利用するデバイスでテザリングを許可します。
iPhone は[設定]>[インターネット共有]>[ほかの人の接続を許可]を有効にします。Wi-Fi パスワードの下にネットワーク名が書かれているので覚えておいてください。
この状態で、インターネットに接続したいデバイスの Wi-Fi 設定を開きます。
先ほど確認したネットワーク名を選択。iPhoneに書かれているパスワードを入力すれば接続ができます。
Android も同じ様な手順で接続ができます。
インターネットに接続したら「PS Remote Play」を起動。PS5との接続画面まで進めると、外出先から遠隔操作でPS5の電源を入れられます。起動から接続までは時間がかかるので、しばらく待ちましょう。
PS5 と接続ができないときは、接続画面の歯車アイコンをタップし、「NATタイプ」をチェックしてください。「失敗」「タイプ3」などと表示された場合、その通信方法ではリモートプレイができません。他の通信方法に切替えて、再度 PS5 と接続してみてください。
無事にリモートプレイが出来た人は、デバイスにコントローラーを接続します。
無線で接続する場合、先にコントローラーをペアリングモードにします。
DualSense は、クリエイトボタンと PS ボタンをライトバーが点滅するまで長押しするとペアリングモードにできます。DUALSHOCK4 は、シェアボタンと PS ボタンをライトバーが点滅するまで長押しします。
この状態で、デバイスの Bluetooth 接続画面を開きます。iPhone・iPad の場合、「設定」>「Bluetooth」を選択。
Bluetooth を有効にして、下の方に表示される「DualSense」または「DUALSHOCK4 」をタップして接続。
「接続済み」と表示されれば、正常にペアリングができています。
有線接続する場合は、デバイスとコントローラーをUSBケーブルでつなげるだけです。
ちなみに、公式には認められていませんが、iPhoneやiPad は有線接続ができます。ただし、有線で接続するとゲームの音が聞こえなくなります。
iPhoneは、画面上のマイクボタンをタップしてミュートを解除すると、音が聞こえるようになります。ミュートを解除しても音が聞こえないときは、[設定]>[アプリ]>[PS Remote Play]の順に操作して、マイクを有効にします。ミュートを解除するとマイクが常に音を拾うので、オンラインプレイをする際は注意してください。
iPadは、コントロールセンターを開きます。「再生停止中」のウィジェットの中の「iPad」をタップ。DualSenseが選択されているので、iPad に変更します。これで、iPadからゲームの音が聞こえます。
コントローラーを接続したら、あとはいつも通りゲームを楽しんでください。
スマートフォンやタブレットでリモートプレイを終了するときは、左下の歯車アイコンをタップして[接続解除]を選択。
パソコンは ウィンドウの右上にあるバツボタンをクリック。
「リモートプレイを接続解除します」というメッセージが表示されるので、「接続先の機器をレストモードにする」にチェックを入れたうえでアプリを終了しましょう。間違えて PS5 の電源を切らないように注意してください。
スマホ・タブレット・パソコンでリモートプレイをする流れは以上です。
PS Portal でリモプする
まず、PS Portal をインターネットに接続します。なお、PS Portalは初期設定が終わっている前提で話しを進めます。
画面右上から左にスワイプして、クイックメニューを開き[設定]>[ネットワーク]>[インターネット接続を設定]。
接続可能なネットワーク名が表示されるので、接続先を選択しましょう。
外出先での主な接続方法は、「フリー Wi-Fi」と「テザリング」です。フリー Wi-Fi の接続方法は Wi-Fi スポットによって異なります。通常は、ネットワーク名を選択後、パスワードを入力するだけで利用できます。
ホテルやカフェによっては、メールアドレスの登録などの追加認証を必要とすることがあります。この場合、PS PortalにQRコードが表示されるので、スマホなどで読み取って認証を行なってください。詳しい接続方法は、Wi-Fi を提供している施設のスタッフに聞いてください。
フリー Wi-Fi が使えない場合、スマートフォンなどのテザリングでインターネットに接続します。iPhone は[設定]>[インターネット共有]>[ほかの人の接続を許可]を有効にしてください。
Wi-Fi パスワードの下にはネットワーク名が書かれています。
PS Portal の画面を見ると同じネットワーク名が表示されていると思うので選択します。次の画面で、iPhoneに書かれているパスワードを入力すれば接続ができます。
Android も同じ様な手順で接続ができます。
テザリングで接続エラーになるときは「手動で設定」を選択。
各項目を以下のように設定します。
- SSID:iPhone のインターネット共有画面を見ながら入力
- セキュリティ方式:WPA3パーソナル
- パスワード:iPhoneのインターネット共有画面を見ながら入力
- IPアドレス設定:手動
- IPv4アドレス: 172.20.10.5
- サブネットマスク: 255.255.0.0
- デフォルトゲートウェイ:172.20.10.1
- プライマリDNS: 172.20.10.1
- セカンダリDNS: 0.0.0.0
- プロキシサーバー:使わない
- 非公開のネットワークに接続:有効
- ランダムなMACアドレスを使用:無効
入力は以上です。私ははじめ、テザリングが上手くいきませんでしたが、上記のように手動で接続すると正常に接続できるようになりました。試してみてくださいね。
インターネットに接続したらバツボタンを押してPS5と接続してください。
接続にはいつもよりも時間がかかるので、しばらく待ってください。接続に失敗することがありますが、何回か接続を試すと成功します。
無事にリモートプレイができたら、あとはいつも通りゲームを楽しんでください。
リモートプレイを終了するときは、PS Portal の電源を切る前に、PS5 をレストモードにします。
クイックメニューを開き[接続解除]を選択。「接続先のPS5をレストモードにする」を有効にして、接続解除を実行します。
接続解除したあと、PS Portalの電源ボタンを押してスリープモードにするか、長押しして「電源を切る」を実行してください。
ちなみに、コントロールメニューから PS5 の電源を切ることもできます。このあとリモートプレイをする予定がなく、電源を切っておきたい場合は、コントロールメニューから「電源を切る」を選択しましょう。
外出先でリモプするときのおすすめ設定
さいごに、外出先からリモートプレイをするときのおすすめ設定をご紹介します。どれも簡単な操作で設定できるので、外出前にぜひチェックしてください。
モバイルデータ通信時の画質を落とす・上げる
リモートプレイは、動画配信サービスで動画を見ているのと同じように大量のデータを消費します。Wi-Fiであれば気になりませんが、スマートフォンのモバイルデータ通信でリモートプレイをする場合はデータ通信量が気になるかと思います。
画質を落とすことでデータ通信量を減らすことができるので、気になる人は設定を変えましょう。
PS Remote Playを起動して、接続画面の歯車アイコンをタップ。[モバイルデータ]>[ストリーミングのビデオ品質]。ここにデータ通信量の目安が書かれています。データ通信量を抑えたいなら、「低」または「標準」に設定しましょう。逆に、データ通信量が気にならないのであれば、「最高」に設定してみてください。
レストモード中の自動ダウンロードを有効にする
「レストモード中の自動ダウンロード」とは、レストモード中にゲームデータを最新バージョンにアップデートする PS5 の機能のこと。この機能を有効にすることで、「リモートプレイを始めようと思ったら、ゲームのアップデートがはじまって遊べない」という事態を防げます。
PS5 で設定を開き、[セーブデータとゲーム/アプリ設定]>[自動アップデート]。
この画面で、[自動ダウンロード]と[レストモード中の自動ダウンロード]を有効にしてください。
HDMI 機器リンクを無効にする
「HDMI機器リンク」とは、「PS5 本体の電源」と「テレビの電源」を連動させる PS5 の機能。これが有効になっていると、外出先からリモートプレイをはじめたときに、テレビの電源が勝手に付くようになります。テレビで遊ぶときは便利な機能ですが、リモートプレイのときは不要なのでオフにしておきましょう。
[設定]>[システム]>[HDMI]。HDMI機器リンクが有効になっている方はオフにしてください。
ゲーム機とテレビの電源を連動させる機能は、テレビ側にも搭載されている可能性があります。テレビのメニューから「HDMI リンク」などの設定項目がないかを探し、もしあったらオフにしてください。分からなければ、外出前にHDMIケーブルを抜いてしまえば確実です。
PS5 のビープ音を消音にする
ビープ音とは、PS5 を起動したときに鳴る「ピっ」という音。外出先からリモートプレイで PS5 を起動した際にもビープ音は鳴ります。ビープ音が鳴ってしまうと、在宅中の家族にゲームをしていることがバレてしまいます。ビープ音は設定で音量を小さくしたり完全に消すことができるので、不都合があれば変更しましょう。
[設定]>[システム]>[ビープ音とランプ]。ビープ音は、「大」「中」「小」の 3 段階でのボリューム調整のほか、完全に消すこともできます。お好みで選んでください。
ついでに、電源ランプの明るさも変更しましょう。外出時は明るく光っている意味がないので、「暗い」がおすすめです。
PS5をレストモードにするまでの時間を設定する
PS5は、一定時間 操作しなかったときに、自動でレストモードになるように設定ができます。
リモートプレイを中断したとき、デバイスの電源は切ったものの、PS5 をレストモードにし忘れるのはよくあること。外出中だと PS5 の電源が付けっぱなしになっていることに気が付きにくいので、自動でレストモードになるように設定しておきましょう。
[設定]>[システム]>[省電力]>[PS5をレストモードにするまでの時間]。リモートプレイで関係するのは「ゲームのプレイ中」です。短めに設定すると良いでしょう。
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PS5を買ったら最初にやっておきたいおすすめ設定30選
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外出先で接続が不安定になるときの対処法
ここでは、私が外出先でリモートプレイが不安定になったときに見直して効果があった対処法をいくつかご紹介していきます。
PS5 を有線接続に切り替える
PS5 をWi-Fiで接続している方は、有線接続に切り替えることでリモートプレイが安定することがあります。
有線で接続する場合、PS5 の背面に LAN ケーブルを挿します。
PS5の画面に戻って、[有線LANを設定]>[接続]を選択します。
ダウンロード・アップロードを中止する
リモートプレイ中に、バックグラウンドで他のゲームソフトのアップデートやキャプチャーした動画のアップロードがはじまると、接続が不安定になることがあります。
アップデート中のゲームソフトは、コントロールセンターの「ダウンロード/アップロード」で確認できます。ゲームソフトを選択後、「一時停止」を実行しましょう。
キャプチャーした画像・動画は、PS APP に自動でアップロードができます。「設定」>「キャプチャーとブロードキャスト」>「キャプチャー」>「自動アップロード」をオフにしましょう。
フリー Wi-Fi で不安定になる場合
Wi-Fi は同時に接続してる機器が多くなると、どうしても不安定になります。これは自分では対処しようがないです。フリー Wi-Fi 以外の方法でインターネットに接続してください
iPhone / iPad でリモプが強制終了する場合は[設定]>[モバイル通信]>[Wi-Fiアシスト]をオフを試してみてください。
iPhone のテザリングで不安定になる場合
iPhoneのテザリングで他のデバイスをインターネットに接続しているときに、リモートプレイが不安定になったら以下の設定を変えてみてください。
iPhone の[設定]>[インターネット共有]の「互換性を優先」をオフ。
テザリングしてるデバイス(iPhone / iPad)は「省データモード」、Windows PC は「従量制課金接続」をオフ。
モバイルデータ通信で不安定になる場合
スマホのモバイル回線でリモプしたときに不安定になったときは、以下の設定を変えてください。
[PS Remote Play]>[設定]>[モバイルデータ]>[ストリーミングのビデオ品質]で「低」を選択。
iPhone / iPad は「設定」>「モバイル通信」>「通信のオプション」>「データ通信」>「省データモード」を「標準」や「5G」に切り替え。