PS5「個人用3Dオーディオプロファイル」を作成する手順

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PS5で「個人用3Dオーディオプロファイル」を作成する手順

PS5 の新機能「個人用3Dオーディオプロファイル」を正式リリース前に試すことができたので、この記事では

  • どんな機能なのか?
  • どうやって作成(設定)するのか?
  • 実際にどのくらいの効果があったのか?

の 3 点を詳しくご紹介します。興味のある方のご参考になれば幸いです。

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個人用3Dオーディオプロファイルとは

個人用3Dオーディオプロファイルの説明画面

「個人用3Dオーディオプロファイル」は、3D オーディオを、使う人にあわせてより立体的に聴こえるように微調整する機能です。

PS5 には、もともと「3Dオーディオ」という機能があります。「3D オーディオ」とは、ヘッドセットから流れる音を「ステレオ」から「3D オーディオ(3 次元の音)」へと変換し、ゲームへの没入感を高める機能のこと。平面的だった音が、無数のスピーカーに囲まれた部屋にいるような立体的な音になります。

デフォルト(設定で有効にしただけ)の「3Dオーディオ」は、誰が聞いてもそれなりに立体感が得られるように、標準的な設定になっています。ただ、音の聴こえ方には個人差があるので、人によっては立体的に聴こえなかったり、違和感を覚えたりすることがあります。この聞こえ方の個人差を解消するのが「3Dオーディオプロファイル」。

PS5の3Dオーディオのプロファイル設定

既存の 3D オーディオプロファイル

実は、3Dオーディオプロファイルという機能は、以前から PS5 に搭載されていました。ですが、既存のものは、音をどの高さから流すかを 5 段階で設定するだけの簡易的なもの。その効果は限定的でした。

PS5の個人用3Dオーディオプロファイルの測定画面

新しく追加された 3D オーディオプロファイル

一方、新しく実装された「個人用3Dオーディオプロファイル」では、音がどの方向から聴こえてきたかをいくつかのパターンで測定し、その人に最適化されたプロファイルを作成していきます。

既存の3Dオーディオプロファイルで効果を得られなかった人も、「個人用3Dオーディオプロファイル」なら、変化を感じられるかもしれません。

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個人用3Dオーディオプロファイルの設定手順

先に、PS5 にイヤホンやヘッドホンを接続しておきます。

ちなみに、個人用3Dオーディオプロファイルは、「PULSE Explore」や「PULSE Elite」といったワイヤレスオーディオはもちろん、DualSense のイヤホンジャックに接続した有線イヤホン・ヘッドホンでも利用できます。

PS5のサウンド設定

続いて、PS5 で設定を開き、[サウンド]>[3Dオーディオ(ヘッドホン)]>[ヘッドホンで 3D オーディオを出力]を有効にします。3D オーディオを有効にしたあと、[個人用3Dオーディオプロファイルを作成]します。

個人用3Dオーディオプロファイルの説明画面

個人用3Dオーディオプロファイルの案内が表示されます。[作成を開始]を選択。

この画面でオプションボタンを押せば、従来通りプリセットから選択することもできます。ただし、この設定は音の高さを調整するだけの簡易的なもので、その効果も限定的です。せっかくなので個人用3Dオーディオプロファイルを作成することをおすすめします。

PS5の個人用3Dオーディオプロファイルの設定画面

プロファイルは、練習からはじめるか、いきなり測定(本番)をはじめるかを選択できます。

PS5の個人用3Dオーディオプロファイルの測定画面

PS5の個人用3Dオーディオプロファイルの測定画面

測定は、聴こえてきた音に対し、「どの方向から音が聴こえるか」と「どこからどこへ音が移動しているか」をコントローラー操作で伝える方式。

PS5の個人用3Dオーディオプロファイルの測定画面

全部で 7 ステップあります。

PS5の個人用3Dオーディオプロファイルの追加設定画面

ひととおり測定した後、任意で追加の調整ができます。

PS5の個人用3Dオーディオプロファイルの追加設定画面

追加の調整は、「サウンドの高さ」と「サウンドの角度」の 2 パターンあります。

PS5の個人用3Dオーディオプロファイルの追加設定画面

「サウンドの高さ」は、サンプルサウンドが耳の高さに聴こえるように調整します。「サウンドの角度」は、サンプルサウンドが前方の右左 45 度の 2 方向から聴こえるように調整します。

これらすべての測定に応えていくことで、その人に最適なオーディオプロファイルが作成され、PS5 本体に保存されます。

PS5の3Dオーディオ設定

プロファイルの作成が終わったら、サウンドメニュー内の「聴き比べる」を選択して、「ステレオ」と「3Dオーディオ」の聴こえ方を比べてみてください。

もし、「3Dオーディオの音が聞き取りにくい」と感じたら、「ステレオ」を選択して元の音に戻すか、個人用3Dオーディオプロファイルの作成をやり直してみてください。

また、プロファイルを作成したあと、実際にゲームをしていると、3D オーディオの聴こえ方に違和感を覚えることがあります。そういうときは、測定をやり直してプロファイルを更新すると良いでしょう。

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個人用3Dオーディオプロファイルを作成した感想

PS5の個人用3Dオーディオプロファイルの測定画面

測定自体は、聴こえてきた音に対し、どの方向から聴こえてきたかを直感的に答えるだけのシンプルなもの。ですが、それを聞き分けるのは なかなか難しかったです。

なんとなく聞いているだけだと、「前」「後」「右」「左」「上」「下」の 6 方向の聞き分けくらいしかできません。どの位置から聴こえたかを正確に聞き分けるには、それなりに集中力が求められます。測定も 7 ステップもあり、真面目にやると完了まで 10 分くらいかかるので、結構 疲れました。

ASTRO's PLAYROOMのプレイ画面

ASTRO's PLAYROOMでは、さまざまな方向から聴こえてくる音の位置把握がしやすくなった印象

気になる効果ですが、筆者の場合は、設定する前と後で期待していたほどの変化は見られませんでした。

もともと、3D オーディオを有効にしただけで それなりに良い感じに聴こえていたからかもしれません。「標準の設定が自分には合っていた」ということでしょう。

強いて言えば、斜め方向からの音の聞き分けが少し改善された気がします。具体的には、まわりの雑音の中から、斜め上(または下)から聞こえてくる足音や声が捉えやすくなり、位置把握がしやすくなった感じです。

もちろん個人差はあるので、人によっては「今まで以上に音が立体的になった」と思う人もいるかもしれません。ですが、過度な期待はしない方が良いでしょう。「個人用3Dオーディオプロファイル」は、あくまで 3D オーディオをより聞き取りやすくするためのもの。設定したからといって、音質が良くなるわけではありません。

とはいえ、リスクはないですし、測定は無料なので、試してみるだけの価値はあると思います。まだ設定していない人は、ぜひ、どのくらいの効果があるのか体験してみてください。

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