PS5 のホーム画面は、初期状態だと使いにくいです。
最初に表示される画面は不要な情報で溢れかえっていますし、アイコンにカーソルを合わせると音楽が勝手に流れます。お気に入りのゲームがいつの間にかホーム画面から消えている、なんてこともありますよね。
そこでこの記事では、ホーム画面をカスタマイズして、使いやすくする方法をご紹介します。背景を好きなキャラクターに変えたり、歴代PlayStationのテーマを適用させるといった、PS5 を使うのが楽しくなるカスタマイズもご紹介しています。
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1. Welcome ハブを見やすくする
まずは「Welcome ハブ」からカスタマイズしていきます。
Welcomeハブとは、PS5 を起動したときに最初に現れる画面のこと。ユーザーに役立つ情報がまとめられたスペースです。現段階ではWelcomeハブを非表示にしたり、別の場所に移動することはできません。
初期状態だとウィジェットがずらっと並び、情報過多になっていますが、必要な情報だけを表示することができます。また、背景は好きなキャラクターの画像に変更することができます。ここでは、「ウィジェットの編集方法」と「背景画像の変え方」の2点を説明していきます。
先にウィジェットの編集をしていきます。ウィジェットは、追加・削除したり、大きさを変えたり、位置を変更したりができます。私は、表示を小さくしたうえで、下に一列で配置し、背景がよく見えるように設定しています。実際にやってみましょう。
編集画面は、右スティックを押し込むか、右上の「ウィジェット編集」を選択すると開けます。
編集画面に移行したら、表示するもの、非表示にするものを選択していきます。ウィジェットは全部で12項目あります。不要な要素は非表示にしていきましょう。
ウィジェットは最低でも3つは表示させなくてはなりません。すべて非表示にすることはできません。
表示するウィジェットが決まったら、次は大きさや配置を変えます。大きさは、変更したいウィジェットにカーソルをあわせた状態で「R1ボタン」と「L1ボタン」で変更できます。位置は四角ボタンで変えられます。
ウィジェットを配置するときのポイントは、一度、すべてのウィジェットを最大の大きさにすること。最小にしてしまうと、列の数が固定されてしまい、思うように配置ができなくなります。今回の場合だと、下の方に一列で配置したいのに、縦に並んでしまっています。
一度すべてのウィジェットを大きくすることで、ウィジェットの数だけ列が生成され、配置がしやすくなります。あとは、好きな位置に入れ替えてから、大きさを変更してみてください。
これでウィジェットが下一列に並びました。
ウィジェットの上に表示されているのは、「お知らせ」や「ダウンロード状況」です。左スティックを押し込むと下に移動できます。
次に、背景画像を変えてみます。
右上のメニューの「背景を変更」を選択します。
3つのタブが並んでいます。
右端の「メディアギャラリー」には、自分が PS5 で撮影したスクリーンショットが並んでいます。今回は、ここに好きなキャラクターの画像を保存し、背景として設定してみます。
画像の保存方法はいろいろありますが、ここでは、PS5 のブラウザを使った方法をご紹介していきます。
ブラウザはペイペイを使って開きます。
[設定]>[ユーザーとアカウント]>[アカウント]>[お支払方法とサブスクリプション]>[お支払方法]>[PayPay]。
ブラウザが開かれるので、右下の[YahooJapan ID]をクリック。
左上の「Yahoo」のロゴをクリック。
検索エンジンのページにアクセスできました。検索窓に背景画像に設定したいアニメキャラの名前などを入力して検索します。手入力が面倒なときは、音声入力が便利です。
検索結果が表示されたら、上のタブを「画像」に切り替え。見にくいときはL3ボタンで拡大してください。
画像が表示されるので、背景に設定したい画像をクリック。
もう一度クリックすると拡大表示されます。さらに、四角ボタンを押すとフルスクリーンで表示できます。
なお、この方法はアップデートにより使えなくなる可能性があります。以前、別の記事で紹介した方法は対策されてしまいました。
画像を表示したら、PS5 のクリエイトボタンを押してスクリーンショットを撮影します。クリエイトメニューを表示させるとブラウザが閉じてしまうので、ショートカットを活用します。標準では、クリエイトボタンを長押しするとスクリーンショットが撮影できます。
撮影した画像はメディアギャラリーに保存されます。PSボタンを長押ししてホームに戻ってください。
メディアギャラリーを開き、スクショした画像を選択。
このままだと余計なものが写っているので「編集」します。
「切り抜き」や「位置」で余計なものが写らないようにトリミング。
トリミングできたら「保存」します。「置き換え」か「新規保存」を選択。
画像の準備は以上です。Welcome ハブの画面右上の[背景を変更]を選択してください。
[メディアギャラリー]から、さきほどトリミングした画像を設定します。
これで、Welcome ハブの背景に好きな画像を設定することができました。
背景画像は、ほかのアプリにカーソルをあわせると変わってしまいます。残念ながら、ホーム画面全体に反映させることはできません。
なお、設定によって背景画像が実際よりも暗くなることがあります。この対処法は後ほどご紹介します。
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PS5 Welcomeハブのカスタマイズ方法|好きな背景画像の設定方法も解説
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2. 歴代 PS テーマを適用する
次に、ホーム画面に「テーマ」を適用していきます。
テーマとは、歴代の PlayStation をモチーフにしたデザインのこと。テーマを適用することで、ホーム画面の雰囲気やカーソル移動などのシステム音が、当時のものになります。
選べるテーマは、「初代PlayStation」から「PlayStation4」までの4世代。初期状態だと「デフォルト」が設定されています。変更する方法は次の通り。
[設定]>[システム]>[外観]>[外観とサウンド]。
好きなテーマを選んでください。
歴代のテーマを順に紹介するので、ホーム画面の変化を確認してみてください。
まずは初代PlayStationのテーマ。
カーソル移動や決定などのシステム音が聞こえない場合は、設定を変更してください。[サウンド]>[音声出力]>[サウンドエフェクト]。サウンドエフェクトをオンにすることでシステム音が聞けます。
初代PlayStationのテーマでは、ホーム画面上部にPlayStationが現れます。コントロールセンターにも現れます。
PlayStation2のテーマに変えてみます。
PlayStation2は、起動時に現れる柱の集合がモチーフになっています。
PlayStation3のテーマに変えてみます。
個人的には、この「カチッカチッ」というシステム音が気に入っています。
PlayStation4のテーマに変えてみます。
テーマは、Welcomeハブのウィジェットに反映させることもできます。
Welcomeハブの設定を開き、[システムの外観をウィジェットに適用する]を有効にします
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PS5 のテーマ機能で「歴代PS」のホーム画面を設定する方法
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3. 文字の大きさやハイコントラストを変える
続いて、ホーム画面に表示される文字の見やすさをカスタマイズしていきます。
「初期状態だと文字が読みにくい」と感じる人は、次のように操作してください
[設定]>[アクセシビリティ]>[表示とサウンド]。
文字の大きさは4段階で調整できます。文字の太さも変えられます。ここで変更した設定は、ホーム画面にも反映されます。ホーム画面やWelcomeハブの文字が小さくて読みにくい場合は、大きくしたり、文字を太くしてみましょう。
ハイコントラストを有効にするかどうかも設定できます。有効にすると、明るい部分と暗い部分の差が大きくなり、文字が読みやすくなります。ただし、Welcomeハブの背景も暗くなってしまいます。好きなキャラクターを背景に設定した人は、ハイコントラストを無効にしておくことをおすすめします。
ちなみに、この下の「有効な設定にチェックマークを表示」をONにすると、設定が有効なのか無効なのかの区別がつきやすくなります。こちらもあわせて設定しておきましょう。
4. お気に入りのゲームを常に表示する
PS5 のホーム画面は、ゲームやアプリを合計14個まで表示できるようになっています。
起動時はWelcomeハブにカーソルが置かれ、左端の2つは「PlayStation Store」「PlayStation Plus」で固定、右の方にはゲームやアプリのアイコンが並んでいます。右端には「ゲームライブラリー」が固定表示されています。固定表示される要素が4つあるので、ゲームやアプリは最大で10個まで表示される、ということになります。
ゲームアイコンは、最近 起動・インストールしたものが左端に並び、古いものは右に移動していきます。11個目以降はゲームライブラリーに自動的に移動されてしまいます。起動したいなら、ライブラリーまで探しにいかなくてはなりません。これだと、お気に入りのゲームを起動するのが手間ですよね。
ゲームアイコンの並び順は自分で変更することはできませんが、特定のゲームを表示し続けることなら出来ます。ゲームやアプリを選択した状態でオプションボタンを押して、[常にホームに表示]を選択します。これで、お気に入りのゲームがライブラリーに移動されることがなくなりました。
[常にホームに表示]を適用できるのは、最大で5つのゲーム・アプリ。適用したあとも、しばらく起動しないと右に移動していきます。今後は好きな位置に固定表示したり、並び順を変えられるようになると良いですね。
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5. ホーム画面のミュージックを OFF にする
1つ前の設定で、ゲームアイコンにカーソルをあわせたときに、「勝手に音楽が大音量で流れて騒々しい」と思いませんでしたか?
この音楽は設定で止められます。
[設定]>[サウンド]>[音声出力]>[ホーム画面のミュージック]。「ホーム画面のミュージック」を OFF にすると、ゲームアイコンにカーソルを合わせたときに流れる音楽を停止できます。
6. 好きな音楽を BGM として流す
好きな音楽を BGM として流す。
「ホーム画面のミュージック」を OFF にすると、BGM も止まってしまいます。「音楽が流れていないと寂しい」のであれば、音楽ストリーミングアプリで BGM をかけてみましょう。
PS5 が対応している音楽ストリーミングアプリは「Spotify」と「Apple Music」。
まず、ホーム画面のメディアタブから[すべてのアプリ]を選択。Spotify か Apple Music をダウンロードします。Spotify は無料で利用できるので、Apple Music に加入していない方はそちらを利用してみてください。
ログインして好きな楽曲やポッドキャストを探します。「検索」>「ゲーム」ジャンルを選択すると、人気ゲームの楽曲がいくつか見つかります。
音楽を流したら、その状態でホーム画面に戻ってみてください。音楽が流れたまま操作ができます。
音楽が流れている間は、システム音も消えてしまいます。カーソル移動が知覚しにくいと感じたら、「ホーム画面のハプティックフィードバック」を有効にしてみてください。カーソル移動にあわせてコントローラーを振動させることができます。
[アクセシビリティ]>[コントローラー]>[ホーム画面のハプティックフィードバック]をONにします。カーソル移動時だけでなく、お知らせを受け取ったときなども振動します。
下の関連設定で、振動の強さを変更できます。カーソル移動の振動が強すぎると感じたら弱めてください。なお、振動の強さはホーム画面だけでなくゲーム内にも反映されます。
音楽の音量は、コントロールセンターで調整できます。PS ボタンを押して、コントロールセンターの音楽ストリーミングアプリのカードを選択。ここで音量を調整できます。
曲を変えたいときは、コントロールセンターを開いて「ミュージック」を選択。「ミュージック」を選択すると他の楽曲を選択できます。
音楽は、ホーム画面だけでなくゲーム中も聞けます。
ちなみに、ゲーム中にPSボタンを素早く2回押すと、最近使用したカードをすぐに表示できます。音量の調整や曲をスキップしたいときは、このクイック操作を覚えておくと便利です。
7. コントロールメニューを変更する
さいごに、ホーム画面から少し離れますが、コントロールメニューのカスタマイズもご紹介しておきます。
PSボタンは、長押しするとホーム画面に戻り、短く押すと画面下部にメニューが表示されます。このメニューが、コントロールメニューです。
コントロールメニューには多くの項目が表示されていますが、減らすことが可能です。
PSボタンを押してコントロールメニューを表示後、いずれかのアイコンにフォーカスをあてて、オプションボタンを押します。
カスタマイズ画面に移ります。並び順を変えたり、使わない項目を非表示にしたりができます。
なお、「電源」などの基本となる 6 項目は非表示にできません。
PS5 で出来ないカスタマイズは?
この記事では、PS5のホーム画面をカスタマイズする方法をまとめてご紹介しました。
逆に、現段階では出来ないカスタマイズも簡単にご紹介しておきます。
まずWelcomeハブですが、これは非表示にはできません。PS5を起動すると必ずWelcomeハブにカーソルが置かれた状態になります。設定した背景はWelcomeハブのみに反映され、ホーム画面全体に反映させることはできません。
PS4のテーマ機能のように、専用のBGMを流したり、アイコンのデザインを変えるといったこともできません。
Welcomeハブの隣に並ぶゲームアイコンに関しては、並び順を変えることはできません。ホーム画面に常に表示させることはできるものの、特定の位置に固定表示することはできません。
ゲームアイコンにカーソルをあわせると、その下に関連情報が並びます。この中でも多くのユーザーを困らせるのが、「ゲームの進行度」です。ゲームの進行度はネタバレにつながると思いますが、残念ながら非表示にすることはできません。その他の関連情報を個別に非表示にしたり、並び順を変えることもできません。
PS5はできることが多いですが、「あと一歩」と思う面もあります。今後のアップデートで使い勝手がさらに良くなることを期待しましょう。