2028年1月以降に発売されるプレイステーション向けの新作ゲームは、ディスク版で販売されなくなります。今後は、ダウンロード版のみの販売となります。
PlayStation公式発表はこちら:https://blog.ja.playstation.com/2026/07/01/20260701-playstation-physical-disc-production-announcement-o/
誤解されやすい2つのポイント
今回の発表で、誤解されやすい点が2つあります。
1つ目は、すでに発売されているディスク版ソフトには影響がないことです。
今店頭に並んでいるパッケージ版ソフトが回収されるわけではありませんし、購入済みのディスクが使えなくなるわけでもありません。
2028年以降も、対応するハードで引き続き遊べます。
2つ目は、店頭販売が完全になくなるとは限らないことです。
公式が発表したのは、あくまでディスク生産の終了です。「今後も、販売店やPS Storeなど、お客様が希望する購入方法を提供する」と説明しています。
つまり、ダウンロードコードを封入したパッケージ版、いわゆるコードインボックスや、ダウンロードカードという形で、店頭で購入できる仕組みは残る可能性があります。
ディスク版廃止後も影響のないもの
ディスク廃止後も、本体容量の消費に関しては変わりありません。
現在のPS5のディスク版は、ゲームデータを本体ストレージにインストールして遊ぶ仕組みになっています。つまり、ダウンロード版と同じく本体やSSDの容量を消費するのです。
これは、ディスク版が廃止された後も変わりません。空き容量の管理は、これまでと同じです。
ディスク版廃止の影響
逆に、私たちに影響のある大きな変化は次の3つです。
中古売買ができなくなる
1つ目は、中古売買ができなくなることです。
ディスク版であれば、「中古で安く手に入れ、遊び終わったら売って次の軍資金にする」というサイクルができました。ダウンロード販売のみになることでこれができなくなります。
その結果、新作ソフトの購入ハードルも上がってしまいます。
PS5の新作ソフトは、1万円近い価格になることも珍しくありません。
これまで、ディスク版なら「期待して買ったものの、思っていたのと違った」という場合でも高値で売却できましたが、ダウンロード版ではそういったリスク回避ができません。
セールを待つという手もありますが、その間に熱が冷めてしまうかもしれないですよね。「思い切ってフルプライスで買うか、セールまで我慢するか」の2択になってしまうのです。
貸し借りができなくなる
2つ目は、友達との貸し借りができなくなることです。
ディスク版なら、ただ相手にディスクを渡すだけで貸し借りができます。一方のダウンロード版は、購入したアカウントに紐づいているため、ソフトの貸し借りができません。
「これ、面白いから遊んでみて」と感想を語り合いながらゲームを共有することができなくなるのは、ディスク版が廃止される大きなデメリットではないでしょうか。
所有欲を満たせなくなる
3つ目は、所有欲を満たせなくなることです。
ディスク版の魅力は、パッケージだけでなく、ディスクそのものも含めてコレクションできることにあります。
ディスク廃止後も、コードインボックスとしてパッケージが残る可能性はありますが、そこに物理的なディスクは入っていません。
「ゲームを物理的に所有している」という実感が薄れてしまう点は、コレクターにとって大きな喪失感につながるかもしれませんね。
今後どうなる?
では、ディスク版の廃止によって、今後はどのような展開になっていくのか。予想していきます。
「PS6」のディスクドライブ
まず気になるのが、次世代機「PS6」のディスクドライブがどうなるのかです。
個人的には、PS5のディスク資産を活かすことも考えると、ディスクドライブは何らかの形で残すのではないか、と考えています。本体はデジタル・エディションのみを販売し、必要な人だけディスクドライブを後から購入する形です。現在のPS5の着脱式ディスクドライブのようなイメージですね。
店頭での販売形態
次に気になるのが、店頭での販売形態です。
冒頭でもお伝えした通り、ゲームショップなどでは、2028年以降に発売されるソフトに関しては、ディスク入りのパッケージ販売がなくなります。代わりに「ダウンロードカード」や「ダウンロードコードを封入したパッケージ版」が並ぶようになるかもしれません。
これによって、しばらくは「パッケージ版を買ったのに、ディスクが入ってない」と戸惑う方が出てくるかもしれません。
ソフトの価格
最後に、ソフトの価格についてです。
ディスク生産が終了することで、製造コストや流通コストが削減されます。その分、ソフトの価格を下げるなどしてユーザーに還元してくれれば嬉しいですね。
ゲーム開発費そのものも年々高騰しているため、もしかしたら値下げ自体は難しいかもしれません。それでも、この変化が少しでもユーザーにとってプラスになることを期待したいです。
今後PSに求める改善点
今回の発表を受けて、私がプレイステーションに求めることは、サポート体制の拡充です。
返金制度の導入
たとえば、スチームのような返金制度の導入です。
現在のプレイステーションでは返金は簡単ではありませんが、一定の条件のもとで返金できる仕組みがあれば、「思っていたのと違う」という購入後の不安を減らすことができます。
体験版の拡充
返金制度が難しくても、せめて体験版の拡充は実施してほしいです。
現在はごく一部のゲームしか対応していませんが、ディスク廃止後は、より多くのソフトで体験版が配信されるようになれば、購入のハードルも下がるのではないでしょうか。
まとめ
さいごに、今回の内容をまとめます。
2028年以降に発売される新作ゲームは、ダウンロード版のみの販売となります。
それによって、中古売買や貸し借り、そして物理的な所有といった、ディスク版ならではの魅力は失われていくでしょう。
その分、返金制度や体験版の拡充など、ダウンロード版だからこそ実現できる新しいサポートにも期待したいですね。












