PowerAから、公式ライセンスを取得したPlayStation Portal 用の保護フィルムが販売されました。
貼った感想を先に言うと「期待外れ」でした。この記事でその理由を詳しくお伝えします。PowerA の保護フィルムが気になっている方は、購入前にぜひご一読ください。
この記事で紹介するアイテム
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「PowerA 液晶保護フィルムキット for PlayStation Portal」の特徴と同梱品
アメリカのゲーミングアクセサリーブランド「PowerA」が販売している、PlayStation Portal 用の液晶保護フィルム。PlayStation 公式ライセンスを取得しています。
さまざまなメーカーがPS Portal 用の保護フィルムを販売していますが、PlayStation 公式ライセンスを取得しているのは、今のところ「PowerA」と「HORI」だけ。
価格は税込 2,200 円。アメリカでは 13 ドル(おそらく税抜き)で販売されているので、ほぼ為替通りです。国内で販売されている保護フィルムは 1,000円 台のものが多いので、それらと比べると高いかと思います。
ちなみに、 HORI の保護フィルムは 2,990円です。こちらは「画面がキレイに見える」という付加価値が付いています。
同梱品は、
- 液晶保護フィルム2枚
- マイクロファイバークリーニングクロス
- 取り付けをサポートする「アプリケーター」
- 取扱説明書
です。
保護フィルムは 2枚 入っています。貼るときに失敗したり、使用中にフィルムが破損しても、すぐに新しいものに交換できるので安心ですね。
保護フィルムは、光の反射や映り込みを最小限に抑える「アンチグレアフィルム」という加工がされているタイプ。実際の画面の見やすさは、後ほどお伝えします。
クリーニングクロスはライセンス品のためPlayStationのロゴが入っています。保護フィルムを貼る前に、画面のホコリや汚れを拭き取るために使います。Switchのクロスと比べると厚みはなく、やや固めで、ごわごわした印象です。
こちらの「アプリケーター」と呼ばれるカードは、フィルムを画面に貼ったときにできた気泡を押し出すためのもの。言ってしまえば、ただの厚紙です。
保護フィルムの貼り方が記載された説明書も付いています。日本語で書かれています。
保護フィルムの特徴と同梱品の紹介は以上です。
「PowerA 液晶保護フィルムキット for PlayStation Portal」の貼り方
まず、保護フィルムの貼り付け位置や、貼り付ける面を確認します。保護フィルムには、裏表や上下があるので、間違わないように注意しましょう。
保護フィルムには「A」と書かれた赤のラベルと、「B」と書かれた青のラベルがあります。
赤のラベル側が液晶画面に貼りつける面です。赤のラベルが PS Portal の上面に、青のラベルが底面側になるように貼ります。
貼り付け位置を確認したら、付属のクリーニングクロスで画面のホコリや汚れを拭き取ります。
保護フィルムの赤いラベルを剥がし、粘着面を端からゆっくり貼ります。
気泡ができたら、付属のアプリケーターで外に押し出します。
粘着面を貼り終わったら、青いラベルをつまんで表面のフィルムを剥がします。強く引っ張ると保護フィルムごと剥がれてしまうので注意が必要です。
貼り付け作業は以上です。
もし貼るのに失敗した場合は、粘着テープを保護フィルムの端に貼り付けて、めくり上げると剥がれます。
「PowerA 液晶保護フィルムキット for PlayStation Portal」を使った感想
海外のレビューでは「気泡がすごく入る」とありました。それを事前に見て慎重に貼ったため、思ったよりも気泡は入っていません。ただ、細かい気泡は入ってしまいました。
画面の端の方も浮いてしまい、気泡が入っています。
PS Portal は画面が大きく、保護フィルムを貼るのが非常に難しいです。位置が少しでもずれると、私のように端の方に気泡が入ってしまいます。
位置ズレが起きないようなガイドがあればと思いました。気泡が入りにくい加工(気泡レス)も欲しかったです。
気泡も気になりましたが、冒頭で「期待外れ」と言った最大の理由は、画面の見にくさにあります。
画面越しだと気づきにくいかもしれませんが、貼る前に比べて、鮮明さが明らかに落ちています。
ゲームをプレイしてみると、映像の輪郭がぼやけて見えます。
剥がした保護フィルムを見てみると、かなり透明度が低いことがわかります。
実際に保護フィルムを半分に切って、貼った状態と貼ってない状態で比較してみます。
右半分は保護フィルムを貼ってない状態、左半分は貼った状態です。
貼ってある方は、全体的に白みがかったように濁り、黒が引き締まって見えません。これはアンチグレアフィルムの特性なので、ある程度は仕方ないのかもしれません。
画面のギラツキは抑えられているので、目の疲れは軽減されていると思います。光の反射もしっかり抑えています。貼る前に比べて、室内の照明や映り込みは最小限に抑えられています。
ですが、画面は全体的にボヤけてしまっています。画面が見にくくなるのが嫌なら、このフィルムを貼るのはおすすめしません。これが許容範囲内と考えるのであればぜひ使ってみてください。
なお、タッチ操作は問題なくできました。
タッチパッドも通常通りです。貼ってから反応が悪くなる、といったことはありません。
まとめ
この記事では「PowerA の PS Portal 用 保護フィルム」をご紹介しました。
ライセンス品だったので過剰に期待してしまった面もありますが、正直 おすすめはできません。気泡が入りやすいうえに、画面が見にくくなります。
これを買うくらいだったら、1,000 円前後で売っているサードパーティ製の保護フィルムか、3,000 円の HORI の保護フィルムの方が良いと思います。
ちなみに、PowerA は PS Portal 用の保護ケースも販売しています。こちらはおすすめできます。別の記事で紹介しているので、気になった方はチェックしてくださいね。
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