iPhone は、「iOS 16」で Nintendo Switch のコントローラー「 Joy-Con 」や「プロコン」とペアリングできるようになりました。これにより、iPhone アプリでゲームをするとき、Joy-Con やプロコンでの操作が可能になります。
iPhone で Joy-Con をペアリングするには、Joy-Con をペアリング待ちにしてから、［設定］＞［Bluetooth］で Bluetooth をオンにして、画面に表示される「Joy-Con（R）」「Joy-Con（L）」をそれぞれタップするだけ。
この記事で、詳しいペアリング手順のほか、Joy-Con のボタン割り当ての変更方法、バッテリー残量の確認方法について詳しく解説します。iPhone のゲームアプリを Joy-Con で操作したい方は、ぜひご参考にしてください。
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iPhoneでJoy-Conを使うための準備
iPhone は、2022年9月13日にリリースされた「iOS 16」で Nintendo Switch のコントローラー「 Joy-Con 」や「プロコン」とペアリングできるようになりました。
Apple の公式サイトには、iOS 16 の新機能を紹介するページがあり、その中の「バディコントローラ」という項目で Joy-Con が使えることを間接的に示しています。
ゲームのプレイ中にサポートが必要な時は、2台のコントローラを1台にまとめましょう。2台のワイヤレスゲームコントローラをリンクさせ、1人のプレイヤーを操作。
そのため、iPhone で Joy-Con やプロコンを使うには、iPhone を iOS 16 以降にアップデートする必要があります。
iOS 16 以降にアップデートするには、iPhoneの［設定］＞［一般］＞［ソフトウェア・アップデート］の順にタップするとできます。
ペアリング手順と解除方法
iPhone と Joy-Con は、［設定］＞［Bluetooth］でペアリングの登録・解除ができます。
ペアリングする
iPhone で Joy-Con をペアリングするには、まず、Joy-Con をペアリング待ち状態にします。
ペアリング待ち状態にするには、Joy-Con のレール部分 中央にある「シンクロボタン（黒い丸の小さなボタン）」を長く押してください。すると、コントローラーのランプが点滅しはじめるので、指を離してください。
この状態で、iPhone を操作します。iPhoneのホームから「設定」をタップし、一覧から「Bluetooth」を選択して「Bluetooth」設定画面を表示してください。このとき、Bluetoothが OFF になっていたら、ON にしましょう。
Bluetooth設定画面を見ると、「Joy-Con（R）」「Joy-Con（L）」が表示されるので、1つずつタップしてペアリングします。「接続済み」と表示されれば、正常にペアリングができています。
以上で、iPhone と Joy-Con のペアリングが完了です。
※ゲームによっては、操作方法を「タッチスクリーン」から「コントローラー」に切り替える必要があります。操作できない場合は、お使いのアプリの設定を確認してください。
ペアリングを解除する
Joy-Con を「iPhone」ではなく「Switch」で使いたいときは、一度、Joy-Con と iPhone のペアリングを解除しましょう。
ペアリングの解除は、Switch 本体に Joy-Con を挿すことでできます。
または、iPhone のホームから［設定］＞［Bluetooth］で Bluetooth をオフにするか、画面に表示されている「Joy-Con（R）」「Joy-Con（L）」の右端のアイコンをタップし、「接続解除」を選択してください。
Joy-Con のシンクロボタンを押すと電源が切れるので、これでペアリングを解除することもできます。
ペアリングができない原因と対処法
iPhone と Joy-Con のペアリングができないときは、
- iOSが古い
- Switchと接続している
- Joy-Conの充電がない
などが原因として考えられます。それぞれの対処法をご紹介します。
iOSが古い
iPhone は、「iOS 16」で Nintendo Switch のコントローラー「 Joy-Con 」や「プロコン」とペアリングできるようになりました。そのため、iOS が古いバージョンだと、Joy-Con はペアリングできません。最新のバージョンにアップデートしてください。
Switchと接続している
Joy-Con がSwitch本体に接続（ペアリング）されていると、iPhone とはペアリングができません。Switch とペアリングしていないかを確認し、もし Switch に接続されていたら、登録を解除するか、本体の電源を切りましょう。
Joy-Conの充電がない
Joy-Con の充電がないと、ペアリングができません。Joy-Con のレール部分 中央にある「シンクロボタン（黒い丸のボタン）」を長く押して、ランプが点滅するかを確認してみてください。点滅しないのであれば、充電中の Nintendo Switch 本体に取り付けて Joy-Con を充電しましょう。
参考リンク：充電のしかた｜Nintendo Switch サポート情報
コントローラーを1台ずつ認識させる方法
iPhone は、左右の Joy-Con を1セットとして認識しますが、1台ずつ認識させることもできます。
コントローラーを1台ずつ認識させるには、「キャプチャーボタン」と「ホームボタン」と数秒間（3秒程度）長押しするだけ。すると、左右のコントローラーを単独のものとして認識できます。
試しに、［設定］＞［一般］＞［ゲームコントローラ］を確認してみると、通常は「Joy-Con（L/R）」と表示されており、左右の Joy-Con を1セットとして認識しているのが分かります。
それが、「キャプチャーボタン」と「ホームボタン」と数秒間 長押しすると、「Joy-Con（L）」「Joy-Con（R）」と表示が変わります（この表示にするには、一度「コントローラ設定を消去」する必要あり）。これは、左右のコントローラーをそれぞれ単独のものとして認識している証拠です。
もとに戻したいときは、再び「キャプチャーボタン」と「ホームボタン」と数秒間 長押ししてください。
キャプチャーのやり方
iPhone と Joy-Con をペアリングした状態でゲームアプリを起動したとき、画面をキャプチャーすることができます。
スクショ（画像）を撮る
スクリーンショット（静止画）を撮るには、Joy-Con の「-（マイナス）」ボタンを2回押します。Switch ではキャプチャーボタンでしたが、iPhoneでは機能しません。
収録を開始・停止する
動画を撮影するには、Joy-Con の「-（マイナス）」ボタンを長押しします。終了するときは、もう一度 長押しします。
ちなみに、時間をさかのぼって動画を撮影することも可能です。この場合、ボタン割り当ての変更で「取り込まれたハイライト」を設定する必要があります。これにより、ボタンを押した15秒前から現在まで遡って、録画データを保存できます。
ボタン割り当ての変更方法
iPhone では、Joy-Con のボタン割り当てをカスタマイズすることができます。
iPhoneのホームから「設定」をタップし、［一般］＞［ゲームコントローラ］の項目を選択。ちなみに、このゲームコントローラという項目は、コントローラーとペアリングしたときのみ表示される項目です。ペアリングしていない状態だと、表示されません。
ゲームコントローラの画面にある「Joy-Con（L/R）」をタップすると、ボタン操作の編集画面が表示されます。この画面で、Joy-Con のバツボタンとマルボタンを入れ替える、といったこともできます。
ただし、ボタンを入れ替えてしまうと、ゲーム画面に表示されたボタンと、実際に押すボタンが違う、といった事態になり、混乱を招きます。ですので、通常はこのボタンの入れ替えはしない方が良いでしょう。もし、ボタンを入れ替えてしまったら、「デフォルトに戻す」を実行してください。
カスタムコントロールの下の方に、ジェスチャ共有という項目があります。ここでは、Joy-Conの「 - （マイナス）」ボタンを押したときのアクションの変更ができます。初期設定では、2回押すとスクリーンショットの撮影、長押しで、画面の収録・停止になっています。
タップすると、他のアクションを選択できます。「取り込まれたハイライト」とは、ボタンを押した15秒前から現在まで遡って、録画データを保存する、というシステム。
常にバックグランドでプレイ内容の録画を行うため、端末のスペックやゲーム内容によっては、パフォーマンス低下の原因になる可能性があるものの、時間を少し戻して、すぐに動画を保存できる便利な機能です。普段からSNSにゲームのプレイ動画を投稿している人は、この設定を覚えておくと良いでしょう。
うまく変更ができない場合は、「プロファイル」から「新規プロファイル」を用意し、そのプロファイルを使用するようにしてください。
バッテリー残量を確認するには
Joy-Con のバッテリー残量は、Switch 本体で確認することができます。ただ、iPhone と ペアリングしているとき、Switch 本体に接続してしまうと、またペアリングをやり直さなくてはなりません。
そんなときは、iPhone 上で Joy-Con のバッテリー残量を確認する方法を覚えておきましょう。
「ゲームコントローラ」で確認する
Joy-Con のバッテリー残量は、［設定］＞［一般］＞［ゲームコントローラ］で表示されています。
「ウィジェット」で確認する
設定からいちいち確認するのが面倒であれば、「ウィジェット」でクイックチェックできます。
ウィジェットで確認するには、まず、iPhoneのホーム画面を右に（左から右へ）スワイプします。
ウィジェットパネルが表示されます。この画面の「編集」ボタンをタップ。続けて「+（プラス）」ボタンをタップします。すると、ウィジェットの追加項目が表示されます。ウィジェットの追加項目に「バッテリー」があります。
これを選択すると、iPhone に接続している機器の「バッテリーの状況」が表示されます。さらに詳しいバッテリー残量は、「バッテリーの状況」を右にスライドさせることで、パーセンテージでの確認ができます。
まとめ
iPhone を iOS 16 以降にアップデートすると、Joy-Con やプロコンが使えます。これにより、使い慣れたコントローラーで iPhone アプリのゲームをプレイできます。
ペアリングは、Joy-Con のシンクロボタンを押して、iPhoneの［設定］＞［Bluetooth］から登録・解除ができます。
iPhone で Joy-Con をつかうときはバッテリー残量が分かりにくく、急に電池 切れになる恐れがあります。それを防ぐためにも、「ウィジェット」の「バッテリー」をホーム画面に追加し、バッテリー残量をすぐにチェックできるようにしましょう。
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