毎年、冬になると「ゲームをしたいのに、寒さで指先が思うように動かない」と困りませんか?
私は極度の末端冷え性なので、温かい部屋にいても指先が冷たくなり、そのまま放置していると霜焼けでひどい痒みに襲われます。
去年の冬は、指先があいてる手袋を装着して過ごしましたが、温かくなるのは手の平や手の甲ばかりで、指先は冷たいまま。冷え対策にはなりませんでした。
そこで見つけ出したのが「ゲーミングてぽっか」という商品。手の甲から指先にかけてヒーターが内蔵されている手袋です。
この記事で、ゲーミングてぽっかの特徴や使い心地を詳しくご紹介していきます。「末端冷え性でゲームに支障が出る」とお困りの方は、ぜひご参考にしてください。
この記事で紹介するアイテム
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「ゲーミングてぽっか」の外見と同梱品
「ゲーミングてぽっか」は、秋葉原を拠点としたアイデア家電メーカー「THANKO(サンコー)」の商品。販売価格は 2,980 円。
手袋のデザインは、市販のゲーミンググローブにありがちな派手さはなく、シンプルで無難な印象。ボタン部分を除けば、指先が空いているだけの何の変哲もない手袋に見えますね。
電源ボタンは手の甲の外側に付いています。この位置なら、机の上に手を置いた状態でコントローラーを操作しても、誤ってボタンを押してしまうことがなさそうです。
生地の表面は、さらっとした手触りになっています。ストレッチ素材で伸縮性があります。
残念ながら防水ではないので、洗濯はできません。説明書には、「汚れがひどい場合は中性洗剤を含まさせた布でやさしく拭く」と記載があります。
手の平にある穴は、通気を良くするためのもの。ヒーターの熱で手が汗ばんでも、湿気を外に逃がしてくれます。
中指と薬指の先端には、フィンガーフックが設けられています。手袋の装着後、反対の手の指をこのフックにかけて引っ張れば、簡単に脱げるようになっています。
手袋のサイズは、手長(手首から中指のつけねまで) 13 cm、手囲い(手の平の一周の長さ) 21 cm。一般的な成人男性の手袋の M サイズ、成人女性の L または LL サイズに相当します。サイズはこの大きさのみです。
こちらは給電用の USB ケーブル。
二股ケーブルなので、1 つのポートで両方の手袋に給電できます。
USB の形状は、電源に接続する方が Type-A、手袋に接続する方が Type-C になっています。
ケーブルの長さは、Type-A 側が約 36 cm、Type-C 側が約 75 cmあります。
実は、この「ゲーミングてぽっか」は去年から発売されており、2024年に発売されたものは改良版。昨年のモデルでは、ユーザーから「USB ケーブルが短い」といった声が多く上がっていたそうで、今年のモデルではそれが改良されています。
こちらは説明書。
使用上の注意や使い方が記載されています。
保証期間は購入日より 6 ヵ月です。
「ゲーミングてぽっか」の使い方
手袋は USB から給電します。「充電式」ではなく「給電式」です。常に手袋と電源をケーブルで繋げなくてはなりません。
まず、左右の手袋の USB Type-C ポートに、付属の USB ケーブルを差し込みます。Type-C プラグには左右がないので、どちらを挿しても通電します。
次に、USB ケーブルを AC アダプターやモバイルバッテリーなどの電源に接続します。
出力は「5V 2.0A」が必要です。ほとんどの USB コンセントやモバイルバッテリーで問題なく利用できると思います。
手袋を電源に接続できると、電源ボタンのランプが点滅します。ランプが点滅しなかったら、電力が足りていない可能性があります。給電方法を変えてみましょう。
続いて、電源ボタンを長押しして電源を入れます。
はじめはボタンが「赤」に点灯します。
ヒーターの温度は 3 段階で調整できます。ボタンの色は温度を表していて、「赤」は 50 ℃、「青」は 45 ℃、「緑」は 40 ℃となっています。電源ボタンを短く押すことで切り替えができます。
ヒーターを切りたいときは、電源ボタンを長押しします。ランプが消灯したら、電源オフになります。
「ゲーミングてぽっか」を使った感想
まずは、ヒーターを付けずに着けてみます。
手袋に指を通してまず気になったのが、締め付け感。小指から人差し指の開口部がやや狭く、第二関節が窮屈な感じがありました。関節の太い人、指の太い人は、きついと感じるかもしれません。
妻にも着けてもらいました。成人女性の平均的な手の大きさよりも小さめなので、少し緩いようです。開口部の締め付け感はありませんが、手袋の中で手が動くので、違和感があるようです。
成人男性の平均的な手の大きさである私が装着した感じでは、全体的な大きさやフィット感はちょうど良く感じました。
着け心地は悪くありません。ただし、いつも着けているニット素材の指なし手袋に比べると分厚く、やや固い印象があります。
指を動かしてみると、少しごわごわした感じがありました。
中指と薬指のフィンガーフック部分は生地の厚みがあるため、指を曲げる動作の邪魔になります。去年のモデルから改良されているようですが、それでも少し気になりました。フィンガーフックは、内側ではなく、外側にあった方が良いと思いました。
電源に接続してみます。
USB ケーブルは途中から二股に分かれています。二股に分かれている部分から手袋までの長さは十分で、両手を広げても余裕があります。コントローラー操作はもちろん、飲み物を取ったりヘッドセットを着脱する動作にも支障はありません。
ケーブルの全体的な長さは、パソコンから電源をとり、モニターと手元がそれほど離れないような場合には不自由がありません。
ですが、PS5 や Switch から電源をとる場合は、ケーブルが短いためにゲーム機から距離を取れません。延長ケーブルやモバイルバッテリーが必須になるかと思います。
ちなみに私は、ゲームをするときはポータブル電源に接続して使用しています。
電源を入れてみます。裏起毛なのでヒーターを付けない状態でも暖かいです。
電源を入れて 10秒 ほどでヒーターが温かくなってきたのを感じました。
数分後、手の甲の部分は、温まったカイロを貼っているくらいに熱を持ちました。寒さで冷え切ってしまった手が、徐々にポカポカと温かくなるのを感じます。
指先が空いているので「冷え対策になるのか」と疑問でしたが、この手袋はちゃんと指の部分までヒーターが通っているので、指先もしっかり温かくなります。
ヒーターの温度は 3 段階で調整できます。一番 温かい「強(50℃)」でしばらく使っていると、低温やけどが心配になるくらい温まりました。なので、はじめは「強」にして、温まってきたら弱める、といった使い方にしています。
温度は左右別々に設定できるので、右手は「強」、左手は「弱」といった使い方もできます。
片手だけヒーターを付けて温めることも可能。私はよく「右手だけ冷たい」ということが起きるので、この仕様は便利だと感じました。
手袋をした状態でコントローラーを握ってみます。
やはり、指の開口部がやや狭いことと、フィンガーフック部分に生地の厚みがあるせいで、指を曲げると人差し指と薬指に圧迫感があります。
頻繁に動かす親指に関しては、まったく支障はありません。
生地の表面はさらっとしていますが、それによってコントローラーが滑って握りにくくなる、といったこともありません。
ケーブルの煩わしさもありません。アストロズプレイルームのような、コントローラーを振ったり傾けたりするアクションを求められるゲームをしても、ケーブルによって行動を制限されるようなことは無かったです。
地味に嬉しいのが、フィンガーフックがあること。反対の手の指をこのフックにかけて引っ張れば、簡単に脱げるようになっています。私の手の大きさだとピッタリサイズなので、このフィンガーフックがないと手袋を外すのがストレスに感じるところでした。
総評
今回は、サンコーの「ゲーミングてぽっか」をご紹介しました。
装着感や使用感など、まだまだ改善の余地はあると思いますが、肝心の温かさに関しては十分に感じました。これで今年の冬は、指先が冷えることなく快適にゲームを楽しめそうです。
私と同じように末端冷え性で困っている方は、ぜひ購入を検討してみてください。ちなみに、去年のモデルは、寒さが本格的になる頃には完売していました。気になった人は早めに購入してくださいね。
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