2025年1月16日、任天堂は Nintendo Switchの後続機となる「Nintendo Switch2」を正式に発表しました。公式サイトでは、本体の外観を確認できる映像を公開しています。
この映像は約2分20秒と短く、詳しい性能などは明らかにされていませんが、ここから読み取れる情報は少なくありません。そこでこの記事では、私が注目した「Switch」と「Switch2」の12の違いをご紹介します。
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違い1. 本体サイズ
Switch2のおおまかな外観は、現行機のSwitchを踏襲しています。本体の横にコントローラーを装着するデザインはそのままに、大きさはSwitchよりも一回り以上大きくなっています。
こちらの映像には、初代SwitchとSwitch2が並んで映っています。この比率が実際のものと同じだとして比較してみます。
すると、横幅が Joy-Con 1個分大きくなっていることがわかります。
Joy-Conの横幅は約3.5cm、初代Switch の横幅は 23.9cmですので、Switch2の横幅は27.4cm前後、もしかしたら30cm近くになりそうですね。
違い2. 画面の大きさ
Switch2は、本体だけでなく画面も大きくなります。
先ほどと同じ映像で、初代SwitchとSwitch2を比較してみます。Switch2は、6.2インチのSwitchよりも2周りほど大きくなっています。
この映像で、Switch有機ELモデルとの大きさも比較してみます。ベゼルは有機ELモデルと同じで細くなっていますが、画面はそれよりも大きくなっています。
有機ELモデルが7.2インチなので、8インチ以上の大画面になりそうです。
画面が大きくなることは確定ですが、液晶がどうなるかはわかっていません。はじめから有機ELになるかもしれませんし、初期モデルは初代 Switch と同じく液晶パネルで、後日、有機ELモデルを出すかもしれませんね。
違い3. 背面スタンドの形状
Switch2の背面には、支えとなるスタンドが搭載されています。このことから、Switch2でもテーブルモードができることが分かります。
背面スタンドの形状は、片側だけで支えていた初代Switchよりも幅が広くなっています。背面全体を支えるスタンドになっているので、本体が大きくなっても安定感がありそうです。映像を見る限り、角度調整の自由度も高そうです。
背面全体で支えるスタイルは有機ELモデルと同じですが、スタンドのデザインは異なります。Switch2はスタイリッシュなフレームデザインになっています。
違い4. 本体上部にUSB端子を搭載
Switch2には、本体下部だけでなく、上部にもUSBC ポートが搭載されています。
Switchでは1つだったUSBC ポートが、Switch2では2つに増えます。
SwitchのUSBC ポートは、主に充電ケーブルを挿したり、Switchドックに接続するために使用していました。Switch2の下部も同じような使い方をすると思われます。上部のUSBC ポートの使い方は明らかにされていませんが、画面をテレビに出力したり、撮影用のUSBCカメラを接続するためのものかもしれませんね。
違い5. Joy-Conの大きさ
本体の大型化に伴って、Switch2のJoy-Con も一回り大きくなっています。
SwitchとSwitch2を比べてみると、横幅はほぼ変わりませんが、タテは指2本分伸びています。2cmほど長くなっているのではないでしょうか。
ボタンやスティックも少し大きくなっているように見えます。
ボタンの位置は、全体的に少し上の方に移動しています。
違い6. Joy-Conの色
Switch2のJoy-Conは、初代ほどポップな色ではなく黒で統一されています。
Switchの象徴的だったネオンカラーとネオンブルーは左右それぞれのアクセントとして使われ、彩度も低く落ち着いた印象になっています。
本体にセットされているJoy-Conはこの色ですが、色違いが発売される可能性は十分にあります。
違い7. Joy-Conの着脱方法
SwitchのJoy-Conは、本体のレールに沿って上下にスライドさせて着脱していました。
Switch2ではレールが廃止され、横から本体の端子に差し込みます。
映像を見る限り、着脱時に本体に吸いつくようになっているので、マグネットで吸着させているのかもしれませんね。
違い8. ホームボタンの下に新たなボタン
Switch2の右側のJoy-Conをよく見ると、ホームボタンの下に謎のボタンがあります。このボタンはSwitchにはありません。
このボタンの名称や機能は明らかにされていません。機能を示すマークもありません。機能を秘密にするために、今の時点では消しているのかもしれません。
違い9. Joy-Con 側面に新たなセンサー
Switch には、右側の Joy-Con に「モーションIRカメラ」が搭載されていました。このカメラは、カメラが捉えた動きをゲームの中に伝えるという役割がありました。
Switch2のJoy-Conには、「モーションIRカメラ」が見当たりません。ところが、映像を確認してみると、Joy-Con 側面の接続端子付近に、新たなセンサーのようなものが確認できます。もしかしたら、これが「モーションIRカメラ」の変りとなるかもしれません。
さらに映像を見てみると、このセンサーを下にして、マウスのように動かしているシーンがあります。Switch2の新しい遊び方として、このセンサーが活躍しそうですね。
違い10. Joy-Con ストラップの形状
Joy-Con に取り付けるストラップ部分の形状も異なります。
Switch2 の Joy-Con ストラップは真ん中がくり抜かれていて、Joy-Conを横からはめ込むタイプになっています。おそらくですが、マグネットで吸着させています。
SwitchのJoy-Conストラップは、レールに沿って上下にスライドさせていました。横からはめ込む方が着脱がカンタンそうですね。
映像を見ると、ストラップの上部にはボタンがあります。もしかしたら、ストラップをロックするためのボタンかもしれません。
違い11. Switch ドックの形状
初代Switchのドックは、角に若干の丸みのある長方形でした。有機ELモデルも同じ形状です。
Switch2 のドックは、角の丸みが大きくなり、ラウンド型になっています。
映像を見る限り、横幅は画面の大きさと同じくらいなので、Switchドックよりも横に長くなりそうです。
違い12. 対応ソフト
Switch2は、Switch2向けに発売されるソフトはもちろん、現行のSwitchソフトもプレイできます。今持っているSwitchのソフトはSwitch2でも遊べる、というわけです。ソフトの形式は、パッケージ版とダウンロード版の両方に対応するとのことです。
逆に、現行のSwitchだと、Switch2専用ソフトは遊べません。今後発売されるソフトのうち、どの程度がSwitch2専用となるかは不明です。
まとめ
今回 私が注目したSwitch2の違いは次の12項目。
- 本体サイズ:初代Switchよりも一回り以上大きい
- 画面の大きさ:7.2インチの有機ELモデルよりも大きい
- 背面スタンドの形状:スタイリッシュなフレームデザインに
- 本体上部にUSB端子を搭載:USBC ポートが上下2つに
- Joy-Conの大きさ:タテが指2本分伸びる。ボタンやスティックも大きい
- Joy-Conの色:初代ほどポップな色ではなく黒で統一
- Joy-Conの着脱方法:横から本体の端子に差し込む
- ホームボタンの下に新たなボタン:名称や機能は不明
- Joy-Con 側面に新たなセンサー:「モーションIRカメラ」の変り(?)
- Joy-Con ストラップの形状:Joy-Conを横からはめ込むタイプに
- Switch ドックの形状:角の丸みが大きくなりラウンド型に
- 対応ソフト:Switchソフト+Switch2専用ソフトが遊べる
Switch2のスペックや発売日、価格、ローンチタイトルといった情報は発表されていません。4月2日の「Nintendo Direct」で詳細が明かされます。続報を待ちましょう。
なお、2025年4月26日・27日には、幕張メッセでNintendo Switch2の体験会が開催されます。既に抽選受付が開始されているため、気になる方は応募してみてください。