今回は、Apple製品で世界シェアを誇るベルキンの Switch 2ケースをレビューします。
単なる持ち運び用のケースではなく、なんと10000mAhのモバイルバッテリーが最初から内蔵されています。これ1つで外出先でのバッテリーの悩みを解消してくれる製品です。
この記事で紹介するアイテム
ケースの外観・機能・基本性能
はじめに、ケースの外観や機能といった基本的なスペックを見ていきます。
上品で高級感のある質感
まず目を引くのが、このピスタチオグリーンの色味。爽やかさと落ち着きを兼ね備えた絶妙なカラーです。ほかにも、チャコールグレー、サンドホワイトがありますが、いずれも性別を問わず、誰でも使いやすい色合いです。
表面の質感も非常に高いです。少しざっくりと編み込まれた布地素材になっていて、柔らかい手触り。立体的なざらざら感がありつつ、どこか滑らかさもある。上品で高級感のある質感です。
前面には、バッテリー残量が一目でわかる液晶画面が付いています。
サイズ・重さを純正ケースと比較
大きさは、任天堂の純正ケースと比べると一回りほど大きいです。10000mAhのバッテリーが内蔵されているため、厚みも1.5倍近くあります。
ケース単体の重さは、純正が189g。対してベルキンは、750gあります。
ずっしりとした重さはありますが、持ち運びがしやすいように、丈夫で厚みのあるハンドルが付いています。Switch 2を入れた状態でも手に食い込みにくく、持ちやすいです。これは純正ケースにはない大きなメリットですね。
バッテリー一体型スタンドの仕組み
中央の底面には、モバイルバッテリーが収まっています。手前にはSwitch 2と接続するための端子があり、これがバッテリーと一体型のスタンドになっています。
このスタンドを起こすと、それに連動してコネクタも一緒に起き上がる仕組み。
この状態でSwitch 2本体をセットすれば、すぐに充電が開始されます。充電が始まると、前面の液晶画面にケース本体のバッテリー残量が%で表示されます。
スタンドをパタンと倒せば、充電したままケースにすっぽり収まります。
上下左右には肉厚なゆとりがあります。純正品はかなりスリムな設計なので、本体を守るという安心感に関しては、ベルキンのケースが一枚上手。
端子部分は単体で前後に動くため、本体を取り出す際に無理な負荷がかかって曲がってしまう、といった心配はありません。
面白いのが、このバッテリーとスタンド部分を丸ごと取り外しできること。強力なマグネットで吸着しているだけなので、戻すときもピタッと気持ちよく固定されます。
ケースから取り出せば、これ単体で独立した充電スタンドとして使えます。スタンドの角度は、Switch 2本体と同じフリーストップ式。自分の好きな角度に無段階で調整できるのが便利です。
本体以外の収納力とAirTag隠しポケット
ゲームカードを収納するフラップですが、ふっくらとしていてクッション性が非常に高いです。純正品と比べても2倍以上の厚みがあります。
カードは最大12枚収納可能。たくさんのソフトを持ち運びたい人には嬉しい大容量。
上部のメッシュポケットは、厚みのある小物は入りませんが、有線イヤホンやJoy-Conストラップ、クリーニングクロスなどを綺麗にまとめておけます。
さらに、AirTagを忍ばせられる隠しポケットも用意されています。万が一の紛失でも安心の嬉しい工夫ですね。
本体カバーとの干渉を検証
続いて、Switch 2本体に保護カバーをつけた状態でケースに収納できるかを検証していきます。
グリップ付きハードカバーの場合
まずは、グリップ付きのハードカバー。
このタイプのケースは、背面のグリップがケースに干渉し、フタが閉まらなくなってしまいます。
グリップなし薄型カバーの場合
では、グリップがないタイプなら大丈夫なのかというと、そうでもありません。
ケース自体にはギリギリ収まるのですが、そもそもカバーをつけると、その厚みのせいで端子が奥まで挿さらなくなってしまいます(充電ができない)。
数種類のカバーで試しましたが、今回の検証範囲では、いずれも充電ができない、またはケースに収まらない、という結果でした。このケースを使うときは、本体にカバーをつけない、裸の状態で使用するのがベストです。
充電時間・充電中の入出力を計測
ここからは、充電時間や実際の出力など、一歩踏み込んだ検証をしていきます。
ケース本体への充電時間と出力
まずは、ケース本体への充電時間です。Switch 2純正のACアダプターを使用して、バッテリーが0%から100%になるまでを計測しました。
結果は以下の通り。
- 開始から1時間経過した時点:63%まで充電
- フル充電にかかった時間:およそ2時間10分
充電中の出力を電流チェッカーで確認したところ、28W前後という高い出力を記録。10000mAhという大容量のわりには、この高い入力ワット数のおかげで、比較的スムーズに充電が完了した印象です。
これだけ早く溜まるのであれば、使い終わった後にサッと繋いでおくだけで、次の外出までにはバッチリ満タンになってくれそうですね。
ケース → Switch 2への充電時間と出力
次は、このケースを使用して、Switch 2本体のバッテリーが0%になった瞬間から、フル充電になるまでの時間を計測しました。
結果は以下の通り。
- 開始から1時間経過した時点:49%まで充電
- フル充電にかかった時間:およそ2時間半(ほぼ満充電となる99%で自動給電終了)
充電完了後、ケース側のバッテリー残量は19% まで減っていました。つまり、0%のSwitch 2本体をほぼフル充電するのに、ケース側のバッテリーを81% 消費した、ということになります。
Switch 2を最大1.5回分チャージできる、という公称値の通り、確かな実力を証明してくれました。
充電中の出力を計測したところ、11W前後という最適な数値で安定して推移していました。
同時充電(パススルー充電)の挙動
さいごに、自宅やホテルに戻ったあとに気になる、パススルー充電の挙動をチェックしていきます。
結果は、コンセントからの入力が 27W前後 を記録。
そこからSwitch 2本体へは、 12W前後 の出力でパススルー給電されていることが確認できました。ケースを挟んでも、コンセントに挿すのと同じ速度でSwitch 2が充電できています。
これなら、旅行先のホテルでコンセントが1つしか空いていなくても、寝る前に接続するだけで、翌朝にはケースも本体もフル充電の状態で遊びに行くことができますね。
充電中のケース内の温度変化を検証
実際に使用するうえで心配なのが、電圧や充電時間だけでなく、やはり熱の問題ですよね。
この製品は、ケース側のバッテリーとSwitch 2本体が密着した状態で、ケースという密閉空間に長時間置かれることになるため、安全性が気になる方も多いと思います。
温度計測の検証環境と条件
そこで今回は、デジタル温度計を使用して、ケース内部の温度変化を詳しく計測してみました。狙った場所の熱をピンポイントで捉えられる金属センサーを使い、2箇所を同時に計測しています。
温度1: 本体背面とケースのバッテリーが重なる場所(最も熱がこもりやすい場所)
温度2: フラップとメッシュポケットの間の空間(ケース内の空間温度)
ケース内部の温度変化
充電開始から1時間15分が経過したとき、最も熱がこもる温度1は、35度付近まで上昇。ただその後、36度を超えることはありませんでした。
そして開始から2時間後、Switch 2への充電が完了したため、給電もストップしました。そのときの結果は以下の通りです。
- 温度1:34.2℃
- 温度2:31.4℃
最も熱がこもる場所でも34.2℃と、人間の体温よりも低い温度に抑えられています。密閉空間での充電としては、驚くほど発熱が少ないと言えますね。
実際には、夏の屋外など直射日光にさらされる環境も想定されますが、このケースに関してはそこまで神経質になる必要はなさそうです。
というのも、この製品には、温度監視や過電圧保護,、短絡検知といった、6つのインテリジェントセンサーによる安全設計が施されているからです。
内部の状況をセンサーが常にチェックし、万が一熱がこもりすぎた場合でも、自動で制御してくれる。このあたりの安全性へのこだわりは、これまで数多くの充電器を送り出してきた、ベルキンならではの技術力の高さの証明と言えますね。
総評:このケースは「買い」か?
今回紹介した、ベルキンのバッテリー搭載Switch 2ケース。
最大のデメリットは、やはり重さとサイズです。
ケース単体で750g、本体を入れると1キロを超えるため、純正ケースのような軽快さはありません。お気に入りの本体カバーをつけたまま使えない点も、人によってはネックになります。
ですが、それさえ気にならなければ、間違いなく「買い」です。
10000mAhの大容量バッテリーを内蔵し、外出先でもSwitch 2を最大1.5回分チャージできる、確かな実力。コンセント1つで本体とケースを同時に急速充電できる、優秀なパススルー機能。
そして、密閉空間での充電でありながら、温度上昇をしっかり抑え込む、ベルキンならではの圧倒的な安全設計。
これだけの強みが、この堅牢なケース1つにすべて凝縮されています。
実はこのケース、企業様から提供していただいたのですが、あまりに気に入ったので、こちらのチャコールグレーも自腹で購入してしまいました。
ピスタチオグリーンとはまた違う、シックなカッコよさがありますよ。
外出先でのバッテリー切れに悩まされている方は、間違いなく満足できるクオリティですので、ぜひチェックしてみてくださいね。

































