小さな子でも楽しめるボードゲームはいろいろありますが、低年齢向きでも「3歳~」となっているものがほとんど。2歳児向けのボードゲームは、ほとんど存在しません。探してもなかなか見つからないですよね。
でも、数は少ないですが、2歳児でも楽しく遊べるボードゲームはちゃんとあります。
そこでこの記事では、対象年齢が2歳児となっていて、ウチの子も楽しく遊べたおすすめのボードゲームをピックアップ。子どもとボードゲームで遊びたいと考えているママ・パパはぜひご参考に。
2歳児向けボードゲームの特徴
2歳児向けのボードゲームは、
- パーツが大きめ(誤飲防止)
- 色や絵がはっきりしている
- ルールが単純
といった特徴があります。
たとえば、対象年齢が2歳~となっているボードゲーム「マイファーストゲーム・果樹園」では、フルーツのパーツを使います。このパーツは、かなり大きめに作られています。誤飲を防ぐ目的もありますが、大きいので握りやすいことも特徴です。色もハッキリしていて、区別がつきやすいですよね。
このように、対象年齢が「2歳~」となっているボードゲームは、小さい子でも安心・安全に、たのしくあそべるような配慮がされています。
3歳児以上向けのボードゲームだと、パーツが小さくて誤飲の恐れがあったり、2歳児にはルールが複雑で、ゲームとして成立しないことがあります。ですので、2歳児とボードゲームで遊ぶときは、必ず対象年齢にあったものを選ぶようにしましょう。
2歳児でも遊べるボードゲーム
対象年齢が2歳で、ウチの子(2歳児)も楽しく遊べたおすすめのボードゲームは次の通り。
各ゲームについてご紹介します。
1. マイファーストゲーム・果樹園
商品名 | マイファーストゲーム・果樹園 (Meine ersten Spiele - Erster Obstgarten) |
対象年齢 | 2~6歳 |
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 10分 |
難易度 | ★☆☆ |
ブランド | HABA(ハバ) |
「マイファーストゲーム・果樹園」は、カラスに横取りされないように、全員で協力して、果樹園にある4色のフルーツを狩り尽くす協力型ボードゲーム。
商品名に「マイファーストゲーム」とあるように、ルールにそって遊ぶはじめてのボードゲームに最適。ルールはとっても簡単で、参加者同士の勝ち負けもないので2歳児でも楽しく遊べます。
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カラスから果物を守るボドゲ「マイファーストゲーム・果樹園」の遊び方
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2. はじめてのゲーム・フィッシング
遊び方・ルールの動画解説
商品名 | はじめてのゲーム・フィッシング |
対象年齢 | 2歳~ |
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 10分 |
難易度 | ★☆☆ |
ブランド | HABA(ハバ) |
「はじめてのゲーム・フィッシング」は、海の生き物をうまく釣り上げるボードゲーム。サイコロで出た目とおなじ色の生き物をつり竿で釣って、5種類の生き物をすべてそろえた人の勝ち。
釣るだけではなく、釣った魚と同じ色のアイテムパーツを、ボードの型にはめ込んでいきます。色の対応関係を覚えたり、手先の器用さが鍛えられます。
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釣りを楽しむボドゲ「はじめてのゲーム・フィッシング」の遊び方
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3. テディ・メモリー
商品名 | テディ・メモリー |
対象年齢 | 2歳半~5歳 |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 15分 |
難易度 | ★☆☆ |
ブランド | カワダ(Kawada) |
テディベアの絵がたまらなくカワイイ、2歳6ヵ月ごろから遊べるメモリーゲーム。
このゲームは、すべて裏向きに並べられた12組24枚のカードの中から、同じ絵を見つけて集めていきます。
トランプの「神経衰弱」とルールは同じですが、それよりもカードの枚数が少なめ。2歳児でもめくったカードの絵柄や場所を覚えられ、そして程よく忘れられます(大人だとすぐにカードの位置を覚えてしまうので楽しめませんが、子どもには最適なようです)。
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クマの絵をあわせるボドゲ「テディ・メモリー」の遊び方
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2歳児とボードゲームで楽しく遊ぶコツ
ボードゲームに触れたことのない2歳児は、ゲームの遊び方や楽しさが理解できていません。
そんな2歳児とボードゲームで遊ぶときは、
といったことを大人が意識すると良いでしょう。
ルールを覚えるまで根気よく付き添う
大人は、遊んだことのないボードゲームでも、ゲームの基本的な遊び方を心得ています。「順番を決めて、自分の番になったらすることがある」といった当たり前のことは誰でも知っていますよね。
でも、2歳児はそれすら理解していません。はじめてボードゲームで遊ぶときは、まず「順番が回ってくる」「順番が来たら、何かをする」といった基本的なことを、根気よく教える必要があります。
根気よく教えていくことで、みんなで遊ぶときはルールを守る必要があることに少しずつ気づきます。
集中力がきれたら、遊ぶのをやめる
子どもは集中力が長続きしません。2歳児向けのボードゲームは単純なルールのものが多いですが、子どもにとっては難しく、いろいろと頭を使います。ウチの子の場合は、2回か3回くらい遊んだら集中力がきれます。
集中力がきれると、ふざけたり、途中で遊ぶのを放棄します。こうなると子どもも大人も、「ボードゲームは楽しくない」と感じてしまいます(すごく勿体ないです)。ですので、子どもの集中力がきれそうになったら、無理に続けるのではなく、ゲームの途中でも「おしまいにして、お片付けしようか」と言って、いったん終わりにしましょう。
大人が楽しそうに遊び、盛り上げる
一番大切なのが、大人がゲームを盛り上げること。子どもがゲームでうまく行動するたびに、大きく拍手し、「やったー」と大声で喜びを表現します。すると、子どもも大喜びします。逆に、負けたときは、「あぁー」とか「きゃー」などと大げさなリアクションをします。
喜怒哀楽をおおげさに表現して、ときには子どもを優しくサポートしながら遊ぶことで、ボードゲームが盛り上がり、子どもも夢中になって遊べます。
ボードゲームが楽しいものだと感じはじめると、「○○で遊ぼ!」としつこくお願いするくらい好きになります。
まとめ
ボードゲームは、子どものさまざまな力が身につく知育玩具です。
「順番が回ってくる」「自分に番にすることがある」といったゲームの基本的なことが学べるほか、記憶力や集中力、色や形の認識が身につきます。そして何より、親子のコミュニケーションも豊かになり、絆が深まります。
気になるボードゲームがあったら、ぜひ親子で楽しく遊んでみてくださいね。